疲れた心に染み渡る/mei ehara『最初の日は / 午後には残って』

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ベストアルバムの記事を公開し終えると大体その年が始まるというか、実際には前の年とお別れするような感覚があって、その後少しずつ新譜を追いかけ始めるのがここ数年の常なのだが、今年は集計のストレスから狂ったようにドラマを観ていて音楽はあまり聴いてなかったりする。新作ラッシュのおかげかJames BlakeやSharon Van Etten、Deerhunter、Spangle call Lilli lineといった人たちの新譜が僕のApple Musicに積み重なっていているのだが手に取る気力がなく、いつになったら2019年が始まるやらと思っているのだが、mei eharaの新作は狂ったように聴いている。

2013年頃にmay.eの名だった頃に知り、そして一昨年の2017年にmei eharaとしてキセルの辻村豪文のプロデュースで彼女はデビューし1stアルバム『Sway』をリリースした。今作はそれに続く7インチシングルで、ベースに思い出野郎Aチームの長岡智顕、ドラムにT.V. not Januaryの池田俊彦を迎えたスリーピースの編成なのだが、それはもう信じられないほどすばらしく、僕の疲れた心と身体に染み渡る。

may.eだった頃から風呂場で録ったとしか思えないような音響で、他の誰かで例えにくい音楽を作っていた彼女だが、辻村豪文のプロデュースでより立体的/視覚的なサウンドになってきた。今作の印象としてはソロになってからの坂本慎太郎に近い。ひたすら気持ち良いのだが、むしろその限界の見えない感じが逆に怖い。

元々裏方として写真を撮ったり文芸誌を作ったりと音楽以外にも手を広げていて、このジャケットも彼女自身が描いたものなのだが、ある程度何でも自分でやれてしまう彼女だからこそ音楽において他者と関わることで実体が浮かび上がってくるのだと思う。

そんなわけで彼女に習ってここ数年停滞していたこのブログをまったり動かそうと思っています。何かを作り続けることが大事だとを実感しています。ベストアルバムでは大変お世話になりました。今年もよろしくお願いします。

ぴっち(@pitti2210

ネットの音楽オタクが選んだ2018年のベストアルバム 50→1

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2018年のベストアルバムです。

このランキングは僕や仲間が選んだものではなく、510人の音楽馬鹿の2018年のベストアルバムを集計したものです。だからといって絶対的に正しいわけではないし、大層なものでもないのでアーティストに直接結果を伝えるのはやめてください。心臓に悪いので。万が一見てしまったアーティストの方は「こんな馬鹿な奴らがいるのか……」と笑っていただければ。いや、悪口を書いていただいても大丈夫です。見ないようにするので。

最後の50枚です。2018年は楽しかったです。ほんの少しでもあなたの音楽生活の手助けになればこれ以上うれしいことはありません。また遊びましょう。音楽だいすきクラブでした。(ぴっち)

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