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Slow Club「Everything Is New」

曲紹介

洋楽/邦楽/ジャンル/人種/お金のかけ方/方向性/ファンなどなど、音楽っていろいろ種類とか区分けありすぎて際限ないよね。でもやっぱり「歌がいい音楽は強い」という事実は真理だと思う。イギリス中部のシェフィールド出身の男女2人組ポップデュオで、ふたりともマルチプレイヤーだ。ただ、Rebecca Taylorの歌がうますぎる。インディポップ周辺でこれだけ歌うということが、個人的に眼から鱗だった。

そもそも歌がある音楽なら元々歌を中心に置くのが自然だと思うけど、でもポップミュージックはいつからかギターが重視される時代になったり、バンドのグルーヴが重視されるようになったりと、それぞれの時代に合わせて形を変えて進化していった。それは歌がうまい人が絶対的に少ないという事情があったのかもしれないけど、それ以上にその音楽に選ばれた歌い手が現れた瞬間、似たようなバンドは太刀打ちができなくなるってことが実際多かったのだと思う。ジャンル完成→「はい終了!」的な。だから音の調和、静けさ、雰囲気、言葉、実験性、ありとあらゆる要素で差別化が図られたわけだし、時にはそれが歌の巧さよりも重宝されることもあった。

だから僕がインディと呼ばれる音楽を掘る上で、正直歌の巧さはそれほど重視しない。でもこれだけ歌えて、おまけにインディの雰囲気や実験性を持っていると、それはもう最高としか言い様がないのです。最高。いいとこ取りしやがって!もちろん完璧な音楽なんてありはしない。でもインディというジャンルにこういう音楽が現れたことは、同時にジャンルの完成も目前に迫っていることを意味する。そんな予感がひしひしとするのである。

ちなみにこんなインディ然とした音楽をやっているのに、下のようなやたらポップな音楽もやっていたりする。

こういうまとまりのないところも大好き。

 

 

ぴっち(@pitti2210)