僕が見た90年代 その2

1990年代の日本の音楽アルバムについて個人的に大好きな50枚を選ぶ

なんていうのが流行っているそうで

ここのぴっちさんの話を読んでみて、

ここと

ここと

(ここは100曲選っすね)

ここを読んで状況を把握したうえで書きます。で、50枚にランキングを付けるだなんて大層な真似なんて僕はできないので、思いつきで列挙した順でガツガツ書きます。

最後に、やってみて自戒をこめた感想戦を書いてます。読みたくない人は、直前になってブラウザバックで!!

んでは、やりますね。

 

Mr.Children『Atomic Heart』

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Mr.Children『深海』

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Mr.Children『BOLERO』

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Mr.Children『DISCOVERLY』

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L'Arc-en-Ciel『TRUE』

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L'Arc-en-Ciel『HEART』

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L'Arc-en-Ciel『ray』

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CorneliusFantasma

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Cornelius『69/96』

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Cornelius『The First Question Award』

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Towa Tei『Future Listening!』

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Towa Tei『Sound Museum』

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B'z『Brotherhood』

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B'z『B'z The Best "Pleasure"』

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B'z『B'z The Best "Treasure"』

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Thee Michelle Gun Elephant『Chicken Zombies』

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Thee Michelle Gun Elephant『ギヤ・ブルーズ』

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BLANKEY JET CITY『ロメオの心臓』

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フィッシュマンズ『空中キャンプ』

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フィッシュマンズ『宇宙日本世田谷』

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スピッツ『フェイクファー』

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ゆらゆら帝国『3×3×3』

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THE BLUE HEARTS『SUPER BEST』

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LUNA SEA『MOTHER』

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X『Jealousy』

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X JAPANDAHLIA

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SIAM SHADESIAM SHADE IV・Zero』

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DEENDEEN

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WANDS『時の扉』

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Hi-STANDARD『MAKING THE ROAD』

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Hermann H. & The Pacemakers『HEAVY FITNESS』

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椎名林檎無罪モラトリアム

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石野卓球『throbbing disco cat』

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宇多田ヒカル『First Love』

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Flipper's Guitar『CAMERA TALK

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小沢健二『LIFE』

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砂原良徳『TAKE OFF AND LANDING』

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Pizzicato FiveBossa Nova 2001』

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Shakkazombie『Hero The S.Z.』

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SOUL SCREAM『The positive gravity~案とヒント~』

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THA BLUE HERB『STILLING,STILL DREAMING』

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ZEEBRA『THE RHYME ANIMAL』

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Every Little Thing『Every Best Single+3』

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globe『CRUISE RECORD 1995-2000』

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斉藤和義『Golden Delicious』

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Boredoms『Pop Tatari』

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Melt-Banana『Charlie』

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新居昭乃『空の森』

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井上陽水『GOLDEN BEST』

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COWBOY BEBOP SOUNDTRACK 1』

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幽☆遊☆白書 ~collective songs~』

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という50枚です。

87年生まれの僕にとっては、今回すごーく選んでいて『あれれ?』となった。それにはいくつか理由があって

  • 00年代に音楽を聞き始めてから、90年代J-POPを能動的に聞き直すことをしていなかった
  • そもそも自分の中にある思い出の曲は、<シングル曲>であって<アルバム>じゃない。

主にこの2点。なのでこれくらいかぶります。というか僕がミスチルラルクとB'zを愛しすぎた功罪が如実に出てる、多分90年代に生きていた人なら、この3バンドのいずれかには強く心動かされてるはず。

で、上に書いた2つの点って非常に大きな点だと思う。PUBLIC IMAGE REPUBLICの管理人さんは上記にあげた記事中に、こういったことを投げかけています。

こうして振り返ってみると、90年代はとても面白い時代だったなと思います。同じくレジー氏による、Real Soundに寄稿された記事「音楽シーンの“90年代復活”は何を意味する? TAKUYA、イエモンらを例にレジーが考える」から引用するならば、<メガヒットの時代を「商業主義的な時代」ではなく「産業として元気な中で自由に音楽を作れた時代」としてポジティブに捉え直す>というのはまさにその通りだと思う

ということ。

僕自身、日本テレビ系列の『速報!歌の大辞テン』という音楽番組に多大な影響を受けている、他にもフジテレビの『HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP』、TBSの『COUNT DOWN TV』『うたばん』、NHKの『ポップジャム』、そしてテレビ朝日が誇る御大『MUSIC STATION』に至るまで、ほぼすべてのテレビ局でゴールデンタイム~深夜帯の中で音楽番組をやっていた時期がある。

大辞テンとうたばんが他番組に遅れつつも1996年10月15日/16日にそれぞれ開始して(調べてわかるこのリンク性!)、大辞テンが番組終了を迎える2005年3月までの間、7日中5日はゴールデンタイムには音楽番組がひっきりなしに放映されていた。今書いたものとは別の番組もあったくらい。まさに百花繚乱の時代!!

そういった番組では、基本的にアルバムじゃなく、シングル曲をほぼ取り上げていた。アルバムよりもシングルがマスコミに取り扱われていたあの頃、CDを買うには3000円のアルバムよりも1000円のシングルのほうが買いやすかったあの頃、テレビが音楽を裏支えしていたあの頃。1000円程度を支払えばシングル曲もアルバム曲も等しく聴けて、なんならyoutubeで無料で聞け、音楽とテレビの両立性が崩れた今の時代からすれば、90年代は非常に異なったタームで語られるのだろう。いずれにせよ87年生まれで90年代の後ろ側を若干触れた世代としては、アルバムよりもシングル曲のほうが印象深く残っている。

ジーさんらがおっしゃるところの「メガヒットの時代を「商業主義的な時代」ではなく「産業として元気な中で自由に音楽を作れた時代」としてポジティブに捉え直す」と意味では、アルバムよりはシングルの方が意義に添えたと思います。シングルという販売形態がどことなく商業主義に寄りかかってるとはいえ、「時代を思い出す」にはやはりシングル曲。もしも「だんご3兄弟」を取り上げるなら、アルバムではなくシングルで取り上げたくなるよね。

ちょっと冷酷なのが、「90年代J-POPを能動的に聞き直す」というタームを、僕自身がこの2016年まで逸していた事実です。

例えば、テレビや雑誌やネットサイトで昔のランキングを振り返る企画で目にした時に、「本当にこれはすごかったんだぜ!」という説得力が失われているように思える。誰が悪いとか、自分自身が実際に生きていたからとかではなく、20年という歴史よりもまだまだ身近に感じられてしまう感覚が残っているし、何より面白みを感じるにはちょっと薄い。数字だけ見ると、2010年台と90年代は、70年代と90年代と等しいはずなのに、不思議と、そうは思えない。

それはJ-POPという音楽(音楽性)が、リスナーの生活を向上させうるカンフル剤として20年間、その役割を続いてき、または固持してきたことを意味しているからであろう。ベタな例えをすれば、J-POPという特効薬として20年以上愛されきて、消費期限の短い特効薬だからこそ何本も生まれた、特に効きの良い1本は評判を生み、記録にも残る。記憶に残るほどの強いインパクトとなると本当に難しいが、90年代にはその難題をクリアした楽曲がいくつも生まれた。

でも20年経っても、「みんな!元気になぁーれ☆☆☆」っていう歌やメッセージばかりを観ると、個人的には違う音楽を聞きたくなるのが正直なところだ。中学生の時は飽きてましたよ、J-POP特有の元気/ポジティブ/根明さのゴリ押しの空気感には。真綿で首を締められるかのような、集団行動的圧力、それはいまのJ-POPでも時折感じられる。根拠のない陽性すぎるものが僕に似合わないのか、嘘くさく感じてしまうのか、そこら辺はとりあえずわからないけども。ロックやヒップホップとは違い、J-POPにはアニソンと同じようなラベリングとしての機能がある。J-POPの本質とは元気/ポジティブ/根明さのゴリ押しの空気感と、様々な事象を用いてその空気感を称揚していく現象なのだと思えてくる。

いずれにせよ、生み出された楽曲が商業主義だろうが非商業主義だろうが、リスナーの記憶に残る楽曲にはその問は不要のはず。ただ、日本の90年代J-POPというのは、日本の国民や日本の音楽史にとって、やはり異質な時代だったと思う。

その異様さのある時代をベーシック・スタンダードとしている節のある音楽産業が、まさに斜陽を迎えてしまっている事実は、時代性や普遍性とも言い換えられてしまう"陽性さ"を与えてくれるJ-POPを遠巻きに否定しているようにも感じられる。別に90年代のJ-POPを聞き返そうとは別段思わない、特に強い思い出に惹きつけられなければ。

ああそうか、今から聞き直して、思い出を作れば良いんだ。

今年の紅白、見れたら見てみようかな。  

 

 

草野(@kkkkssssnnnn