心地よさを融合させたソウルフルハウス

「グルーヴ」「ソウルフル」「ファンキー」という言葉に弱い自分。

今日紹介する「ソウルフルハウス」とは、その3つの要素を上手く合わせてダンスミュージックにしたものです。

「ハウス」とは、ドラムのバスドラムが「ドン ドン ドン ドン」と1小節に4回連続で鳴る、いわゆる4つ打ちと呼ばれる音楽のことで、その裏拍にはハイハットのリズムが入ることが多いです。「ドンチードンチードンチードンチー」という基本リズムを反復させることによって、グルーヴ感を生み出し、踊れる音楽として成立させているわけです。

そのリズムは実にシンプルではありますが、そこに動きまわるベースラインが加わりグルーヴをさらに強めます。ギターはシンプルにカッティングしたり裏方に徹していることが多く、キーボードもコード弾きで楽曲を支えている程度のことが多いです。前に進もうとする楽器と、それを引き立てようとする楽器が入り混じる様子は、ジャム・セッションに近い部分があるように思えます。

「ソウルフルハウス」はその名の通り、ソウル・ミュージックに影響を受けた音楽ではあるのですが、近年では心地よい歌物ハウスを「ソウルフルハウス」というカテゴリーにわける傾向も少なからずあり、ジャンルとしての意味合いはかなり広がりを持った名称に変わりつつあるように感じます。

Tortured Soul「Fall In Love」(ライブ映像)

ハウスといえば打ち込み音楽という印象が強いと思いますが、打ち込みであるからハウスというわけではありません。ベース/ドラム+ボーカル/エレピ+シンセの最小構成でソウルフルハウスを演奏している動画です。音数少ないですが、しっかりグルーヴしています。

DJ Meme Orchestra「Love Is You」(メイキング映像)

贅沢に生ストリングスで録音されたトラックです。このようなメイキング映像を見ると、打ち込み音楽に対する抵抗感は少なくなるのではないでしょうか。音楽的です。

Louis Benedetti「Getaway」(スタジオセッション映像)

あえてボーカルが入っていないセッション動画を取り上げてみました。ベースラインの動き、エレピがメロディーを弾くところ伴奏に徹するところでのグルーヴの変化が実に心地よいです。

Kenny Bobien「I Shall not be Moved」(ライブ映像)

ゴスペル感が強いボーカリストであるケニーボビアンのライブ映像です。グルーヴある音楽は人をシアワセにし、自然と踊りたくなる雰囲気を感じさせます。

 

もし、丁寧にここまで動画に目を通していただいた方がいましたら本当にありがとうございました。「ソウルフルハウス」というジャンルに抵抗感なく入っていただくための動画を紹介してきましたが、最後に数ある名曲の中から2曲をピックアップして記事を終わりたいと思います。

CeCe Rogers「Rain Down Love」

Raw Artistic Soul「In Their Eyes」

 

過去投稿記事

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