2014年上半期ベスト#12(かんぞう)

2014年も早いものでもう半分が終わりました。始まったときはどんな年になるかなと思っていたら本当にあっという間です。今年の6月は例年になく梅雨っぽい。結構じめっとしてますね。毎日暑いし。いよいよ夏やなあ。

ということで、ここは一発2014年上半期の音楽総括でもやろうかなと。毎度のことではあるけど、極・私的なものなのでご了承を。上半期ベスト10ということでアルバム編と楽曲編です。何故今回上半期だけでやるかと言えば、年末にベストを選び出すので、必然的に記憶が新しい下半期作品が多くなるのです。なので今回上半期版を備忘録として作る、という訳ではないのですが、いつも忘れ去られがちな上半期作品だけでどうせならと思って一発出します。

前振りを長くしても面白くないので、そろそろ行きましょう。いざ振り返ってみると、上半期だけでめちゃめちゃいいものいっぱいありました。大変だったわー。それでは!

ベストアルバム

このタイミングで上半期リリースのアルバムを振り返ってみると、本当にいいアルバムがありすぎて、相変わらず選出するのに四苦八苦しました。「さぁやろう!」と決めたものの、「そうだこれ、年末死にそうになりながら選ぶ奴やったやん……」と選んでいる最中から「やめりゃよかった」と最強に後悔したのは内緒の話、笑。

 

10. SAKANAMON『INSUROCK』

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9. cinema staff『Drums, Bass,2(to)Guitars』

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8. HaKU『シンバイオシス

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7. the HIATUSKeeper of the flame』

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6. MAN WITH A MISSION『Tales of Purefly』

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5. パスピエ『幕の内ISM』 

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4. Dragon Ash『THE FACES』

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3. 黒木渚『標本箱』 

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2. TheSpringSummer『Pictures』

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1. 米津玄師『YANKEE』

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どうでしょう。最初20枚ぐらい選んだんですけど、泣く泣く外した作品も本当にすばらしいものばかりで申し訳なくなってくるよ。ざっと解説入れましょう。

まず米津玄師。これはきっと、年間ベストでも1位でしょうね。その非凡な才能と『YANKEE』という1枚の完成度の高さにびっくりしました。この音楽だいすきクラブでも合評という形で他の方からご協力を頂いて、レビューを書きました。こちらも是非ご一読いただければ。

米津玄師『YANKEE』 - 音楽だいすきクラブ

次にTheSpringSummerを選びました。きっと知ってる人は少ないんだろうな。このアルバム『Pictures』 はとっても爽やかで、4月リリースだったこともあり、春先に聴くにはぴったりでした。作り手の熱さがちゃんと伝わってくる名盤です。そして3枚目に黒木渚の『革命』。若かりし頃の椎名林檎にとてもよく似ています。ガッツリとパワーのある女性シンガーは久しぶりです。

あとの7枚についてはサクッと行きましょう。Dragon Ashは最高傑作と言ってもいいくらいの仕上がり。パスピエは、まだまだ聴き込みが足りないけど、それでも14年を代表する1枚であることは一聴してすぐわかります。MWAMとthe HIATUSはさすがの貫禄アルバム。特にthe HIATUSの作品はこれまでの彼等の作品とはまた違い、さらにまた一歩先へ踏み込んだ作品。あとはHaKUとcinema staff。どちらもライブバンドとしての地力を見せつけるべくガチムチのフィジカル作品をリリースしてきました。もはやライブ専用アルバムですね、盛り上がりが容易に想像できます。そして最後はSAKANAMON。特典のDVDがめっちゃ面白かったので滑り込みランクインです。

 

ベストトラック

いつもこの「楽曲編」としてソングオブザイヤーを選出する度に思うんですが、アルバム1枚が引っかかる場合と、曲が引っかかる場合、これは必ずしもイコールではないなぁとつくづく思います。ここで選出された曲が収録されているアルバムが、ディスクオブザイヤーでそのまま上位かと言われると決してそうではないというのがおもしろいところで。個人的には単純に曲がどれだけ最高かというところに主眼を置いたのがこっち、作品としての総合評価で決めてるのがあっちだと思っていただければ。

ではでは行きましょう。僕の2014年上半期ベストソングはこちらです。

 

10. androp「one」 

9. サカナクション「グッドバイ」

8. パスピエ「MATATABISTEP」

7. MAN WITH A MISSION「higher」

6. asobius「discovery」

5. the chef cooks me「ハローアンセム

4. Aimer「StarRingChild

3. 椎名林檎「NIPPON」

2. tofubeats「ディスコの神様 feat.藤井隆

1. 米津玄師「アイネクライネ」

という感じです。正直TOP3が強すぎて、他が入り込む余地がないくらいぶっちぎりの選出です。おそらく年間通してもこの3曲はブレないのではないかと思ってるぐらい。Aimerの曲はUCの劇場版が公開されたこともありすごくハマってました。力強い歌声がとっても魅力的。the chef cooks meは『回転体』お疲れさまってことで選出。やっぱり好きなんですよ彼ら。あとasobius、MWAM、パスピエはそれぞれリリースされたアルバムからのリード曲です。サカナクションは3月に行ったライブが本当にカッコ良くて、その前後はしばらくこればっかり聞いていました。そして10位にandropってな感じですね。代々木ワンマン行きたかったなぁ。

 

いかがでしたでしょうか。本当に今年は名盤揃いだなぁ。相変わらずCD買いまくりですし、友人から借りたりなんだかんだと新しい音楽が毎日増えていきます。半年でこれだけならば、あと半分素敵な1枚に出会える機会があるかと思うと、わくわくしちゃいますよね。年末の年間ベストに向けて、とりあえず上半期分でした。

 

 

かんぞう(@canzou

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