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4/11 Noel Gallagher's High Flying Birds @ Zepp Fukuoka

ライブレポート

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チケット発売日に即日完売だったこの公演。今回のジャパンツアーの中で、唯一の土日開催。平日は休めない時期だったので、なんとしてでも福岡公演のチケットを取らねばと思っていたところ、チケット発売日に仕事がトラブった。バタバタと対処しようやく落ち着いたところでローソンへ向かうも完売。しぶしぶ諦めて年が明けてしばらくしていると、twitterで譲ってくださるという方が。そんなラッキーに飛び乗って参加できたのでした。

初めてのZepp Fukuoka。バスから降りて「どっちだ?」と右往左往して、17時40分くらいに着いたらもうフロアはパンパン。係員も「入りきれないお客様がいらっしゃいますので、1歩ずつ奥へお願いします」と叫んでいる。全然前に行けないけど、壁際をちょっとずつちょっとずつ進む。オールディーズなポップスが流れる中、開演時間を少し過ぎ、それまでから一転してフィードバックノイズのような音が鳴り始める。それがどんどんと大きく、そして高くなっていき、照明が落ちる。めっちゃ凝ってる!

 

オープニングはアルバム未収録ながらもビデオが作られた「Do The Damage」。「パーン!」とライブ始まるのがすごくテンション上がる。前回のツアーは「(It's Good)To Be Free」でしっとりだったね。

大阪公演が静かだったどころか沈黙だったとノエルに揶揄されてたのでどうなるかと思ってたが、かなり盛り上がっていた。前方はみんなジャンプしまくってたんじゃないのかな。曲間も「ノエルー!」「まゆげー!」「お兄ちゃんー!」「がんばれー!」「Supersonic!」と、いろいろな応援や野次が飛び交う。マンチェスターダービーの結果を予想する(もちろんシティの勝ち。3-1)とかめずらしい光景まで。

 

やっぱりライブだとロックチューンのかっこよさが際立っていて「Lock All The Door」や「You Know We Can't Go Back」といった今作の曲が映える。

さらに、アルバムでは今一つの印象だった「The Mexican」のドタドタとしたビートがかなり強調されて、ホーンもバッチリハマっていた。赤く照らされる照明とあいまって、かなり格好良かった。《I was only dreaming of a revolution》の「レボリューション」の「リュー」のところ、たまりません!

「Ballad of the Mighty I」はもちろんジョニー・マーではなかった。でも今回はじめてこの曲の凄さを感じることができた。スケールでかい!

「いや、ロックチューンだけじゃなくて……」とか、文句を言い出したらキリが無いんだけど、佳曲という言葉が似合う「The Dying of the Light」が染みた。《it makes me wanna cry》のラインにグッと来る。

 

やっぱり演ってくれたオアシス時代の曲。懐かしさを感じさせる写真をバックにアコースティックなアレンジでの「Fade Away」、解散してしまってから聴けると思ってなかった「Champagne Supernova」、そして「なんでその曲よ!」と言いたくなる「Digsy's Dinner」。いやいや、やってくれるにしてもなんでそれなんだよ……。やるんなら「Half The World Away」とかさ……。そう言いたくなるのがややこしいファンの心理。

オアシスは偉大だったけど、前作の時よりもオアシスから離れつつある気がする。「前作は無意識にオアシス的なギターを避けていたのかもしれない」と語っていたように、離れていくからこそ、新作は自由にエレキギターをガンガン鳴らす作品になったのかなーとか思ったり。だから今回のツアーで披露されたオアシス時代の5曲はとても嬉しい反面、どこか落ち着かなさを感じた。やっぱり今はノエル・ギャラガーというソロなんだな。なんだろ。よくわからないけど。

だけど今回一番うれしかったのは超定番の「Don't Look Back In Anger」だった。というのも良い曲だとは思うけど、それほど好きじゃなかった。他にもっと思い入れのある曲はあるし、あまりにクラシック過ぎて。(あとロックイベントの最後でかかるのも好きじゃない)

でも今回、本編最後に演った時には気分がすごく盛り上がっていて、サビ前では「ほら、歌えよ」と言わんばかりにノエルがマイクスタンドからスッと離れた姿に感極まってしまった。それが2回も繰り返され、間奏明けの3度目のサビでノエルがいよいよ満を持して歌う。そこで「うわーー!」だ。

そして最後の《Don't Look Back In Anger (×2) I Heard You Say》のラインを観客だけで歌って、ノエルが繰り返すっていうくだり。最高にうれしかった。これだよ。ずっと憧れてた海外のライブのワンシーン!

 

これだけ充実したライブが出来るのなら、再結成しろなんて言ってもそりゃ無理な話だと思う。オアシス時代から数えると5回目のライブだったけど、今回が一番楽しかった。前作のツアーは大阪府立体育館(指定席)で観たけど、正直イマイチだった。今回はスタンディングだったこともあるけど、以前より本人が楽しんでいる感じがする。再結成しなくても、本人が楽しそうにしてくれればそれでいいよ。

 

 

けんじ(@knj09

More Bitter, More Sweet