7/8 BiS解散ライブ「BiSなりの武道館」@ 横浜アリーナ(かめ)

BiS解散ライブ「BiSなりの武道館」にむけて - 音楽だいすきクラブ

前にこの記事を書かせてもらい、BiS解散ライブ「BiSなりの武道館〜騙された気分はどうだい?〜」に行ってきました。いろんな媒体で真面目なライブレポ出ると思うので、自分は少しだけ。

直前の段階で「1万枚残ってる」と演説して回っており、人そこまでいないだろう……と思い、ゆっくりと会場の横浜アリーナに向かい、着いたのが17時15分。まず目に付いたのが会場入口前にいる人の多さ。次に確実に開演時間までに入場できないであろう当日券に並ぶ人の量。この時点での予想通り開演時間は押し、18時前にはじまったラストライブは3時間半にも及んだ。

セットリスト全49曲は最近の曲から古い曲へ遡り、アンコールはなし。「アンコールは無かった。」のは正しい。しかし一曲目にやった現メンバー6人+脱退メンバー3人による最初の「nerve」のみが本編で、6人での48曲がアンコールだとしか自分は思えなかった。メンバーの入れ代わりがありつつも歩みを止めず、横浜アリーナまで辿った道を解散時の現メンバーによって振り返る。そうとしか感じられなかった。

解散ライブを前にベストアルバムを聴いて、何度も想像した当日の悲しさも感じること無く、ほぼ満員の会場でひたすら楽しさと幸福感に包まれて終わった。びっくりするくらい、3時間半はあっという間だった。"話題だから来てみた"であろう人とか、もちろん途中から座ってる人もいたけど、ベストアルバムに入ってる曲が流れたら立ち上がり手を上げていて、ちゃんと楽曲が届いてた。

ライブの最後、「レリビ」~「nerve」の流れが本当に圧巻だった。客電がつき通路を歩くメンバーを見て、客も座席から離れてサークルモッシュがいたるところで発生し、アリーナの狭い通路でも走り回り、「nerve」が流れてからは、みんながエヴィゾリをしていた。あまりの多さに警備の人も諦め、苦笑いをして眺めてたよ。みんな幸せになってるんじゃん!

プー・ルイ「私たちがデビューした時、本当にブスで、ダンスも出来ない、歌も出来ない、そんな状況でデビューしました。アイドルオタクの人たちにもたくさん叩かれました。でも世界を変えたいって歌いました。それがちょっと無理そうです……」

リーダーのプー・ルイは直前の新宿街頭演説内でこう言っていた。世界は変えられなかったかもしれないが、研究員それぞれの世界は間違いなく変わり(いい意味でも悪い意味でもね)、彼女たちはアイドルの枠をなくしアイドルの世界も変えた。

アイドルには終わりがある。アイドル過多とも思われるこのアイドル時代もいつか終わりが来る。この時代を話す時にBiSという存在は必ず出ると思います。「BiSがアイドルに終わりを告げたんじゃないか!」って。

本当にお疲れさまでした。素敵な時間をありがとう。

BiS「nerve」

 

 

かめ(@kame16g

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