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tofubeats『ディスコの神様』

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今から書くのは個人的な感想なので、レビューにもなっていない、雑多な文章です。

そもそも既にこのブログの管理者のぴっちさんがアツいレビューを上げているので何も書くことないと思っていたけど、後悔しそうなので書きます。そのくらい攻めたEPなのです。

まずtofubeatsというアーティストは魅力の一つとして、「90年代の音楽を2010年代の音楽として新たに生み出すこと」ができる天才だと思っていて。

ただ天才といっても「近所のよくわからないけどすげえ兄ちゃんがいる」みたいな感じの不思議な親近感が湧くアーティストだと思います。音楽に対しての付き合い方に嘘がないし、僕らに近い感覚だからなのかもしれない。「音楽が凄く好きなんだ!」という気持ちが彼の音楽からは伝わってくるのです。あと単純に彼の音楽の趣味がすごく好きです。知り合いになって好きな音楽の話したい!!(笑)

前置きが長くなりましたが、今回のEPについて書いていきます。

1. ディスコの神様

ディスコ、そしてミラーボールというクラブミュージックには欠かせない救世主への愛をこの曲は歌っています。そして「これでもか!」というほどJ-POPな歌だけど、歌詞を見ると外に飛び出せなくて部屋で悶々としてるようにもとれる曲です。実際、MVでは藤井隆はクラブハウスではなく、部屋で踊り狂っています。

ただこのMVは本当に最高。とにかく格好良い!曲だけを聴いた時は「これ別にtofubeatsがそのまま歌ってもいいんじゃ…」なんて野暮な事を思ったりもしたけど、この映像を見せられたら何も言えない。藤井隆の圧倒的存在感とtofubeatsの格好良さ!

テーマとしては部屋から飛び出したい、飛び出せない悶々としてる曲だけど、サウンドはとてもフロアライク。自然と身体が揺れます。インストゥルメンタルも入ってるので聴いてるとわかるけど、tofubeatsって人は音を空間的に聴かせるのが凄く上手。洗練してます。

はじめにドカンと印象に残るのはメロディーのポップさと歌詞です。

素敵な君を誘う口実にさせて MUSIC

ドアを開けてそのまた次のドアを

開いてみたいのさ WOW 

一番グッときたのは歌詞でした。J-POPってやっぱり誰かに対する音楽だよなと。実際にtofubeatsがJ-POPについての考えでも同じことを話しています。

「でも、基本的に、音楽っていうのは世に出す以上、聴いてもらうっていうのが前提にあるわけじゃないですか。J-POPって「人に聴いてもらうために作られたもの」だと思うんです。僕はそういう風に思って音楽作ってるから」(インタヴュー | tofubeats

人に聴いてもらいたい、その思いが爆発した曲が「ディスコの神様」だと思います。「ディスコの神様とはミラーボールの事なんです」とも言ってたけど、彼にとってのリスナーやクラブハウスに来てるお客さんも「ディスコの神様」であるのではないかなと。そんな聴き手に対してもぐいぐい迫ってくる、とんでもない一曲です。

2. Her Favorite feat.okadada

この2人のコラボレートはdancinthruthenightsでの名義の曲でも証明されてる通り、ただただ無敵感が漂っています。

dancinthruthenights「マジ勉NOW! feat.新井ひとみ

dancinthruthenights「ダンシンスルーザナイト」

そんなの良いに決まってるじゃん!以上!で終わらしたいくらい完璧です。

今回はオートチューン掛かりまくりのエレクトロヒップホップといった感じの印象です。okadadaとの掛け合いももはや、長年寄り添った夫婦とでもいいましょうか。悟空とベジータがフュージョンしてゴジータになってしまった無敵感とでもいいましょうかといった感じの(どんな感じだ)ひたすらスタイリッシュな一曲です。

最後に「ダンシンスルーザナイト」とちゃっかり歌っちゃってるのもニクい。

3. 衣替え

PVの使われ方ではエンドロール的な役目だけど「これぞ彼の真骨頂なんじゃないの?」と思うくらい珠玉の出来の曲です。 前の2曲での攻めっぷりからは打って変わって、しっとりと歌い上げる歌モノポップスとなっています。立ち位置的には小休止的な感じかもしれません。でも凄く胸が苦しくなりそうなセンチメンタルな曲なのです。

個人的にはかなりおすすめの一曲。夜のお供にぴったりなんじゃないかと。実際、今もこの曲を聴きながら感想書いてるくらいなのでハマるとリピート率高いです。しかしこんな曲をすっと出してくるのがほんと末恐ろしいです。

4. HANERO

インストです。でもかなり聴きやすいテクノ、ハウスミュージックです。

小気味良く入り込む「HANERO」の掛け声と共に広がりを持って行くサウンドが高揚感を抱かせててとても良いです。普通にイベントで掛かったらめっちゃ踊れそう!

 

実際この後にもremixが続いてるはいるのですが、流石にそこまで書く体力が残ってないのでここまでにします(笑)

ちなみにここまで各楽曲を凝ったものにしつつ、人懐っこい作品に仕上げているわけなのですが、ことセルフremixになると、滅茶苦茶カオティックになるという遊びっぷり。「ディスコの神様 feat.藤井隆 (tofubeats remix) 」の「止めてー!」には笑わずにはいられませんでした。

もうわけがわかりません(笑)本当にどうなってるんでしょう。というか、これからどうなっていくのか楽しみ過ぎるよtofubeats

 

 

うめもと(@takkaaaan