ベストアルバムについての補足、のようなもの

今年のベストアルバムの集計について、洋楽邦楽の区別をやめることに戸惑られる方をちらほら見かけた。詳しく尋ねたわけではないが、確かに「10枚の中に洋楽を入れなければいけないのかな?」と思われても仕方がないと思う。ただ、その疑問については「いえいえ、いつも通りに普段聴いているものから選んでいただければ」と答えている。アイドル縛りでも構わないし、邦ロックのみのランキングでも大丈夫なので気兼ねなく参加していただけるとありがたいです。もちろん参加せずに眺めていただくのでも全然大丈夫です。遊び(でも本気)なので楽しくやりたいです。

今までは洋楽を含むランキングから、洋楽を取り除いたランキングのデータを収集していた。もちろん、集計方法にも毎年記載している。そうなると例えば洋楽を中心に聴く人にとってそれほど大きな価値を持たない作品が抽出されることがあった。

例えばベスト20枚の中で4位、8位、15位、19位、20位が邦楽だった場合、それらの5枚を1位から5位までにしてポイントを振り分けていた。

1. 洋楽
2. 洋楽
3. 洋楽
4. 邦楽→1位→10P
5. 洋楽
6. 洋楽
7. 洋楽
8. 邦楽→2位→9P
9. 洋楽
10. 洋楽
……(以下略)

この方法の場合「邦楽を中心に聴く人の10枚」と「洋楽を中心に聴く人の邦楽だけを抜き出した10枚」への思い入れの強さが同じとは言えない(と思う)。もちろん利点もあって、様々な価値観に基づいたランキングのデータを反映することができた。不満がある人もいるかもしれないが、まあ趣味でやってることなので許してください。

ただ、今年は「もういいかな?」って思った。例えば雑誌とかの邦楽のみのランキングはあまりおもしろくないと思っていたし(その逆も)、以前から、さらに奔放なランキングにならないかな?と思っていた。ただその反面偏りができることが怖かった。このブログは邦楽寄りだからこそデータが偏ると思っていた。

でも上記の記事で書いた通り「まあそうなったらそれでいいか」と思って混ぜることにした。ランキングについて「これがネットの真実!」なんて主張する気は微塵もないし、まあそれはそれで受け入れられればいいかと。あと、Apple Musicをはじめとしたストリーミングサービスが普及したことも大きいと思う。もちろん「ストリーミングサービスを使ってるなら洋楽も聴きなよ!」という話ではなくて、ただ、多くの人がわりとフラットに洋楽を聴くようになった気がしているだけ。違うかもしれないけど。

そういうわけなので、今回の実験にぜひお付き合いいただけたら。1月5日まで受け付けています。もう参加してくださった方々もいますが、休みが始まってからのんびり考えるのも楽しいと思います。よろしくお願いします。

 

 

ぴっち(@pitti2210