N'夙川BOYS「ジーザスフレンド」

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6月4日にN'夙川BOYSがリリースするシングル『ジーザスフレンド』のMVです。

悔しいことにかっこいい。夙川は明らかにペース早すぎだから、「今年の秋にアルバムを出さないで欲しい」というのが個人的な願いだけど、こうじーんとくるシングルをリリースをされると揺らいでしまう。やっぱりこのバンド特有の爆発感は他では得難い。結局のところ、音楽に身を捧げ、ボロボロになっていく本当の意味でのアーティストの姿を見て僕は楽しんでいるのかもしれない。ラルク然り、イエモン、X、エルレサカナクション然り。どんどん趣味の色が消えて本気になっていく。疲れてるんだろうな。でもどうしようもなくかっこいい。

N'夙川BOYS「ジーザスフレンド」

どんどん余裕がなくなっている一方で、マーヤとシンノスケのギターの激しさは増し、リンダの声もシリアスさが帯びていく。リンダも変わった。メジャーデビュー前、個人的には「夙川がこれからメジャーでやっていくとしたらリンダのポップな面をどのように生かしていくか」が鍵だと思っていたし、その選択肢は「全.力.少.女!」という形で残してあるけれど、でもこんなにもリンダがロックだとは思ってもいなかった。まあその相方たちがKING BROTHERSの面々だから当然といえば当然だけど、ひどい姿勢でドラムを叩きながらどうしようもなくかっこいい歌を歌う。やっぱり夙川は最高のロックバンドだと思う。

願わくば彼らの死闘がきちんとした形になりますように……。

 

 

ぴっち(@pitti2210