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今こそDungeonesseを思い出そうの巻

コラム

2010年代。もう3年と半年が過ぎたけど、少し振り返ってみよう。

  • 2011年:チルウェイブの一旦の終息と、James Blakeらポストダブステップ
  • 2012年:ミックステープ含めヒップホップの豊作、そしてチルウェイブの感覚がR&Bに注がれたチル&B(例. Frank Ocean)なる言葉が生まれ、90'sリバイバルが噂され始める。
  • 2013年:Disclosureを筆頭とするハウスの復権と、Blood Orangeに代表されるチル&B=インディーR&Bの覇権。

そして2014年だけど、目下のところディスコブームが来ているらしい。ビーチディスコなるタームを耳にしたり、Chromeoの新譜が騒がれたり、私の書いた記事がそこそこ読まれたり(ありがとう!)。つまり、「スペース☆ダンディ」は正しかったんだ。

チルウェイブ、インディーR&B、ハウス、ディスコ。そしてtofubeats周辺のキラキラでどこか等身大なポップネス。それら全ての感覚を備えた作品が、去年インディーシーンから登場した。素晴らしい内容にも関わらず、大きく取り上げられることもなくSecretly Canadianからリリースされたその作品は、一部のインディーファンにひっそりと、しかし確かな喜びをもって迎え入れられ、いわば2013年の隠れた名作になったのだった。でも、もっと開かれるべきだったのに。Dungeonesse、男女二人組のデビューアルバム。

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John Ehrensが繰り出すポップでクリアなシンセ&打ち込みに、Wye Oakでも活躍するJenn Wasnerの伸びのある声が輝く。フットワークの軽い感じと、インディーという枠ももはや無効のキャッチーなトラックの数々。どれも多彩なフックが仕掛けられていて魅力的だし、何より聴いていてとても気持ちがいい。これほどの作品が(一部のメディアを除いて)未だに取り上げられていないことに業を煮やし、ここに紹介した次第です。彼らの曲はぜひ多くの人に触れられて欲しいところ。今こそジャストのはずなんだから。肩の力を抜いて、まずは下の曲からどうぞ。

Dungeonesse「Drive You Crazy」

Dungeonesse「Shucks」

Dungeonesse「Nightlight」

 

 

KV