みなさん、こんにちは。tacchiです。気温が上がりつつあるので、もうすぐ夏が来るんだなぁと思いながらすでに上半期が終わってしまったことに気づいてしまい、あらためて時の流れの早さを実感している今日この頃。今回は僕なりに選んだ上半期のベストアルバム&ベストトラックを紹介したいと思います。アルバム、トラックともに10作品とさせていただきます(トラックのほうはあえてランク付けなしの方向で)。
では上半期ベストアルバムから。
ベストアルバム
10. Temples 『Sun Structures』
9. KEYTALK 『OVERTONE』
8. The War on Drugs 『Lost in the Dream』
7. 坂本慎太郎 『ナマで踊ろう』
6. Bombay Bicycle Club 『So Long See You Tomorrow』
5. the HIATUS『Keeper Of The Flame』
ポストロックを中心に多くのジャンルを吸収し製作されたであろう今作。何より美しいメロディと、それを余すところなく表現し力強く歌い上げるヴォーカル細美さんの凄味を感じます。そして楽器隊の絶妙なアンサンブルも特筆すべき点だと思います。圧倒的な完成度。個人的にハイエイタスで一番好きな作品になりました。
4. St. Vincent 『St. Vincent』
ジャキッとしたギターサウンドに刺激的なシンセ音。そして彼女の無機質なヴォーカルが独特の浮遊感を聴き手に与えます。それでいて何度も聴きたくなるような中毒性も兼ね備えています。緩急自在、無駄のない構成でセルフタイトルなのも納得。冒頭の「Rattlesnake」からの「Birth In Reverse」の流れは自然に、そのうえ心地よく体が動いてしまうのです。
3. GREAT3 『愛の関係』
片寄さんの甘いヴォーカルも素晴らしいのですが、何よりこのアルバムで圧倒的な存在感を放っているのが、前作から加入した新メンバーjan。かすれ気味の渋いヴォーカルが非常に良いです。ジャケットからも想像できるのですが、艶やかで大人の雰囲気溢れる作品になっています。聴いてて惚れ惚れしてしまうなあ……。
2. 銀杏BOYZ 『光の中に立っていてね』
冒頭の「17才」から完全に心をつかまれました。ノイズまみれのトラックに峯田さんの感情溢れる歌が心に響きます。ドロドロなんだけど、キラキラしてるっていうか……うーん、うまく言葉にできない。笑。だけど本当に傑作だと思います。僕のなかでは「ボーイズ・オン・ザ・ラン」がベストトラック。これ聴くと‘男子’の僕は勇気が湧いてくるし、時々涙だって流れちゃうんです。
1. シャムキャッツ『AFTER HOURS』
優しくポップなメロディとともに歌われる、若者の何気ない日常に心が揺さぶられます。80年代や90年代のロックやポップを丁寧に消化ながら彼ららしさを築き上げた印象。聴けば聴くほど味が出る作品でした。アルバムの雰囲気も統一されていて高い完成度になっています。これぞシャムキャッツの最高傑作であるとともに、2014年が生んだ傑作であると感じました。ほんとに歌がいいんですよねえ。
たくさんの良い作品が生まれた上半期でしたね。僕の中ではシャムキャッツが圧倒的でした。再生回数でもトップ。今後の東京インディーシーンをより盛り上げてくれるでしょう。期待大です。他の作品はどれもよいと思えるものばかりで、非常に選ぶのが困難でした。心残りは邦楽で聴きたい作品が多すぎて、洋楽にほとんど手が回らなかったことです。(ランク入りした作品ぐらいしか聴いてないので……汗)それでもまだ邦楽で聴けてないものもたくさんありますし…(スカート、FOLKS、The fin.、ROTH BART BARONとかいろいろ……)。しかも下半期は注目のリリースがたくさん。この上半期ランキングが年末にはどう変化するのか。今からワクワクします。
では続いてベストトラックを。
ベストトラック(順不同)
星野源 「Crazy Crazy」
Awesome City Club 「涙の上海ナイト」
Homecomings 「I Want You Back」
The fin. 「Circle On The Snows」
the band apart 「来世BOX」
cinema staff「borka」
Pharrell Williams 「Happy」
Real Estate 「Talking Backwards」
ここではシングルやまだアルバムを聴けてないもの、アルバムランキングにチョイスしなかったものを中心に選出しました。インディーシーンが強かったですね。Homecomingsはあえてライブ映像を。幕が開いてステンドグラスが表れるとこが好きなんですよね。あとコメントしておきたいのがcinema staff。シネマらしさをより進化させたこの楽曲。アルバムは泣く泣くランク外にしましたが、今の彼らのテンションが存分に詰まった良盤でした。
tacchi(@tacchi0916)