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GOMES THE HITMAN『down the river to the sea』

レビュー

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最近よく聴いている。GOMES THE HITMANについては宅イチローさん(@takucity)のブログを読むまで知らなくて、こうやって中古屋とamazonを駆使して音源を入手してのんびり聴いて、ようやく好きになってきたというのにバンドの方は一切活動していなかった。

山田稔明(gomes the hitman)と私~前編 - Anorak citylights

そう思っていたら、先日発表された7年ぶりのライブ再開の発表。僕なんかが行くのはおこがましいことはわかっているし、距離的にも遠いので行くつもりもないけど、それでもGOMES THE HITMANの音楽が少しでも多くの人に届くのはとても良いことだと思う。

1998年に作られたこの『down the river to the sea』が気に入っている。2曲目の「Believe In Magic In Summertime?」のアウトロがビートルズ中期っぽいとか、5曲目の「寒い夜だよ」がイントロの時点で小沢健二の「今夜はブギー・バック」っぽい等、いろいろきっかけはあった。でも大事なのはそこではない。

とても気持ちいい演奏をしている。グルーヴのある演奏でも技術のある演奏でもないけど、演奏している側が心地よい演奏をしているように思える。演奏がバチバチ火花を散らしているわけではないし、極端に美しい演奏をしているわけでもない。当時それぞれのメンバーができたであろうことをそこそこに、気持ちよさを大事にしている。

そのせいかとても居心地がいい。リゾートみたいに快適なわけでもないし、強烈な異国感があるわけでもないけど、「今住んでいるワンルームのアパートも実は悪くないよ」みたいな「ささやかだけど確かな」良さがある。その後にリリースされたメジャー1stアルバムの『weekend』も聴いたし、そちらのほうが名盤認定されているけど、今の僕にはこちらのだらしない感じがとても良かった。こちらをのんびり楽しんでから『weekend』に移行するつもり。

センチメンタル・ジャーニー」から「会えないかな」「溶けて死ぬのさ」までの流れがすごく好き。

「会えないかな」

 

 

ぴっち(@pitti2210