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People In The Box『Calm Society』

レビュー

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こんにちは。お久しぶりです。kasecoです。去年の11月に初めてCDを借りて、以来ちょっと自分でもどうかしてるんじゃないかというくらいはまっているこのバンドの新しいシングルが気に入りすぎて、どうにも何か書かずにはいられません。というわけで、People In The Boxの、3月11日にリリースされたニューシングル『Calm Society』について。

率直な感想はこのつぶやきに集約されています。

 
1. 海はセメント

7分以上あるのですがあっという間でした。アコギのソロが超絶爽やかですが、それ以外の楽器隊は何だかひんやり湿ったコンクリートのようです(まさにタイトル通り)。サビでの転調と最後Cメロのコード進行が個人的ツボ。 

 

2. 数秒前の果物

これはリズム感が心地よいですね。とくに間奏の「Cut The Fruit」の繰り返しはちょっとふざけてる感じで面白いです。カッザッフ~ カッカッザッフ~♪

 

3. きみは考えを変えた

ピアノの高音とベースの低音のコントラストが美しい曲です。これも爽やかですが、ベースの音が、オーケストラや吹奏楽で使うバスドラを叩いたときのどぉーんという振動に近い感じで迫力があります。ピアノの5連符アルペジオ弾きながら歌うの、難しそう……。
全体的には、聴いたときの音の近さ(小さな会場で弾き語りを聴いているような感じ)がとても印象的でした。

 

昨年8月にリリースされたアルバム『Wall,Window』以降、歌詞もメロディもシンプルになったなあと思います。以前のような不穏な言葉のチョイスや変拍子は減って、ピアノが使われる機会も多くなってか耳馴染みが良い曲が増えたという印象です。穏やかな曲調で聴きやすいけど、その穏やかさの内側にいろいろ隠されていそうな、不思議な感覚があります。

Peopleの曲を聴くのは、絵や彫刻を鑑賞したり、あるいは、美しい建築物を見ている感じと似ているなあと思いました。 言葉にするのが難しいけど、どうしても言葉にしたくなる3曲でした。ぜひ聴いてみてください。

www.youtube.com

さよなら 水に浮かべたトルソ 平気でいよう
カーテンの向こう 青く瞬く新宿
さよなら 水を憂かべたトルソ 平気でいよう
無闇やたらとあいさずにいてね 今という時間を(海はセメント)

こういう、映像でのイメージがはっきりと思い浮かぶけど、何を表しているのかはあいまいな感じの歌詞にハマりました。最近よく読んでいる吉田篤弘さんの小説とか、イメージの浮かび方が近いような気がします。

それではまた。kasecoでした。

 

 

kaseco(@palam_ai

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