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THE SLEEPING AIDES & RAZORBLADES 白浜くんショートインタビュー(director's cut ver.)

こんにちは。Anorak citylightsというブログをやっている宅イチローという者です。音楽だいすきクラブには久々の登場になります。よろしくお願い致します。

今回、僕がこちらに投稿するのは、音楽だいすきクラブ初のインタビュー記事になります。インタビューっていっても某2万字インタビューのようなものでは無く、音楽好きの雑談を読み物としてまとめた形ですね。自分が読みたいインタビューってそういうものだし。

今回のお相手は北海道の気鋭インディーポップバンド、THE SLEEPING AIDES & RAZORBLADESのフロントマン、白浜くんです。詳しくは本文のレビューを参照いただき、ご存じない方はYouTubeのMVでぶっ飛んじゃってください!それではどうぞ。

 

北海道のTHE SLEEPING AIDES & RAZORBLADESという若いバンドが大好きです。

バンド名でピンとくるアナタの目には寸分の狂いもありません。新旧パンクスが入り乱れて喝采を送った2000年代の伝説The Exploding Heartsの曲から引用された名前を持つTHE SLEEPING AIDES & RAZORBLADES、彼らのニューカセットテープが僕のハートをエクスプロードさせて止まないのであります。今回はメインソングライターであり、歌とギターを担当する白浜くんに、「無人島に持っていきたい5枚のアルバム」についてインタビューしてきました。

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写真中央が白浜くんです。

本題に入る前に、まずは2013年にリリースされた1stアルバム『Space Travels In My Blood』から紹介していきましょう。

THE SLEEPING AIDES & RAZORBLADES『Space Travels In My Blood』

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70年代後半、英米パンクバンドの中に混じりパワーポップの雛型とも言えるメロディアスなパンクを鳴らすバンドが現れはじめた。すぐに名前が挙がるところならば、Buzzcocksをはじめboysの2ndやRich Kids「Young Girls」、The Real Kids、そんでもってベルファストのPROTEX等がそれです。

要はパンクとパワーポップの中間。いいとこ取りとも言う。THE SLEEPING AIDES & RAZORBLADESの直接的なルーツはきっとそこにある。そんな一際ポップで熱いパンクにMega City FourをはじめとするUKメロディックのセンチメンタリズムをグググ~と注入、リバティーンズ的なボヘミアニズムまで漂わせながら初期衝動は丸出しで。そんでもって現行インディーポップのスペシャルスパイスを振り撒いたら唯一無二の音像が出来上がった、本作で聴けるTHE SLEEPING〜はそんな音です。インディーミュージックの良いとこ取りとも言います。

要するに、新旧インディーミュージックのカッコいい部分だけをセレクトして咀嚼、配合したわけです。センスさえあればそこから新しい音楽が生まれてくるわけで、THE SLEEPING 〜はそいつを成し遂げているわけですね。Literatureと共振しながらも彼ら以上のロマンと衝動を兼ね備えた1stアルバム、APageOfPunkのリリースでお馴染みUNDERGROUND GOVERNMENTからのリリース。

続いては2014年6月にリリースされたニューカセットテープ『Dub Narcotic Fanclub』について。

THE SLEEPING AIDES & RAZORBLADES『Dub Narcotic Fanclub』

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このテープ、ヤバいやつです。フォーマットの妙味も加わり、My Bloody Valentine「Sunny Sandae Smile」のepとか、Fat Tulipsの4曲入りのやつとか、Seventeen「Don't Let Go」の7"みたいにインディー史に残るタイプのシングルだと思います。リリースはヤブソン主宰のI Hate Smoke Recordsから。(レーベルTシャツ愛用してます♡)

先程、アルバムのところで、彼らの音楽を"新旧インディーミュージックの良いとこ取り"と表現しました。本作でもそこは不変です。彼らの音楽にはStiff Little Fingersがいるし、The Smithsがいるし、Minor Threatがいるし、Aztec Cameraがいるし、Smith Westernsがいるし、Cloud Nothingsがいる。もちろんThe Exploding Heartsもいるし、Seventeen againもいる。本作はそんな所謂ルーツからの影響をかなぐり捨て笑いながら駆け出していったような痛快さがあります。要するに、本作を聴いてインディーミュージックのウンチク話に終始する必要が無くなったということです。白浜くんの泥酔したピートシェリーみたいな歌も、謎のエフェクトがかかる爆音のギターも、加速していくビートも 彼らの完全なオリジナルであるように思うのです。

その象徴が本作からのリードトラック「L.A.M.F」であります。

THE SLEEPING AIDES & RAZORBLADES「L.A.M.F」

この流れを汲むならば来たるセカンドアルバムはとんでもないものになるのでは。ところで、タイトルはKのDub Narcoticスタジオからでしょうかね?

前置きが長くなりました。THE SLEEPING AIDES & RAZORBLADES、白浜くんの「無人島に持っていきたい5枚のアルバム」談義、スタートです。

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–––Anorak citylightsの宅です。よろしくお願い致します。

よろしくお願いします!

–––今日はTHE SLEEPING AIDES & RAZORBLADESのメインソングライターであります白浜くんの「無人島に持っていきたい5枚のアルバム」というテーマを主題としてお話させてください!アルバム、めちゃめちゃ聴いてます。すごく好きです。

わー、そう言われるととても嬉しいです。ありがとうございます!

–––I HATE SMOKE TAPESから出たテープ聴いてすぐにアルバム買いました。「新旧のインディーミュージックの良いトコ取りじゃん!」って思ってます。

いやー、ありがたいです、本当に。良いとこどりになれてれば良いのですが、そう思っていただけたのならとても嬉しいです。

 

1枚目 Mega City Four『Terribly Sorry Bob』

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–––では1枚目いきましょう!

1枚目はこれです。やってる音楽だけでなく、人生の軸にすらなっている1枚です。

–––Mega City Four(MC4)の初期シングル集ですね。ジャケットからして最高の1枚です。どんな思いがあるんですか?

高校の時とか毎日ネットで音楽探してて、その中でMC4を知ったんです。三大UKメロディックみたいに言われてるSnuff、Leatherface、MC4の中でMC4が一番聴きやすいな~なんて思いながら、田舎に住んでいたのできっとこれは誰も持ってないな、なんて思いながら再発盤の1stを買ったのが僕の初MC4でした。

–––はい。

そうして、自分しか知らないから、みたいな理由と裏腹に単純にカッコ良くてハマっていったんです。他のアルバムは当時3rdも再発してないので高校生の身分では買えない日々が続くんですが。社会人になって東京に遊びに行ったときにユニオンでTerribly Sorry BobのLP見つけて速攻買いまして。あまりの嬉しさに泣きそうにもなったのですが、ともかく物を買ってあんなに感動したのは初めてでした!北海道にユニオンは無いので「きっとこれって東京とかじゃ普通なのかな?」とも思ったけど、そういうの関係なく最高の気分でした。宝物みたいな感じですかね(笑)

 –––僕も地元である栃木のWonderGOOというユーズドCDとか売ってるお店で、MC4のアルバムを一気に5枚見つけて歓喜した思い出があります。他人事とは思えません(笑)そういう劇的な出会い方をしたレコードってめちゃめちゃ気持ち入っちゃいますよね。確かにMC4はUKメロディック御三家の中でも1番聴きやすい反面、特に後期なんかは奥深いサウンドを伴っていたように思います。

WonderGOO、僕の住んでた田舎町にもありまして、ワゴンセールでキュアーのDVDを500円で買えて最高でした(笑)そうですねえ、僕は5枚目とかも最近聴き直して好きになりましたね。4枚目の『Wallflower』が1番好きなのでまあMC4は全部好きですね!後期の雰囲気もとても好きです。単にパンクだけで構成されてるわけじゃないんだなーと。wizはTeenage FanclubとかMudhoneyのTシャツ着てますし。Pixiesのカバーとかもやってますもんね。歌詞とか読むと救われます!

–––WonderGOOでのディグは全国共通だったわけですね(笑)それでは2枚目お願いします!

 

2枚目 The Exploding Hearts『Guitar Romantic』

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2枚目はThe Exploding Heartsです!

–––バンド名のルーツですね。ギターのリフ等に影響が顕著だな、と感じてました。

そうですね、まんまリフ使ってしまってます(笑)初めて聴いた時は衝撃的でした。てか「声ミック・ジョーンズじゃん!」みたいな。

–––2000年代のバンドとは思えないですよね。ミック似のボーカルもそうですし、何よりメロディがポップで素晴らしいです。有名なフォロワーにはThe CRY!等もいますが白浜くん的にどうですか?

The CRY!好きですよ!けど、現行ならばSonic AvenuesとかCrusaders Of Loveとか好きですね。

–––Sonic Avenues!燃えますよね~!

最高す。アルバム全部好きです!ちなみに、The CRY!にメッセして音源送ったことがあるんですが「音が汚い」と言われました(笑)

–––ちょっとThe CRY!が嫌いになりました(笑)

でもちゃんと良いトコも言ってくれましたよ(笑)普通にやり取り出来て嬉しかったです。

–––僕はTHE SLEEPING AIDES & RAZORBLADESの方が素晴らしいと思ってます。The Exploding Heartsからの影響はあくまで一部でしかないし、THE SLEEPING AIDES & RAZORBLADESはもっと白浜くんの好きなものをごちゃごちゃにミキサーした感じを受けます。

僕らはクソですよ(笑)でもそう言ってもらえると本当に救われます!

 

3枚目 DIIV『Oshin』

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–––3枚目は元Beach FossilsのギターがやってるDIIVですね!とにかくギターが気持ちいいアルバムですよね。Beach Fossilsより好きですか?

DIIVの方が好きですね!アルバム本当に凄すぎると思います。

–––THE SLEEPING〜を聴いて、70'sのパンクとかパワーポップがルーツなのかな、と思ってたのですが新しい音楽からも積極的に影響受けてるんですね。

ともかく周りの人に負けたくないので「いろいろ吸収しなくては!」と常々思ってます。でも結局他の人の方が詳しかったりするのでみんな凄いな~といつも思ってます。

–––近年のインディーポップ、どこの国のも本当におもしろいし良いバンドばかりです。

 

4枚目 The Jesus and Mary Chain『Darklands』

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–––ジザメリですか!世間では前作の『Psychocandy』の方が名盤とされてますが、白浜くん的にはこっちなんですね。理由を教えてください!

1stも、というよりはジザメリは全部最高ですが、昔唯一持ってたジザメリの音源が『Darklands』でして、「めっちゃカッコ良いラモーンズだな!」と思った記憶があります。メロディがラモーンズなので(笑)歌詞も好きです。陰鬱だけど救いがある感じで。『Psychocandy』のほうがシューゲイザーなんですけど、こっちの方がポップだなーと思います。やっぱり聴きやすいのが好きなんです。

–––確かにザラついたラモーンズ感ありますね(笑)MC4のお話の時も感じたのですが、白浜くんは英詞の和訳も目を通すんですね。興味深いです。歌詞の内容で好きになることもあるんですか?

「尊敬してるバンドの人って何考えてるんだろう?」と思うので。歌詞の内容で好きになることも多いです。そしてそのまま自分の歌詞にも引用しちゃうパターンですねー(笑)

 

5枚目 OVER HEAD KICK GIRL『demo』

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–––時間も押してますので、最後の1枚いきましょうか!

ラスト1枚はOVER HEAD KICK GIRLのデモCDです。札幌の先輩なんですが、間違いなく人生で1番聴きましたね。

–––お名前しか拝見したことないです。確かMC4の影響下にあったバンドだと認識してます。

単にMC4ではないです。なんというか、まだマイスペースとかあると思うんで聴いてもらえれば夢中になっちゃうと思います。ちなみに僕は再結成ライブみたいなやつで信じられないくらい号泣しちゃいました。そのくらい大好きで、影響かは分からないですがああいう風になりたいな とよく思います。

–––OVER HEAD KICK GIRL、チェックしてみます!今日はお時間を割いていただきありがとうございました。

本当にありがとうございました!!

 

以上、白浜くんありがとうございました!秋に出る新しい音源と東京でのライブ、楽しみにしてます。ちなみに白浜くんのベストフェイバリットでありますOVER HEAD KICK GIRLの音源はこちらで聴く事ができます!

Over head kick girl - インディーズバンド試聴サイトAudioleaf

いかがでしたでしょうか。そう、ショートインタビューなんて大それたものじゃない、ただの雑談であります。それでも好きなアーティストと直接お話する事は思った以上に意義深いものですよ。ご覧いただいた皆さまもぜひ、まずはTwitter等から気軽にコネクトしてみては!

 

 

イチロー@takucity4

Anorak citylights