ゴリさん

ネットの音楽オタクが選んだ2021年のベストアルバム 50→1

ネットの音楽オタクが選んだ2021年のベストアルバム、最終日です。Twitterのハッシュタグと告知記事のコメント欄で参加していただいた722人分のデータを集計しました。 今回のランキングは僅差でした。ありがたいことに年々参加者が増えているので集計対象外…

ネットの音楽オタクが選んだ2020年のベストアルバム 50→1

2020年は忘れることのできない年になりました。新型コロナウイルスの流行で様々な行動が制限され、僕らは自粛を余儀なくされました。生活からライブが遠のき、多くのフェスが中止になり、音楽に携わるあらゆる方々が苦境に追いやられました。 そのような状況…

ネットの音楽オタクが選んだ2019年のベストアルバム 50→1

2019年のベストアルバム最後の50枚です。

ネットの音楽オタクが選んだベスト平成アルバム 50→1

平成三十一年の終わりに462人(と100人近くの無効票)のデータに基づいて作られたベスト平成アルバム最後の50枚です。僕はわりと順当だと思いました。何も異論はないです。あったところで答えが変わるわけでもないけど。令和も2ヶ月近く経ち、平成という時代…

ネットの音楽オタクが選んだベスト平成アルバム 150→101

相変わらず集計ばかりやっているような気もしますが、平成最後の10日間に行われたベスト平成アルバムの結果です。もう元号が変わってから2ヶ月ほど経ちすっかり平成は遠い過去となりましたが、音楽馬鹿は一生音楽馬鹿なのだと思いながら令和をそこそこに過ご…

欅坂46論 最終章 欅坂46と東京オリンピック

これまでの欅坂46論では、第1章で"再開発"を歌っていることに着目し、それは同時に"世代交代"についても歌われているのではないかと指摘した。また第2章ではこの"世代交代"を"今までのアイドルとそれを乗り越えようとする欅坂46"と見立て、その中でアイドル…

欅坂46論 第3章 欅坂46とサイボーグ009

これまでこの欅坂46論において、第1章で"再開発"を歌っていることに着目し、それは同時に"世代交代"についても歌われているのではないかと指摘した。 また第2章ではこの"世代交代"を"今までのアイドルとそれを乗り越えようとする欅坂46"と見立て、その中でア…

欅坂46論 第2章 欅坂46はアイドルを超えられるのか?

第1章では欅坂46が"再開発"をテーマとしたアイドルであること、そして"再開発"のテーマは堤清二が森稔に、六本木waveがメトロハットに変わるといった"世代交代"のテーマも孕んでいると書いた。 そして私はこの"世代交代"は、今までのアイドルと欅坂46である…

欅坂46論 第1章 なぜ欅坂46は渋谷を歌うのか?

はじめに 本稿では欅坂46というアイドルグループを扱おうとしている。AKB48の総合プロデューサー秋元康が「乃木坂46 新プロジェクト」として手がけ、2015年の結成以降、1stシングル『サイレントマジョリティー』では女性アーティストのデビューシングル初週…

チャットモンチー『変身』

過去と今を繋ぐ魔法 2012年にリリースされたチャットモンチーの5thアルバム『変身』は魔法がかけらた作品だ。そしてその魔法により、これ以前/以降でチャットモンチーの存在定義が変わった作品でもある。 そもそもチャットモンチーはどんなバンドか。シンプ…

『ソルファ』と『ソルファ(2016)』

今から13年も前のことだ。地元大阪の高校を卒業し、地方の大学へ入った私は人生初の一人暮らしというものを体験していた。最初の数週間は大阪に帰りたいと思っていたが、すぐに友達ができ、寂しくはなくなった。それからは友達と深夜まで遊んでも、時には自…

宇多田ヒカル『Fantôme』

母に捧ぐ、終りと始まりの歌 私たちが始まりと呼ぶことは、しばしば終わりであり、終わることは始まることである。 終わりは私たちの始まりの場所である。( T・S・エリオット『四つの四重奏』より) もう、何度目だろうか。今年、この言葉を思い出したのは…

Radiohead『A Moon Shaped Pool』

Radioheadの5年ぶりの新作『A Moon Shaped Pool』について合評しました。相変わらず好き勝手なことを書いています。長いです。今後もよろしくお願いします。

AL『心の中の色紙』

真の友をもてないのはまったく惨めな孤独である。と言ったのはフランシス・ベーコンだがandymori時代の小山田壮平はそんな感じだったのかもしれない。もちろん自分の音楽を鳴らしてくれる信頼のおけるバンドメンバーはいたし、長澤知之という親友もいた。で…

岡村靖幸『幸福』

岡村ちゃんの約11年ぶりのオリジナルアルバムを聴いた。 最初に聴いた時は、流れが良くない、と思った。タイトルに合わないムーディなオープニングに困惑したし、3曲目でがらりと変わる展開に違和感を覚えた。他にも細かい部分で2箇所ほど気にかかるところが…