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7/21 LACCO TOWER「独奏演奏会〜「狂想演奏家」発売記念〜」

ライブレポート

LACCO TOWERのことを知ったのは確か今年に入ってからの話。Twitterのタイムラインでよく名前をみるバンドがあるなと思って、聴いてみて、あまりのカッコよさにびっくりして、自分というよりは「あの子が気に入りそう!」と一人の友人が思い浮かんだ。そしてその子に何気無く話をしてみたところ、トントン拍子に「カッコいいね」となり、二人でアルバムを買い、直後に決まったライブに行くことにした。それがこの日、7月21日。

ライブに行くことにして本当によかった!まだツアーが続いているから詳細は語れないけど、最初から最後まで、LACCO TOWERが初めてだった私たちには刺激的すぎて!そんな様子を以下、少しだけだけどお届けします。

まず驚いたのは、開始直後にスクリーンから流れ始めた映像。「みこしーズ」なる男集団による、どうみても茶番(褒めてます)だろ?って感じの内容が続く。ここは本当にLACCO TOWERのライブ会場?と疑うけど、周りの方々が動じてないからきっとそう。そしてついに彼らがスクリーンを飛び出した!ラッコの巨大ぬいぐるみを団扇に括り付け、一度聞いたら忘れられない「ラッコ節」にのせてフロア中を練り歩く!何が何やらてんで訳は分かってないけれど、とにかく面白くって楽しくってげらげら笑い転げているうちに彼らはいなくなって、すうっと照明が暗くなった。

演奏はさっきまでの茶番が嘘みたいに、クールで熱くてカッコよかった。矛盾してるみたいだけどほんとそう。ボーカル松川さんは身振りも声も妖艶すぎて、真一さんはキーボードに立ってるやら弾いてるやらわからなくて、ギターもベースもドラムも曲調にあわせて踊り狂い奏で狂っていた。知ってる曲も知らない曲も激しいのも穏やかなのも色々あったけど、何を見ても楽しくてしょうがなくて時間が経つのがあっという間だった。

トークもおもしろかった。一回、細川さんのギターが調子悪くなっちゃって演奏が中断したんだけど、無事に直って帰ってきたと思ったら「お前クビな!」って。そういう軽口の叩き方は今まで見てた人たちとあまりに違って驚いたし、そもそも軽快にトークを回すボーカル、という存在が新鮮だった。いや、世の中にはそんな方は山ほどいるんだと思いますが!そしてなんで群馬のバンドなのに関西弁?と感じたけど、松川さんは神戸出身なんだねえ。神戸の人の関西弁が大好きです。

 

自分の胸を掻きむしったり、隣の頭をわしゃわしゃしたり、高らかに叫んだり力が抜けてへたり込んだり、一挙一動に胸の中身がごっそり持ってかれるような、松川さんを見てるとそんな感覚を味わった。耳から、目から身体中が侵食された。そんな時間がずっと続きながら、でも最後にはラッコちゃんの着ぐるみが登場して気合い入りすぎのダンスで笑わせてくれるんだから、本当もう疲れた。楽しすぎて疲れた。

この日はLACCO TOWERの12周年記念ライブも兼ねていて、だからこそこんなにお祭り騒ぎみたいだった部分もあるんだろうけど、音楽のライブに行ってこんな全方向から衝撃を味わったのは初めてだった。友人と顔を見合わせて、しばらくは「楽しかったね…」しか言葉が出なかった。これからも曲は聴きたいしライブにもまた行きたい。そんな風に心から思った一日でした。

 

 

かがり(@14banchi