私の自己紹介エントリやマンスリーベストトラックでもプッシュしている、アイルランドはダブリンの3ピースパンクバンド、FANGCLUBが自身初となるEP『FANGCLUB EP』をリリースしました。name your price。
楽曲をリリースする度に元々のローファイなサウンドから脱却していった彼ら。今回の3曲では音像がより風通しの良いものになり、鬱屈とした雰囲気を感じさせない、開放感のある楽曲になっています。それが最も顕著に表れているのがM3「Young Blood」。超絶ゴキゲンなパーティーチューンです(イントロの「na〜nana〜」なんてまさにTOTALFAT「PARTY PARTY」のそれです)。アイルランドのミュージシャンを紹介するサイトBreaking TunesのFANGCLUBのページ、そこの『Influences』の欄には、NirvanaやPixiesと言ったグランジの重鎮からFidlarやDinosaur Pile-Upなど若手のガレージ/パンクバンドまでが挙げられているのですが、彼らはそのどれよりもポップですね。今までにある様で無かったバランス感覚を持つバンドだと感じます。
今までに数度Bandcampでのリリースを行ってきた彼らですが、ここに来て今までにリリースした4曲を全て削除しています(Youtubeには「Bullet Head」「Sympathy Pains」のMVが残ってます)。そして今回のジャケット、おそらく「Bullet Head」のそれを使い回しています。これは何を意味しているのか……。続報を待ちましょう。
FANGCLUB「ALKALI」
まっつ(@HugAllMyF0128)