意外と忘れられがちなニルヴァーナの5曲

大好きニルヴァーナ。そんな物言いが躊躇いなくできるようになったのはいつからだろう。4月5日(正確にはアメリカなので一日ずれる)がちょうどカート・コバーンの没後20周年ということもあって、最近また僕のiPodでは、彼の声がよく響いている。そこで今回この記事を書いてみた。

1. If You Must (Early Demo Tape)

『Outcesticide』のバージョン。4枚組ボックスセットアルバム『With the lights out』のバージョンより、音質が荒々しくてよかったり。個人的にいつもNIRVANAベストソング第3位にランクインしてる曲。1位、2位はそのときどきの気分で変わる。

2. Stain

キャッチーなサビのシンプルな反復。人を食ったようなガキっぽさがたまらない。個人的にいわゆるグランジには「フックのあるメロディ」が必須条件のひとつだと思っている。

3. Big Long Now

陰鬱なメタルを皮肉しただけの感じだけど、一方でカートは真面目なメタル・ファンだったのだろうとも思う。愛憎入り混じった挙げ句、こんな曲を作っちゃうあたりがなんとも彼らしい。

4. Swap Meet

贅肉が一切ないマッチョなロックンロール。まさにかのThe Beatlesの「Drive my car」に勝るとも劣らない、ロック史上屈指のギターソロが鳴っている。(これをギター・ソロと呼ぶことが許されるなら)

5. Tourette's

のちにThe Vinesあたりが継承することになる狂騒的なパンク・ソング。これと「Downer」だけで一枚アルバム作ってもよかったのに。18曲23分くらいで。

 

以上、春らしいさわやかなセレクトになりました。個人的にも、心の一番奥底にぶっ刺さって抜けない、巨大な中骨みたいなバンドです。

 

 

NACK D(@nack_d

いきるいきもの ver.1.09