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(キラキラ)POP音楽女子

コラム

どうやら音楽好きの間でShiggy Jr.熱が高まっているようですね。激キャッチーな1st EPが話題になった彼女たちですが、最近発表した曲についてはぴっちさんが紹介されているのでぜひそちらを読んでいただきたいところです。tofubeatsと並び、メジャーとインディーの垣根をものともせず、自然体で普遍的なポップな音楽を鳴らす姿勢には何かしらのネクストレベルを感じるところです。

そこでこれを機会に、メジャーとインディーをナチュラルに越境して飛び交う、ポップな音(結構キラキラな感じの)に女性ボーカルが乗るようなアーティストを5組紹介してみようと思いました。CDショップに行ったら、やがて出るShiggy Jr.の2nd EPの周りにこんなラインナップのコーナーが展開されていた、という勝手な想像をしてのセレクトです。

1. CHVRCHES

Lauren Mayberryがマイクを取る3人組、ChvrchesNHKの番組でタワレコに入った六角精児氏がプッシュしたのが彼女達のEPだったり、PitchforkがBNMに選んだりした事実はあるものの、ここまでブレイクしたのは単純にスタジアム級のめちゃくちゃ熱量の高いエレポップを歌ったからでしょう。ポップであることを恐れなかった成功例と言えます。

2. Sky Ferreira

「Everything is Embarrassing」の一曲で注目されてから、過激でオルタナティブな存在として今を時めくディーヴァ/アクトレス、Sky Ferreira。キラキラなシンセの中心で毒気を発する彼女の姿に全世界がクールネスを感じた模様。去年のアルバムもジャケットからして刺がありましたが、展開されたギラギラ・ポップスにファンも増えたのでは。

3. Grimes

カナダのDIY女子、GrimesことClair Boucher。宅録女子な彼女はガレージバンドだけで作り上げてしまったというアルバム「Visions」で世界的にブレイク。4ADも惚れ込んだ実験精神と耽美をコアに内包しつつも、マリリン・マンソンからK-POPまで含むその射程の広さと、映画やアートなど音楽に留まらない雑食性を携えて軽々とインディーの枠組を突破しました。

4. 大森靖子

かつて銀杏BOYZ峯田和伸氏に手紙を送っていたという大森靖子は、リスナーの心に何かを残していくような、切々たるリアリティとエモーションの塊のような歌を歌うSSWですが、そのスタイルは弾き語りにとどまらず多岐に渡り、ハロプロにも多大な影響を受けたという話にも納得の、アイドルプロデューサー顔負けな超キラキラポップまで繰り広げます。

5. Purity Ring

男女2人組のPurity RingはGrimes同様にカナダ出身、4AD所属のアーティストです。メインストリームの音楽に強く影響されたというCorrin Rodickのトラックは、90'sR&B的なリズムを軸にウィッチ・ハウスを思わせるダークな雰囲気を醸しつつも、たびたび金属の光沢感のある輝きが顔を覗かせ、Megan Jamesの甘くキュートな歌声がさらにそれを際立たせます。クール!

いかがだったでしょうか。世界的に見ても、このようにポップネスを武器にあらゆる壁を無効とし、私たちへと音楽を届ける人々は少なからずいます。それをやってのけるのは10年代のこの国では誰なのか。今の音楽ファンに無意識に遍在する期待なのかもしれません。

 

 

KV