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神聖かまってちゃん「ズッ友」

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先週公開された神聖かまってちゃん「ズッ友」のMVが衝撃的すぎる。まだ観てない方はぜひ、ご覧になってください。

これまで、引きこもり,いじめられっ子,メンヘラ,ニートなど様々な人間をテーマにしてきた神聖かまってちゃんもついにボーイズラブに手を染めたのかと思いました。ネタなのか本気なのかわからない。大槻ケンヂ氏もの子の詩集付録のインタビューで、の子のことを「ガチか演技なのかわからない。そのボーダレスがリアル。」と語っています。

しかしこのMVに関していえば、本気なのだと思う。MVの監督の山戸結希さんのコメントを読んでも、本気度がわかる。

日本を代表するふたりの美少年を迎えて、“男と女”でも、そして“男と男”や“女と女”でもない、未分化の真っ白な心のままで駆け出す、青春の一ページの物語となりました。(中略)日本独自のセクシャル/ジェンダー変遷を遂げて来た「BL」や「百合」、また「男の娘」文化などのエッセンスも散りばめながら、その先をめがけて走って行く、「男」にも「女」にもなれやしない桜色のふたりが、自分らしく生きたいと願う、全ての人の背中を押しますように。

 (山戸結希コメントより)

サッカーボールを投げつけられる藤田富さんをかばって「やめろぉ!」と言うの子君の熱演がかっこいい。「笛吹き花ちゃん」などの曲のモチーフにしてもそうだが、の子は全ての虐げられる者にとってのヒーローなのだ。の子自身も「夕方のピアノ」で歌われているように、「佐藤」にいじめられていた。そこで、「大島宇宙人」という生まれて初めてのあだ名をもらい、そのことが「Os-宇宙人」という曲の着想につながっている。

被害者意識が鼻につく人もいるだろうが、虐げられることから逃れられない人もたくさんいる。このMVでは、ボーイズラブのエンディングを悲劇に終わらせず、二人が手を取り合ってどこまでも続く線路を走っていく姿が描かれている。MVのキャッチコピーにもあるとおり「愛、それは自由。」を地で行く二人。

注目すべきはこのテーマをマニアックな音楽性の歌にせず、ポピュラリティあふれる歌にしたということ。「LGBTは閉鎖されたコミュニティの中に存在するべきなのではなく、もっと外に出てもいいんだよ」というの子のやさしい意志を感じる。MVでは愛し合う二人の少年は学校の教室内のシーンを経て、セーラー服のそのままの格好で外に出ていく。学校は社会のメタファー。これは、社会に拒絶されようとも自分らしく生きていこうという痛烈なメッセージだ。

僕はこのMVに感動しました。神聖かまってちゃんには独自路線でこのまま突っ走っていってほしいと思います。

 

 

よーよー(@yoyo0616) 

とかげ日記