レンタルだいすきクラブ 第1回 かめさん篇
「なんか連載を作りたいなあ」→「それじゃレンタルでもしてみるか」
そんな安易な感じでレンタルだいすきクラブ、スタートしました。この連載は毎回執筆者が交代しながら、その時の書き手がレンタル屋さんで借りたCDを感想を加えた上で紹介し、自らの音楽性癖を晒す企画です。基本的には「最近、何聴いてる?」的な音楽好き高校生の会話をブログ上で再現したくらいの感じなので気軽に書いて/読んでもらえたら嬉しいです。でもいざはじめてみるとこれまた、リスナーとしての自らの幼稚性(?)や変態性(?)、それから今の嗜好が反映されてしまうすごく恥ずかしい、いや、興味深い連載になる気がします。
というわけで第1回の記念すべき執筆者は、本来は第2回の予定だったのに諸事情で全然企画が進まず、一発目に押し出されたかめ(@kame16g)さんです。神聖かまってちゃんが最近リリースしたシングルにおける川本真琴の参加を「人力ボーカロイド」と大胆に解釈し、「アナログで音楽を買うということ」の記事でRECORD STORE DAYを扱い、また別な記事では京都のインディーバンドHomecomingsを紹介するなど、音楽好きが唸るような記事を書くかとおもいきや、でんぱ組の武道館ライブのレポートをぶち込み、おまけに下書きにBiSの横浜アリーナ公演に関する記事を半月以上放置する、音楽だいすきクラブきっての強者です。
そんなかめ(@kame16g)さんがトップバッターを務めるレンタル・だいすき・クラブ、第1回はじまります!
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基本的に「ボーカルの性別が半々になる」ように選ぶようにしてるのですが、みなさんレンタルに行くときは目的のアルバムとか決めてからいきますか?そのあたりを知りたいです。今回の選び方としては「ジャケットが見えるように展開されているもの」から5枚を選びました。わりと新しいアルバム中心の5枚になってます。
1枚目 Pitbull『Global Warming』
こちらは、先日DJイベントに遊びに行ったときにShazam(流れてる曲名を検索するアプリ)で拾ったのがPitbullだったので気になっていました。ジャケットが見えるように広範囲で展開されていたのにほとんどが貸し出し中になっていて、人気がありそうだったのでこちらを選出。
バンド音楽を聴く機会が多いので、フューチャリングでいろんな人の声が聴こえてくるのが新鮮でした。低音がかなり出ていて、心地よくなってきます。「Get It Started」のシャキーラ(Shakira)の声としての音がすごすぎて、こんな歌い方できる日本人がまったく想像できない。
2枚目 Foster The People『Torches』
- アーティスト: Foster the People
- 出版社/メーカー: Sony
- 発売日: 2011/05/24
- メディア: CD
- 購入: 7人 クリック: 33回
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これは自分のTwitterのタイムライン上でnowplayingとして何人かつぶやきが流れてきたので借りてみました。
帰省する深夜の車の中で聴いたけど、普段洋楽のソウル・ジャズあたりの曲ばかり聴く友人もかなり食いついてて、正直かなり良かった。心地よさのあるリズム音の中に、透る声が深夜の空気に広がっていく心地よさ、音の流れがたまらない。
3枚目 SHISHAMO『SHISHAMO』
the peggiesという女子高生(現在は女子大生)バンドを一時期見に行っていて、そこで知り合った人に似た感じので進められたのがSHISHAMO。せっかくなので借りてみようかと。
勢いとか甘酸っぱさとか、この世界は「自分とあの人」ふたりの世界。そんな表現は若くないとできないと思ってます。まだ音楽なんて全然知らなかった高校生くらいの自分も、毎日小さなことで山ほど悩んでたなー。と少しだけ昔を思い出してみませんか。
4枚目 MAN WITH A MISSION『Tales of Purefly』
新譜というとこで、「今まで聴いてきたからとりあえずレンタルしよう」という感じで借りました。
これまで色々な音楽を混ぜたような曲で、フロアを躍らせてきた彼ら(オオカミだけど)が新しく出したコンセプトアルバム。今秋にEpic Recordsから全米デビューすることを意識してか、踊る曲よりも伝える曲が増えた印象。個人的にはこのアルバム今までのより好きです。
5枚目 the HIATUS『Keeper Of The Flame』
the HIATUSが出している音源は、正直大外れというものがないと思います。音源として、楽曲として一定の安定感が毎回保障されている感じ。MWAMと同様、新譜が出てたので借りてきました。
シンセサイザーの音が心地よくエレクトロ色の強いアルバムでした。前作の『A World Of Pandemonium』はアコギ色が強くて音の広がりが心地よい青空の下で聴きたくなるアルバムに対して、今作は夜の中でのんびり聴いていたい。「Waiting For The Sun」のイントロからのメロディの浮遊感といい、心地よすぎる。
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こんな感じでレンタル・だいすき・クラブはじまりました。近所のTSUTAYA等でレンタルしたものを晒すだけの連載。のんびりやっていこうと思います。執筆者募集中です。「レンタルしたCDの写真」「序文」「感想」「まとめ」を送っていただいた順に掲載する予定です。こんな感じでとりあえずやっていこうと思います。宛先はガイドラインに載ってます。ぜひ参加して遊んでみてください。ロゴはそのうち作ります。たぶん。