4/26 RADWIMPS GRAND PRIX 2014 実況生中継 パーフェクトドリーマーズ編 @さいたまスーパーアリーナ
RADWIMPSの昨年末リリースアルバム「×と○と罪と」のツアー後半戦は「パーフェクトドリーマーズ編」。今回のツアーは先月行われた前半戦の「会心の一撃編」の横浜アリーナ初日に続いて2公演目の参戦。
基本的にセトリ、流れや演出はほとんど変化はないのだが、野田洋次郎が着用していた紫外線を浴びると色が変化する服や、派手な照明、映像という広いアリーナならではの演出よりもはるかに目を引くのが、メンバーのマルチプレーヤー化だ。
かつてのツアーではサポートキーボードを加えることもあったが、今では洋次郎がピアノやサンプラー、桑原と武田もギター、ベースのみならずキーボードや打楽器、さらに山口はドラム以外にショルダーキーボードやグロッケンなども操る。楽曲の構造はアルバムの枚数を重ねるごとにどんどん複雑になっているのにすべて4人だけで再現してしまう。
そしてただ単に様々な楽曲を弾きこなせるようになっただけでなく、各々が本来担当している楽器の演奏力もはるかにレベルアップしている。「おしゃかしゃま」での桑原と武田のソロバトルはツアーを経てきたことにより、横浜の時よりもさらに凄まじくなり、かなりの長尺になった武田のベースソロでは自然と歓声が巻き起こっていた。
洋次郎もこの日は異常なほどにテンションが高く、翌日もライブがあることを全く考えていないかのように声を張り上げてシャウトするという珍しい場面も。かと思えばMCでいきなり出川哲朗のモノマネをしたりしてしまうのだが。
これまではその洋次郎の巨大な才能ばかりが注目され、洋次郎とその他3人のメンバーと見られることもあったが、今では学生時代からの友人としてという理由ではなく、プレーヤーとしてもRADWIMPSはこの4人でなくてはならない必然性を感じる。
それだけに、これからこのバンドはこれからどこまで進化するのだろうかとも思ってしまう。そんな中で来月には別名義バンド、味噌汁'sのデビューシングルとアルバムまでもがリリースされる。今回はお披露目はされなかったが、一時期と比べると信じられないくらいに活発になったこの活動のペースの速さこそが、今のバンド、メンバーの絶好調ぶりを物語っている。
「みんなが幸せになりますように。みんなの大切な人が幸せになりますように。また必ずどこかで会いましょう」
と洋次郎はいつものように何度も口にした。これまでもずっとそうやってやってきた。これからもずっとそう言い合えますように。
1.ドリーマーズ・ハイ
2.One man live
3.DARMA GRAND PRIX
4.ギミギミック
5.アイアンバイブル
6.Tummy
7.トレモロ
8.ます。
9.パーフェクトベイビー
10.ブレス
11.実況中継
12.おしゃかしゃま
13.DADA
14.最後の晩餐
15.シザースタンド
16.ラストバージン
17.有心論
18.君と羊と青
19.会心の一撃
20.針と棘
encore
21.いいんですか?
22.05410-(ん)
ソノダマン(@yoppeleah)