夏アニメの足音

この2014年は豊作の年になりそうな予感がします。音楽はもちろんですが、それだけではありません。そう、今回はアニメのお話。「蟲師」が8年ぶりに第2シーズンをやったのも個人的に凄く嬉しかったし、内容も相変わらず素晴らしいものでした(秋の2クール目も楽しみー)。「ピンポン」も遂にアニメ化、「Selector Infected Wixoss」はまさかの展開と世界観でダークホースになりましたし、本当に毎週が楽しみな今日この頃。そろそろ夏アニメの足音が聴こえてきましたが、来期もわくわく出来そうな情報がアナウンスされている様子。極めて個人的なセレクトですが、音楽も絡めて3作品をピックアップしてみました。

東京喰種

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音楽面で言えば、やっぱりPeople In The BoxがアニメEDに起用されたことが大きなトピックでしょう。ヤングジャンプ連載中の石田スイの漫画がアニメ化、そしてOPがTK from 凛として時雨というだけでも「!」となるのにまさかのピープル。かつて9mmが「RD潜脳調査室」のOPを担当し、去年の「進撃の巨人」ではcinema staffがEDに大抜擢されましたが、アニメ界には残響レコードのファンが多いのでしょうか。時雨は2年前の「Psycho-Pass」OPがまだ記憶に新しいところですが、来月から編集版の再放送を皮切りに、秋に第2シーズン、冬に劇場版が予定されているので、もしかしたら今年はテレビでTKの声をよく聴くことになるかもしれませんね。

 

スペース☆ダンディ(第二クール)

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「スペース☆ダンディは宇宙のダンディである」

 みんな待ってた第2クール!です。信頼の渡辺信一郎監督が、80's以前のテクノロジーでSFをするというコンセプトの下、OP岡村靖幸/EDやくしまるえつこ(編曲:菅野よう子)を筆頭に、劇中もショーグンの芳野藤丸から向井秀徳agraph、泉まくらに至るまで、「まさか!」な面々を召喚するという振り切りっぷりには驚いた方も多かったはず。ゾンビ回、レースものの回、「カイバ」や「夢みるキカイ」を彷彿させる湯浅政明テイストの回、シュール極まりない円城塔脚本回(2クール目も参加するとのこと)など、豪華声優陣も含めて充実の(?)ラインナップでしたが、来期もそんな風にゆるくやってもらえることを期待しています。新しいOPとEDが用意されているのか?されていたら誰が起用されるのか?OGRE YOU ASSHOLEによるエクスペリメンタルな楽曲も流れるそうですし、まだまだ見逃せません!

 

残響のテロル

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とにかくドキドキが止まらない。PV、鳥肌ものです。今年は渡辺監督がとてもアクティブな一年のようですね。Galileo Galilei尾崎雄貴が歌う菅野よう子の楽曲、今聴ける部分だけでも本当に素晴らしいです.....。ビバップ攻殻SAC、エスカフローネマクロスFは勿論、「ラーゼフォン」OP、「Wolf's Rain」から「坂道のアポロン」、そして「残響のテロル」へ。EDのAimerも菅野さんによるトラックとのこと。両者とも「No.6」「あの花」などノイタミナ経験者ですね。ちょっと意外な人選にも感じましたがこれは期待しかありません。PVから垣間見えるアニメの作風は「サムライチャンプルー」、ビバップ、ダンディのどれとも違う、一貫してシリアスな印象があり、キャラクターが現代の学生ということもあって『Genius Party』*1での「BABY BLUE」がよぎりましたがどうなんでしょう(あと何故かLust For Youthの新譜も)。

テロ、青空、ノンブルでの名称というキーワードを抜き出すと、同じノイタミナ枠で神山健治監督の「東のエデン」を思い出さずにはいられませんが、もちろん全く違う作品になることでしょう。とにかく、足を踏み鳴らして放送を待ちたいところです。

と一段落書いてから書店に行ったらMusic Magazineに菅野よう子「残響のテロルOST」でインタビューが!主人公二人が北の音楽を聴いているという設定で、監督は参考にSigur Rosを挙げていたとか。実際にアイスランドで録音されたという本作にはフィッシュマンズのミックスも手がけたZAKが参加とのこと。私がLFYと「BABY BLUE」を直感したのは当たらずとも遠からずだったのかと、ちょっと嬉しくなりました。OSTの試聴はこちらで出来ます。APOGEEの永野亮、そしてPOP ETCの名前もありますね。

ORIGINAL SOUNDTRACK | TVアニメ『残響のテロル』公式サイト

それにしても、Julianna Barwick、Tim Hecker、Asgeir、Ben Frostに続くアイスランド経由が菅野よう子になるとは、またもやの驚きです。うーん、ますます待ちきれない!

 

 

 

 

 KV

*1:『Genius Party』とは、オムニバス形式で気鋭のアニメーション・クリエイター陣と山本精一fenneszコンボピアノ竹村延和井上薫ら豪華音楽勢が手を組んだSTUDIO 4℃制作の2007年放映の映画作品。渡辺信一郎監督の「BABY BLUE」での音楽担当はやはり菅野よう子で、フィッシュマンズではありません。なお、第二弾の『Genius Party Beyond』は2008年放映。