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星野源『Crazy Crazy / 桜の森』

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まず最初に一言。「星野源、おかえりなさい!」

いや、本当にこれが言いたかったのです。もちろん星野源さんを知る人は彼の身に巻き起こったことは知っているはず。2度目の休養時に「大丈夫なのかな」と心配したのは僕だけではない。しかし彼はやはり地獄の底から帰ってきたのです。完全なる復活劇を武道館で遂げて遂に完全復活後のシングル「Crazy Crazy / 桜の森」が先日発売されました。

このシングル、かなり攻めてるんです!

三者三様のレビューを読んで、ちょっとでも気になって聴いてみようと思って頂ければ幸いです。実際、聴いて後悔しないどころか大満足してしまうシングルだと思います。まずは下記のレビューを読んで、MVを観ていただければと思います。(うめもと)

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私事ですが、体力や感情を使い果たして全力で楽しめたライブのあとには「明日からも日常で踊り狂おう」という気持ちになります。「頑張ろう」でも「楽しもう」でも、逆に「ふざけてやろう」でもなく、「踊ろう」という陽気で前向きでいて力み過ぎない感覚。音楽体験という非現実から現実へ持ち込めるそんなエネルギーを、この1枚からも感じました。

療養から復帰後の1曲とは思えないほどエネルギッシュな「Crazy Crazy」。何よりまずは歌声にやられます。以前にも増して生き生きとした声で《あのただ優しい 歌声はまだ続く》という詞に終結させるというのがたまりません。《Crazy Crazy》と歌うサビはとにかく楽しく馴染みやすく、一聴すればとても良質なJ-POP。ですが演奏はジャズピアノの小林創、凛として時雨ピエール中野、OKAMOTO'Sのハマ・オカモトとジャンルレスなトリオ。その三者三様による絶妙なバランスのアンサンブルが恐らくこの曲の狂騒感を煽っていて、その喧騒をまとめず散らかしたままおもしろがり、おもしろく届けられるのが星野流ポップスのすごさだと思います。

そしてクレイジーな楽しさを一転させる「桜の森」のカッコよさ。イントロから静かな昂揚感が立ち上がるようなダンスクラシック、それはもう最高です。ただそのカッコよさも一筋縄ではいかないところが彼らしさだなと思います。間奏で不穏なメロを奏でるストリングスもそうですし、桜ソングにありがちな情緒的な切なさを歌ったものでもなく、なんなら卑猥にも取れる歌詞ですし。そんな違和感を織り交ぜてもやはりクールという、なんだかクセになる1曲。

表題曲ではありませんが続く2曲も面白いのです。「Night Troop」のギターはペトロールズ長岡亮介さんですが、星野さんの詞や歌い方にも長岡さんとのこれまでの制作やツアーを経て得たグルーヴ感が宿っている気がします。「海を掬う」はこれからやってくる季節の、もう暑くて怠くて何もしたくないような時に聴いていたいです。

スリーブ仕様&DVD付属の初回盤を購入した私は、ジャケットをしばし眺めたあと、スリーブを外したところで苦笑。最近露出の多い、あの人の登場です。「お前かよっ」とツッコミを入れておくのも、たぶんこのシングルを楽しむコツのひとつ。もちろんDVD「Crazy Disc」も爆笑、いや、苦笑必須です。この遊び心ふんだんな1枚、ぜひとも初回盤で手に取ってみてください。

 

 

おとべ(@tobe_msc

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星野源「Crazy Crazy/桜の森」予告編

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「おかえり!」そう言いたくなるシングルが届いてうれしくなりました。作っているときの楽しい気持ちがそのまま詰め込まれているような感じがします。

一番気に入ったのは「Crazy Crazy」。ピアノが軽快に鳴っていて、すっきりした曲です。優しく、そして力強く、駆け抜けるように星野源の声が広がります。短くバシッと終わっちゃうのがかっこよさを増している感じがします。

「桜の森」は歌詞の中に桜の出てこない桜ソング。曇り空の中、桜が満開。少しだけ晴れ間が見えるようなそんな景色が思い浮かびました。

「Night Troop」はゆったりしていて、金曜や土曜の夜の夜更かしのときに聴きたい感じです。「海を掬う(House ver.)」はだるくなるような暑さの日にぴったりです。

開封したときの話。通常版は素敵な笑顔なのに、初回盤は帽子で顔が隠れているからちょっと残念と思いながら、スリーブを取ったところ、なんとあの方が登場!しばし笑いが止まりませんでした。そしてCrazy Discにはいろんな映像盛りだくさんで、こちらもジャケット同様笑える仕上がり。ちょっと高くても初回盤を手に入れてよかったと思いました。それにしても星野源はスーツが似合うな。歌詞カードの「Crazy Crazy」の写真が私の一番のお気に入りでした。

 

 

かえで(@kaede_lily

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「桜の森」が素晴らしい。もう私的2014年のベストソングに決定だし、この先10年付き合える曲見つけちゃった!と言えるほど大好きな曲になっている。

星野源のライナーノーツになぞらえ語らせてもらうなら「自分にとっての様々なヤバい『クラシック』を織り込みました」との通り、ソウル/ファンクダンスクラシックからの影響が見て取れる。これは実際、去年くらいからの音楽シーンのトレンドとしてはめずらしいことではない。ただ、星野源がまさかこんな「格好良い曲」を書くとは思っていなかった。イントロ、間奏、アウトロを通して印象的なフレーズが鳴っている。もう最高に格好良いフレーズで「ここだけ延々とループした音源が聴きたい!」と思ってしまうほど。この「格好いい」に仕上がっている要因はフレーズともう一つ演奏のグルーブにある。「桜の森」ではあえてギターはなっておらず、ドラム、ベースピアノの他はストリングスとクラップのみ(ちなみにクラップに参加しているのが、ceroと片想いのメンバーと謎に豪華)なのだ。余計な塗装をしないで必要最低限な演奏に徹底してる結果、かなりクールで格好良いグルーブに仕上がっている。

で、この「格好良い」フレーズと演奏で胸をかなり踊らされるわけだけど、サビで一気に印象が変わる。サビ前までクールに徹底していた演奏からサビで一気に音が跳ね、星野源ならではのポップスへと変化する。初めて聴いた瞬間「これだよ!これを待ってたのよ」というくらい興奮した。ポップスとダンスミュージックの混ざり具合が絶妙だ。もちろん計算もあるだろうが、ダンスミュージックを作ることを意識して双方が混ざり合った音楽を作れてしまう星野源の才能にただ驚いてしまう。

《僕は それをただ見てる それをただ見つめてる》のサビ部分「それを」の部分のメロディーの構成が素晴らしい。この跳ね感はやはり日本人でしか生み出せないメロディーセンスじゃないかなと思う。星野源はこの曲を作る際、「日本を感じるダンスミュージック」を意識したそうだが、それはもちろん日本の古い桜、それもどちらかといえば妖しさが漂う桜をイメージした歌詞もそうだし、このサビの跳ね感もそうだが「日本を感じるダンスミュージック」を感じる事が出来る。

もう何だか褒めすぎなくらい語ってしまってるのだけれど、他にも好きな所はいくらでも挙げれる。イントロのドラムロールは高揚感を煽られるし、その後に続くグルービーな演奏とストリングスの相性は本当にバッチリだからとにかく皆に聴いて欲しい。間奏の不安げに煽っていくストリングスのアレンジもそう。アウトロのループしていくフレーズ。兎にも角にもやはりこの格好良いフレーズを中心に全てが構築されているのだけれど、どれもビンビン自分の琴線に触れてしまったのだ。

一曲でこんなに素晴らしいのに今回のシングルまだ後3曲も曲が入っており、挙げ句に初回版にはレコーディングドキュメントも入っていて、しかもレコーディングドキュメントはおまけで本筋は別。どんだけサービス精神旺盛なんだ!それほどにリスナーへの愛情が詰まったシングル。買うしかない。

 

 

うめもと(@takkaaaan