ELTのライブはエンターテインメントにまっすぐだった

f:id:ongakudaisukiclub:20140409153625j:plain

日曜日にEvery Little Thingのライブを観てきた。先日リリースされた新作『FUN-FARE』が良かったので気になっていたのね。それで急遽参戦を決めた。

ちなみに『FUN-FARE』はELTの歴史の中でもアコースティック、フォーク、そしてささやかなポップミュージック寄りのアルバム。ELT作曲陣に新たに加わった末光篤の「Sympathy」が特にお気に入り。

でもYouTubeにはないので今回は「ハリネズミの恋」を貼っておきます。作詞は持田香織、作曲は多胡邦夫の安定のコンビ。昔から多胡さんの曲は好きだけど、2014年にも「いい!」と思うのはさすがに想像してなかった。

Every Little Thingハリネズミの恋」

ただし、今回のライブはアルバムよりもずっとエンターテインメント寄りでした。

アコースティック&バンドサウンドが中心の『FUN-FARE』からは想像もつかないようなダンスミュージックのオープニング。このライブのためだけに作られた(であろう)映像の質も高い。あくまでELTのライブだけど、ショーとしての要素もふんだんに詰め込まれていた。

そしてなにより冒頭からマイケルばりのヘッドセットマイクで踊りまくる持田香織には愕然。それにもはや芸人として食べていけそうなレベルの伊藤一朗のMCの迷走っぷり。手段を選ばないベテランは怖い。でも正直おもしろすぎた。

肝心の音楽については『FUN-FARE』の曲を中心にしつつ、代表曲を網羅する感じ。もちろん3曲目からはいつものハンドマイクで歌っていた。ただキャリアが長いだけあってシンセ、ハードロック色が強い時代の曲もあって、まさにELTのショーを見せられている感じ。

新作の曲が聴きたいと思って参加したものの、個人的にKOしたのは「出逢った頃のように」や「fragile」のような代表曲だった。誰でも知っている曲はやっぱり楽しい。一番後ろの席だったけど、スクリーンの映しだされたメンバーたちは楽しそうだったし、お客さんたちも幸せそうに見えた。

(セットリストはこちら→Live Fans

 

 

ぴっち(@pitti2210