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7/8 BiS解散ライブ「BiSなりの武道館」@横浜アリーナ(Ai)

BiS解散ライブ「BiSなりの武道館」に行ってきました。

この解散ライブが僕にとってカノジョ達のライブを観る初の機会だったのですが、一見さん目線での感想を書きたいと思います。

そもそもこれまでアイドル現場に行ったことがない僕が、なぜこのライブを見に行こうと思ったのかということについてです。

「何かと話題のアイドルグループの最後を目撃して話のネタにしたい」というミーハーな気持ちももちろんありました。が、それだけで平日に仕事に折り合いをつけて参加するまでの動機にはなかなかなりえません。

じゃあ、そのハードルを飛び越えたのは何だったのか。それはすごく単純なことで、日々Twitterのタイムラインに流れてくる解散ライブに向けたファン=研究員たち(芸能人やミュージシャン含む)の熱心な呼びかけと、メンバー自身が「チケットが1万枚余っている。BiSの最後を見に来てほしい!」と涙ながらに訴えかける街頭演説動画を見て「ここまで必死なら見に行ってあげなければ!」と心を打たれたからです(友達の一人はわざわざ予習用にベストアルバムまでくれました)。

結局仕事がなかなか片づけられず、会社を出て横浜アリーナについたのが19:20。入口横の献花台に驚きつつ当日券(一般 \6,000)を購入。開演が17:30だったので、「あと1時間ないだろうなぁ」と思いつつ会場内に入りました。事前情報ではチケットが1万枚余っているとのことでしたが、いざ会場に入ってみるとびっくりするほどの人の多さ(8,000人程度入っていたそうです)。

僕の席はステージ正面のアリーナ後方だったのですが、周囲の雰囲気から見て、おそらく僕と同じように直前の呼び込み活動に心を動かされて来場した人が多かったんだと思います。 

ライブ自体は様々なメディアでレポートが上がっている通り、文字通り「壮絶」なものでした。

公演時間にして3時間30分、ノーMCを貫き通して楽曲を次から次へと放り込んでの49曲……。この流れはその場にいた誰も予想していなかったんじゃないでしょうか。僕自身、アイドル現場は初にしても、ライブ自体は数えられない程行っていますが、いつまでも途切れることのないこのライブは全くの想定外でした。その証拠に21時頃に完全に動揺してるツイートをしています。

(結局ここからさらに30分近くやってるんですよね)

後半になればなるほど、メンバーはもう見るからに疲弊しているわけです。ダンスも歌もキレがなくなっていって、それでもふらふらになっても「最後まで走りきってやる」という気迫で身体を動かしている姿には圧倒され、どんどんと引きこまれていくものがありました。最後、カノジョ達の初期からの代表曲である「レリビ」→「nerve」では、会場の一体感も相まって、それまでただただステージを見ていた僕も気がつけば周囲のファンの見様見真似でこぶしを振り上げていた程に、です。 

デビューからここまで続いてきた一連の「BiS現象」(敢えてこう呼んでみます)を当事者ではなく傍目から時折見てきただけの僕にとって、カノジョ達に関して飛び込んでくる情報は、「全裸PV」「ハメ撮りPV」「スク水ライブ」「キャッチフレーズが”今揉めるアイドル”」「相次ぐメンバーの脱退と加入」と、奇を衒ったかのような過激すぎる活動の数々。僕の持っているいわゆる「アイドル像」とあまりにもかけ離れていて、カノジョ達がアイドルと呼んでいいのかどうかも「よくわからない存在」でした。

一方で解散ライブ終了以降、様々なインタビューを読み、カノジョ達は既存のアイドルに対して「アイドルとはなんだ?」という疑問を投げかけ続け、頂点を目指し、自分達なりの「アイドル」を提示し続けようと活動してきたということもわかりました。

かねてから解散ライブで「アイドルとして伝説になる」と発言をし続けていたカノジョ達は、これまで通りのやり方を貫き通して、まさにそれを実現したのだと思います。Twitter等では「最後の最後で普通だった」という声も目にしましたが、これって普通だったのでしょうか?

普通、アイドルのライブと言えば、次々に華やかな衣装に着替え、完璧なダンスと歌、そして要所要所で挟まれるMCで会場を魅了するものです。

そして普通、解散(ラスト)ライブと言えば、これまでの思い出やファンに対する感謝を伝え、どうしてもMCが多めになるものです。

カノジョ達は、敢えてそのどちらも選択しませんでした。「アイドル」の「解散ライブ」にも関わらず、MCをする時間を惜しみ、たとえフラフラになり完璧を表現できなくても、とにかくやれるだけの曲をやり続ける……。アイドルとしては考えられないひたすらにフィジカルに訴えかけるライブです。多分こんな解散ライブをやったアイドルグループはこれまでなかったんじゃないでしょうか。しかもライブ終了後には翌日に”元”BiSとしてワンマンライブ開催のアナウンスを行うという暴挙っぷり(笑)

つまり、BiSはこれまでと同じくアイドルの誰もやったことのない奇を衒った方法で「前例」を作りました。言い換えれば、アイドルの解散ライブとして新たなフォーマットを作ったわけです。今後、たとえ同じことをするアイドルが現れたとしても僕らはこう言うでしょう。「でもそれって昔BiSがやったよね??」って。

それはすなわち、アイドルとして「伝説」になったってことです。これはもう、過去のアイドルにも、今現在トップを走る48Gにもももクロにもできないことです。「結局、伝説にはならなかった」という声もあるようですが、この後の誰もがカノジョ達の真似になってしまうという点で、やっぱり「伝説」になったと思うのです。

アイドル好きの友人達から、「アイドルはストーリーだ」という話をよく聞きます。僕はBiSのストーリーを全く追ってこないまま、解散ライブというストーリーの集大成に立ち会ったにも関わらず、感じ入るものが沢山ありました。ということは、ストーリーを知っていれば言わずもがな、ですね。

 

最後に一言。

あぁ、アイドルって……悪くないな(笑)

 

 

Ai(@Ai_Tkgk

Go outside with music !!!