シドニーよりの刺客 The Preatures

暑い夏。クーラーをかけた部屋でチルな音楽に浸るのも良いですが、時には汗が流れるのを感じて、太陽光線を浴びながら青空を仰ぐのも気持ちいいですよね。ギラギラはきついけど、キラキラは大歓迎なところです。カラッとした道路、土埃と草の匂い。そんな風景でクールに車を飛ばすような、フレッシュなロックを鳴らす期待のバンドがいます。オーストラリアはシドニーを拠点とする5人組、The Preaturesです!

「Is This How You Feel?」

オーストラリアといえば、ここ数年だとTame ImpalaやJagwar Maといった60's〜70'sのロック&サイケを指向する人々が話題になりましたが、彼らもまたその流れで語られるだろうバンドで、実際PitchforkはFleetwood Macを引き合いにして紹介しています。TemplesやFoxygenあたりが好きな人は要チェックかも?

5人組というやや大きめの編成ではありますが、タメの効いたシャープで無駄の無いアンサンブルなのであっさりした聴き心地があります。Phoenixを連想させるくらいお洒落でモダンな仕上がり。そして夏にピッタリの爽やかなドライブ感と気怠さ。このセンスはずば抜けているとしか言えません。はっきり言って来たるスターだと思います。

2012年からコンスタントにシングルとEPが発表されてきたものの、実はまだアルバムを出していないThe Preatures。キラーチューンの「Is This How You Feel?」を始めとする良曲の数々で世界の注目を集めつつ、期待の高まる中発表されるだろうデビューアルバムは今年か来年リリースと予想されます。盛り上がるのはまだ少し先かも知れませんが、是非この夏にチェックしてみてはいかがでしょうか。

「Pale Rider」

「Manic Baby」

「Better Than It Ever Could Be」

「Two Tone Melody」

 

 

KV(@sunday_thinker