ネットの音楽オタクが選んだ2021年のベストアルバム 150→101

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2021年のベストアルバムを集計しました。今回は722人分のデータを集計することができました。ご協力してくださった方々、ありがとうございました!

もうすでに2022年も20日以上過ぎて記憶が薄れつつあるかと思いますが、この機会に2021年の作品を手に取っていただければ。有志を募り一部作品にレビューも掲載しています。プレイリストも用意しました。3日間よろしくお願いします。(ぴっち)

このランキングについて
  • ネットの音楽オタクが選んだベストアルバムは音楽だいすきクラブ、及びそのメンバー等の特定の誰かが選んで作ったものではありません。
  • Twitterハッシュタグ、募集記事のコメント欄に寄せられたものを集計しています。
  • 722人分のデータを集計しました。
  • 募集期間は2021年12月1日から31日の間です。
  • 同点の場合、乱数を発生させて順位づけしています。
  • そのため順位に深い意味はありません。気にしすぎないでください。
  • 150位以内はすべて7人以上に挙げられたものです。
  • レビューは有志によるものです。500字以内ディス無しでやっています。
  • レビューは随時追加しています。興味がある方は@pitti2210にリプかDMください。

150. downt『downt』

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彗星のごとく現れた3ピースロックバンドのデビュー作。8曲22分というコンパクトさが信じられない濃厚な仕上がりになっている。toeclimb the mind といったエモとポストロックをクロスオーバーさせたようなアルペジオNUMBER GIRLeastern youthを思わせる鋭くかき鳴らされる瞬間、ウィスパーに語り掛けるような女性ボーカル、どこか冷めたメロディ。エモーショナルな音楽を好む人がそれぞれ異なりながらも持っている、突き刺さるポイントをすべて押さえていて、そして破綻していない。脅威とも言える。

レーベル元のungulatesも今、downtを中心に非常に勢いがある。2021年はくだらない1日とANORAK!のスプリット、とがるのデビュー作『生きていたら逢いましょう』をリリースしたり、年末には主催として彼らを率いてツアーを開催。2022年1月には早速グラインドコアバンドshapeshifterのアルバムをリリースする。インディロックのファンは、このdowntはもちろん、レーベルungulatesや同郷の共演バンドも合わせて、2022年はチェックが必要だ。

June(@h8_wa

 

今年もジャパニーズ・エモは様々なアルバムがリリースされた。FUJI『煌めき』、goldrink『For a heart of gold』、NOUGAT『40 MINUTE MEDITATION』、NORTHFIELD『WHEREABOUTS OF THE ECHO』、SAGOSAID『SAGOSAID』などなど…どの作品も衝動を伸び伸びと音に委ねており、視界が開けるようにガツンと脳天に響く痛快なサウンドだ。そして2021年に結成されたばかりのこのバンドの初の作品も素晴らしくロマンチックで、ちょっぴり退廃的で、これぞ正にエモーショナル。焦燥も、ざわめきも、ダイナミズムへと流れてはじける爽快感がある。寄せては返す音の波が、ありとあらゆる感情のツボを刺激する。こういうバンドからでしか、摂取できない栄養がある。

ラニワにて、わど。(@wadledy

 

149. 佐藤千亜妃KOE

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きのこ帝国のギターボーカルによるソロ2作目、と称するよりは、彼女自身の確固たるミュージシャンシップを刻みつけた2ndアルバムであると形容したい。その名が示す通り自らの"声"をあらゆるサウンドの中心に置いた極上のポップミュージックだ。ストリングスやピアノも着こなす伸びやかで透き通った歌声、ホーンが艶やかな「甘い煙」におけるウィスパーボイス、ダークな質感の「棺」で聴かせる厳かなボーカル。そのどれもが卓越した表現力をもってメロディを躍動させている。

表題曲たる「声」では、かつての大切な人の声を街中で探し求める痛みを歌った。その人をその人たらしめるものとして、このアルバムの歌詞の中では"声"やそれに準ずる"言葉"、そしてそこに紐作り記憶や思い出を高い解像度で描き出している。そんなアルバムのオープナーとなるのが《自分が自分自身になれるまで Who Am I? 問いかけ続ける》と歌う「Who Am I」なのが興味深い。特別な他者と、実存を求める自分。その間で結ばれる関係性に向き合い綴ったラブソング集とも言えるだろう。

月の人(@ShapeMoon

 

148. DIALOGUE+『DIALOGUE+1』

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UNISON SQUARE GARDEN田淵智也(Ba)がプロデュースとメインコンポーザ―を務める声優8人によるユニットの1stアルバム。ユニゾンが2013年にリリースした『CIDER ROAD』はロックバンドとしてJ-POPに革命を起こしにいった作品だったが、その際に用いたような圧倒的な情報量と山盛りのアレンジを存分に発揮。盤石の演奏陣と作詞家/作曲家を招集し適材適所に配置するディレクター力も奮い、徹頭徹尾非の打ち所が無い鉄壁のアイドルソング集を完成させた。

田淵はユニゾンにおいてはリスナーとの距離を適切に図りながら歌詞も構築しているが、DIALOGUE+においてはノーブレーキで聴き手の心を撃ち抜く言葉を並べていく。アイドルとファンという完成されきった関係性を再度見つめ、ポップミュージックの力でコミュニケイトするというその一点をロマンチックかつドラマチックな筆致で綴ったのだ。8人の多彩な声色、台詞のようなアプローチによって躍動する言葉とメロディ。田淵自身が敢えてやってこなかった”リスナーを巻き込む”というメソッドを、この上ないクオリティで展開した痛快な一作。

月の人(@ShapeMoon

 

147. butaji『RIGHT TIME』

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2021年を代表する一曲、STUTS&松たか子の「Presence」。その松たか子パートの作詞作曲を担当したことでも知られるシンガーソングライターによる2ndアルバム。お茶の間に届くべき歌の核を任せられただけあって、そのメロディのポピュラリティは凄まじく強靭。90’s J-POPのフレイバーを感じる少し懐かしい質感の旋律と、哀愁と逞しさを帯びた歌声も相まって耐久性のあるポップミュージックとして堂々たる仕上がりとなっている。

それでいてアレンジはかなり自由度が高く、STUTSや折坂悠太といった名うての共作者の持ち味を活かし、歌の魅力を増幅させている。弾き語りに近い質感の楽曲から打ち込みのビートを導入した華やかなポップチューン、大きなスケールを感じさせるバラードからオルタナティブロックテイストの楽曲まで、素朴さとケレン味を精緻にコントロールしている。ともすれば職人的な意匠のように聴こえるが、その歌詞には雰囲気に逃げない、強い意思がこもっている。誰もがありのままでいられる世界の入口で旗を振るような、熱く真摯な眼差しを感じ取れるはずだ。

月の人(@ShapeMoon

 

146. No Buses『No Buses』

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145. 宇多田ヒカル『One Last Kiss』

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宇多田ヒカルが歌っていることはずっと変わらなくて、「目の前のモノやコトよりもあなたが大事」という神をも恐れぬ愛をこれまでも、そしてこれからも歌っていくのだと思うのだが、年月を経てそこに過去とか思い出というあたらしい軸がそこに加わるようになった。映画を観ていた時は「アスカのことかなー」とぼんやりと想像したけれど、時間が経つにつれて自分の中の思い出が膨らみ、頭の中にいっぱいになり、自分がある程度歳をとってしまったことをまだまざと気付かされ、現在僕はBADモードです。

ぴっち(@pitti2210

 

144. 日食なつこ『アンチ・フリーズ』 

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氷の女王みたいだと思っていた。この人の持ち味は、気迫に押されて固まってしまうような、息を呑むような音楽だと思っていた。なんなら、空も飛べそうだと思っていた。空とか宇宙とか、飛距離が遠い歌が多い気がしていたから。女王だし。

だからこの、前作『永久凍土』から真逆のような、息吹く大地に根を張るような一枚にはちょっと意表を突かれた。とびきり現実で、生活に根ざしていて、どちらかというと足元の描写が多く印象に残る。止まることなく一歩一歩を踏みしめて、踏んだところから色づいていく。踊りながら、行進しながら、立ち止まりながら、そうしていつのまにか、大勢と肩を組んで歩いているような。孤高を抜け出して。

だからといってこの人が変わってしまったわけではなくて、曲が終わるたびに「ブラボー!」と叫びたくなるような歯切れの良さはそのまんまなんだ。

はやしこ(@rinco_hys

 

143. にしな『odds and ends』

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なかなかにファンクでリズミカルなメロディが、歌詞が、歌声が、バシバシ叩きつけられる。ポップスに必要なモノがみっちり敷き詰められているんじゃないか。一切の隙がない。時には人肌の温もりが心に染み、時には大胆に全身全霊の感情を浴びせられて、時にはクールに躍動させられる。次から次へと、キラーチューンばかり耳に飛び込んできます。そして39分をあっという間にひと回りしてしまう聴きやすさ。この自己紹介がてらな1stアルバムの先も期待が膨らむけど、原点として重宝されるべき偉大な出発の標がここに刻まれています。

ラニワにて、わど。(@wadledy

 

 

142. Parcels『Day/Night』

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141. Courtney Barnett『Things Take Time, Take Time』

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140. Greta Van Fleet『The Battle at Garden's Gate』

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139. Sam FenderSeventeen Going Under』

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138. 大和那南『夜明け前 (Before Sunrise)』

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7インチでリリースを重ねてきた20歳のシンガーソングライターによるデビューアルバム。輪郭のぼんやりとした幻想的な音像は完全DIY。シンプルな音の中で揺らめくアンニュイな歌声が耳を惹く。力の抜けた、でもどこかダークで、と思いきやキュートな部分もあり、伸びやかさもある。掴みどころのない歌声がこざっぱりとしたトラックの上で塗り広げられてゆくどこかシュールでクセになる。一人遊びの延長上に夜な夜なこっそり作り続けたようなラフさを携えていて、まさに「夜明け前」のワクワクを閉じ込めた一作だ。

チルアウト必須、と言いたいところだがメロディは意外にもくっきりとしており、いわゆる歌モノと形容しても過言ではない。ともすれば歌謡曲やニューミュージックにも寄り道したかのような懐かしい節回しも多く、不思議と親しみやすさはある。クローズドな世界から放たれた都会的なファンタジーは聴き手次第で受ける印象や見える景色を変えてゆく。少し現実離れした余韻をくれるはずだ。

月の人(@ShapeMoon

 

137. Halsey『If I Can't Have Love, I Want Power』

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136. FINLANDS『FLASH

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135. Dinosaur jr.『Sweep It Into Space』

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134. 石橋英子『Drive My Car Original Soundtrack』

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133. クリープハイプ『夜にしがみついて、朝で溶かして』

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3年半ぶりの6thアルバム。振り返ると常に何かと戦い続けてきたバンドである。1stアルバム『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ』ではままならぬ日々に牙を剥き、2nd『吹き零れる程のI、哀、愛』では大ブレイクによる逆風と対峙。3rd『一つになれないなら、せめて二つだけでいよう』ではレーベル移籍にまつわる騒動で擦り減り、4th『世界観』では声のイップスとタイアップワークスに振り回された。そして前作である5th『泣きたくなるほど嬉しい日々に』で、ありのままを受容し安寧へとようやく辿り着いたかに見えた。

しかし2020年。コロナ禍が彼らの前に立ちはだかった。"表現"にまつわる葛藤も加わり、次の戦いを余儀なくされたことがこのアルバムを突き抜けた一枚にさせた。パブリックイメージも引き受けつつ皮肉な視点でリスナーすらもぶった切りながら、大胆不敵なアレンジで驚かせたうえで、最後はぐちゃぐちゃなままでもやるしかないと思わせてくれる。「しょうもな」では《世間じゃなくてお前に お前だけに用があるんだよ》と歌った。この戦いはシーンや社会を片隅に置き、リスナーめがけて挑んでいたのだ。この刷新されたバンド像を、死ぬまで一生愛してくれるのかと。

月の人(@ShapeMoon

 

132. (sic)boy『vanitas』

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131. YOASOBI『THE BOOK』

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130. Benny Sings『Music』

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129. IDLES『CRAWLER』

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128. PinkPantheress『to hell with it』

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聴いたことのあるもので、聴いたことのないものを作る。誰でもできることで、誰にもできないものを作る。音楽に限らず、創作に触れる際一番胸が踊るのは、そんな作品に触れた時だ。本作に初めて接した時も、一つ一つのジャンルや具体的な楽曲のサンプルに対する既視感よりもそのワクワクが上回った。

ドラムンベース、アーメンブレイク、ジムノペディの旋律。要素それぞれを取り出せばなんら新しさはない。しかしそれらに気だるげな声と内省的なリリックが乗り、1〜2分でスパッと終わるとなれば話は別だ。あまりに唐突に始まり、あまりに唐突に終わる楽曲群はそれ故にオリジナルでスタンドアローンだ。ダンスミュージックが持つ長時間の反復による快楽もなければ、ジムノペディのインスピレーション源となったギュムノパイディアのモチーフも背負わない。歴史とか文脈とかをまるで気にもとめない暴力的なまでの発明が、20歳そこそこの女性のベッドルームから生まれている。これは誰もがなし得たハズの、しかし誰もできなかったサウンドの形。

まっつ(@HugAllMyF0128

 

127. 鈴木真海子『ms』

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chelmicoの鈴木真海子の1stソロアルバム。chelmicoでもお馴染みのryo takahashiがサウンドプロデュースを担当。「judenchu」にはロサンゼルスのキーボード奏者のJacob Mann、「じゃむ」にはiri、「山芍薬」にはChinobu Achihaが参加。

僕はchelmicoの二人はソロをやるにしてもRachelが先だと思っていた。人柄について何かを語れるほど彼女たちについて詳しいわけではないが、どちらかと言うと鈴木真海子は後ろで全体を見る人だと思った。実際このアルバムを聴いても決して鈴木真海子が「俺が俺が」「私が私が」と前に出ているわけではない。かといって後ろ向きなわけでもなく、自分の足で立って肩肘張らずに音楽に身を任せている彼女がそこにいて、それがとても気持ちいい。我がないわけではない。ただのんびりと、マイペースに音楽に身を任せている。個人的には昨年リリースされた作品の中で最も繰り返し聴いたのがこのアルバムなのだが、普段の日常にほんの少しウキウキを、そしてほんの少ししんみりを増幅させてくれた。ほんの少しというのがミソ。

ぴっち(@pitti2210

 

126. TENDRE『IMAGINE』

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朗らかな気分とか、暖かい優しさとか。疲弊した暮らしに寄り添ってくれる大事な大事な感情を呼ぶ声がする。マニュアルじみた啓発臭いメッセージよりも、人間味を取り戻すのに相応しいちょうどいい音楽。いつでも気の知れた仲間の声のように響いて、日常をいっしょに歩いてくれる。焦り行き急ぐたびに、この歌たちのペースに身を捧げていきたい。想像力ひとつ掲げて、どこまでも。

ラニワにて、わど。(@wadledy

 

125. kiki vivi lily『Tasty』

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124. 諭吉佳作/men『からだポータブル』

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1曲目の「ムーヴ」からぶっ飛ばしてくれますね。なんだこの緻密に配置された詩と音の渾然一体のエンドルフィンメロディは。学が無い素人の感覚にも突き刺さるピタゴラスイッチの如し圧倒的中毒性。この作品は聴くパズルか。どこを切り取っても諭吉佳作/men味の表現。リスナーを突き放すような尖り方とは違う鋭利な切れ込みがザクザク入っている。この領域に足を踏み入れたら、なかなか抜け出せないだろう。終わりはなんだか唐突に思えた。そのあとの余韻ですら、少しドキドキしてしまいます。

ラニワにて、わど。(@wadledy

 

123. SACOYANS『Gasoline Rainbow』

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衝撃のデビュー作『YOMOSUE』から1年。さらなる傑作が生まれた。『YOMOSUE』は完全にスマッシング・パンプキンズ直系ともいうような豪快なアルバムだった。今回の『Gasoline Rainbow』は曲数も多いだけあって、そもそものメロディの良さ、温かさが感じさせる曲も増えている。曲で言えば、「読み解いて」「SF」「まぼろし」といった曲たちだ。そういった曲を挟みながら、各曲がキラーチューンとして楽しめる。

歌詞の部分もかなり面白い。《家、家、家、家》と叫び、《私にも、私にも》と叫び、《愛してる、愛してる》と繰り返す。言葉の反復が今作の曲たちにかなり多い。バンドサウンドを前面に出しているようで、歌詞の部分をわかりやすくキャッチ―にすることでとっつき易くする工夫がされていると考えられる。

現在はSACOYANの産休により一時的にバンドは休みを取っている。このアルバムを聞きながら、ゆっくりと彼らを待とう。その間に、のみものを買いに行こう。だいじょうぶ。だいじょうぶ。音楽の天才へ乾杯を。

※ 1/19 夜、出産を終えたとSNSでの報告あり。非常にめでたいことである。

June(@h8_wa

 

ギターロックってジャンルは、ギターが煩ければ煩いほどイイんですよ。いや、勿論そうとも限らないんだけど。だけども!こういうバンドを聴いてしまうと!!どうにもギターの轟音に酔わされてしまいますね……。老舗の味がする"あの頃"の居心地の良いバンドサウンドをぶつけられて、一周回ってアリかナシかみたいなハナシを傍目に、「知らんわ!!ウチはコレしか持ち合わせてねえよ!何周もぐるぐる転がしてやるよ!」みたいな、頑固だけど好き勝手やってる不死身の魂を感じます。こんなに破壊力がある怪物級の豪速球なら永遠にフレッシュに煌くことでしょう。どんな相手もジャキジャキに切り裂いて空振り三振です。フルパワー!!!

ラニワにて、わど。(@wadledy

 

122. The Killers『Pressure Machine』

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121. Dream Theater『A View From The Top Of The World』

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120. LIL NAS X『MONTERO』

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誰にとってもこの世は地獄だ。あなたにはあなたの、私には私の地獄がある。Lil Nas Xにとってのそれは、自身のアイデンティティが社会的に認められなかった、そして今も認められないでいる痛みと孤独だ。信仰するキリスト教では同性愛がタブーであり、ラップコミュニティや"Old Town Road"で取り入れたカントリーのコミュニティでもホモフォビアックな言説が横行する。

本作には陽気なポップスターとしてのLil Nas Xと陰鬱に膝を抱えるMONTEROの双方が描かれているが、2人が立っているのは同じ地獄だ。そんな彼は"MONTERO (Call Me By Your Name)"のMVで地獄に堕ちながら、その先でサタンと手を取りダンスする。「悪魔のコード進行」と呼ばれたフリギア旋法を伴いながら。明け透けに自らの道をレプリゼントする本作は、かつてのMONTEROのみならず、本当の自分を打ち明けられず苦しむ全ての人の背中をユーモアたっぷりに押すだろう。

私はと言えば、どこぞの歌手が言ってたことを思い出し、行き着く場所は皆同じなのかもと感じたりした。《ただ地獄を進む者が 悲しい記憶に勝つ》。

まっつ(@HugAllMyF0128

 

119. Emma-Jean Thackray『Yellow』

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118. 羊文学『you love』

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多種多様なアプローチで示す6通りのシーンで愛が運ばれてゆく。初っ端の「マヨイガ」から、もう愛が溢れてしまっている。切なる願いが活力として恵み与えられる。強かな言葉たちに鼓舞されて、えも言われぬ安心感に包まれ、コンディション万全。その勢いのままに突入する「あの街に風吹けば」は、あまりにもご機嫌モードでつられて楽しくなってしまう。ハロー、ハロー。もっともっと楽しい世界を見たい。グイグイ追い風が吹く。そんな後に待ち受けている「なつのせいです」のノスタルジーは罪すぎる。羊文学が浮かべる心象風景に完全に囚われてしまう。アコースティックな「白河夜船」をしんみりと通過して、みんな大好き痛快なバリバリギターが炸裂する「夜を越えて」で自分とも貴方とも痛いほどに向き合う。その先にあるのは、蓮沼執太フィルとのコラボにより大きく印象を変える二度めの「マヨイガ」に着地。そしてまた愛は鳴り響く。大団円というループが繋がる。

ラニワにて、わど。(@wadledy

 

117. Lucky Kilimanjaro『DAILY BOP』

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6人組バンドによるメジャー2ndアルバム。人懐っこいエレクトロポップを希求し、夜のフロアは勿論のこと、昼間の和やかな時間にまでぴったりな生活感が漂っている。とはいえ音作りは硬質かつ煌びやかなダンスミュージック。トライバルなビートやレトロ&ハイファイなシンセサウンドによって高揚感を着実に誘ってくれる。

彼らのライブを体験すると、"踊る"という快楽に全幅の信頼を置いていることが分かる。ひと時も息つく暇はなく、現実がくっついてくる隙を与えない、振り切るようなノンストップショーだ。このアルバムは1日の流れに寄り添うように曲順が構築されているのだが、それもまたなるべく長い時間ご機嫌で過ごすための彼らなりの提案なのだろう。リビングルームで、キッチンで、バスルームですら、ベッドルームでも、踊って暮らせる。ほんのちょっと心は軽くなり、足はステップを踏み出し始める。人生や日常に必要なのは案外そういう、滑稽に見えるかもしれないダンスなのかもしれない。

月の人(@ShapeMoon

 

116. BADBADNOTGOOD『Talk Memory』

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115. Claud『Super Monster』

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114. aiko『どうしたって伝えられないから』

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昨年ロロが上演した「Every Body feat.フランケンシュタイン」に影響され、メアリー・シェリーが1818年に発表した小説「フランケンシュタイン」を読んだ。ヴィクター・フランケンシュタインが造り出した怪物は腐乱した死体を継ぎ接ぎしており、物語中恐ろしい見た目かつ恐ろしい存在として描かれる。そんな怪物は、人間と同じように生きたかった。それはきっと継ぎ接ぎになった身体の欠片達が死ぬ前の記憶を宿していて、その記憶の手触りが人として生きることを、死なぬことを望んでいたからだと思う。

人は二度死ぬ。一度目は魂が滅びた時、二度目は存在が忘れ去られた時。人は一度死んだ何かを二度死なせてしまわないよう、記憶や感情を別のものと繋ぎ合わせて、元の姿を失った形で造り変える。時に僕らはそれを懐かしみ、愛し、嫌悪する。どうしたって伝えられないこの感情も、瞬間も、日々の繋ぎ目に留めておけば死ぬことはない。どうしたって伝えられないからこそ、何かに繋ぎ止める。怪物は何かが2度死なないために造られた、そんな存在だったのかもしれない。僕は今日もまた新しい怪物を造り、その怪物に命を与えている。

ハタショー(@hatasyo5

 

113. Mdou Moctar『Afrique Victime』

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生まれは西アフリカ・ニジェール共和国、ルーツは遊牧民であるトゥアレグ族のギタリスト。リリックはタマシェク語で歌われる。耳馴染みのない単語が並んではいるが、その実鳴らされるのはパワフルなロックだ。アラブ歌謡とでも言うべき猥雑な音色とポリリズムの多用、ギタリストのみが突っ走るのではなくあくまでバンドアンサンブルを重視した演奏により、秩序立っていながらもサイケデリックな音が立ち上がってくる。最高。知らないことばかりって楽しいね。

まっつ(@HugAllMyF0128

 

112. Yogee New Waves『WINDORGAN』

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喧騒から離れるための南国めいたエスケープミュージック、はたまたモラトリアムの延長にある青き日々への讃歌がこれまでのヨギー像だとするならば、今ここにある現実の日々の中からロマンを描き出そうとする本作は大きな転換作だと思う。フォーキーなアコギの調べや、鍵盤のたおやかな音色からは"日常"が匂い立ってくる。

コロナ禍に突入した後に全曲が書き換えられる可能性もあったという本作だが、コロナ以前の楽曲も丸ごと収まったことで救いのある1作となった。地に足のついた幸福感を歌う楽曲たちや、"別れ"を晴れやかに歌う「SISSOU」などはこの時代だからこそずっしりと響いてくる。制作の最後に書き足されたという「JUST」は2021年に通奏した疼痛のように胸に刺さる。そんな切々とした気分を癒し、包み込んでゆくように並べられた曲順はこの現実に寄り添う力がある。時代という風を受けて音を鳴らす。『WINDORGAN』とはヨギーそのものを示しているのかもしれない。

月の人(@ShapeMoon

 

111. Pale Waves『Who Am I ?』

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110. Mom『終わりのカリカチュア

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これまた貪欲に音楽性を膨らませている。異形のポップアルバムを生み出し続けているMomが、また新たな境地に達した。虹色のアイデアをアルバムの隅から隅まで余すところなく吐き出し、コンセプチュアルに纏め上げられた圧倒的な大作である。めちゃくちゃドリーミーな、メロディアスで華やかな音づかいの中に、鮮烈かつ生々しい視点で綴る破壊と再生。全方面に警鐘を鳴らすエネルギーのある、こんなにも甘美で自由なソウルミュージックが生み出されること自宅が、充分な救済になる筈。これほど輝かしいことは無い。《タイミングさ この世界は 苦悩も悲哀も作れるのさ フェイクでも心が動いたら 愛してあげて それくらいは》

それぞれのスタンスで共存する人々に、説教ではなく手向の愛を。何度も壊れそうになりながら、"みんなみんな大忙し"な私たちは「終わりのステップ」を踏む。嘘を抱えて、ささやかに祝う各々の生き様にスポットライトを。力無き声で見上げる空が曇天で、諦めを感じようが怒りを覚えようが、そう思い至る己のフィルターは掛け替えが無く尊い

ラニワにて、わど。(@wadledy

 

109. Mustafa『When Smoke Rises』

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このランキングのレヴューは私を含めて有志が書いているため、当然ながら書き手が自身の心に残った作品について各々書き散らしている(はず)。こと自分のそれを振り返ってみると、時代のせいかは知らないが"今はいない他者への祈り"をテーマにした作品が本当に多いことに気付く。

本作の聴き口はすこぶる穏やかだ。秋の木漏れ日のようなアコースティックギターやピアノが全体をリードし、どことなく郷愁を誘う音像になっている。しかし本作もやはり"今はいない他者"についてのアルバムだ。タイトルの「Smoke」は文字通り煙を指すと同時に、Mustafaも所属するラップクルー、ハラル・ギャングのメンバーであり、2018年に銃弾に倒れたSmoke Dawgのことでもある(アートワークの右側がSmoke)。公営住宅での日々や《生きて、生きて、生き延びてくれ》と懇願するリリックの中に私はいない。それでも耳を惹かれたのは、恐らくは歴史に残らないであろう人の記録であるからだ。この世界で確かに生きていた人に向けた悲しみだからこそ、遠く離れた私の胸をすら、本作は静かに打ち続ける。

まっつ(@HugAllMyF0128

 

108. Olivia Rodrigo『SOUR』

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アメリカの18歳Olivia Rodrigo。2021年1月にシングル「drivers license」でデビュー。瞬く間に世界的ヒットとなり、5月にリリースしたのがこの『SOUR』。このアルバムも世界的ヒットとなっていて、2021年を代表するアーティストの一人となった。2022年グラミー賞には主要4部門含む7部門にノミネートされた。主要4部門ノミネートはそれ自体人生で一回しかチャンスが無い。グラミー賞の主要4部門の一つが最優秀新人賞だからだ。つまり、主要4部門にノミネートされること自体がすばらしいことなのである。

先行曲「drivers license」は、とにかく繊細だ。切ない歌詞をウィスパーボイスで歌うとても内なる歌でありながら、大多数が共感してしまう不思議なポップさがある。また、こういった曲がアルバムでは続くのかと思うと、一曲目「brutal」はバンドサウンドのギターロックであり、「good 4 u」は、ハイスクールミュージカルを彷彿させるアッパーチューンであり、女優としても活躍する彼女の幅広さを感じることができるだろう。21年を代表する『SOUR』。ぜひ一度聴いてほしい。

mokko(@mokko

 

107. Iceage『Seek Shelter』

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106. SPIRIT OF THE BEEHIVE『ENTERTAINMENT, DEATH』

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不協和音のような幕開けから、ずっとチラつく得体の知れない不穏さ。次は何が飛び出す?ずっと昔のテレビをザッピングしているような落ち着きのない音色。生きてる限り、死は付き纏う。常に突きつけられる。何故だろう、人を食ったようでいて、こんなに純粋で美しいポップミュージックに聴こえてしまうのは。私はその蜜を這いずり縋りつくように愛でる。与えられたエンタメと共に生きる自分が、エンタメに殺されてしまうエンディングが見える。どうか心地よい悪夢であることを願う。

ラニワにて、わど。(@wadledy

 

105. Kings of Convenience『Peace Or Love』

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104. No Rome『It's All Smiles』

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103. Kroi『LENS』

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5人組バンドKroiのメジャーデビューアルバム「LENS」。彼らは、あらゆる音楽ジャンルを取り入れて創造するという意味を込めて「すべてを混ぜると“黒”になる」ということと、ブラックミュージックを好むメンバーということでバンド名を「Kroi」と名付けている。今作もそれが散りばめられた作品になっている。先行曲「Balmy Life」がこのアルバムでも1曲目となっているが、ファンクであり、ヒップホップであり、まさにKroiを物語っている。初めてこの曲を聴いた時は、ラッパーの新譜かと思った。それくらいリズムの取り方やフローがかっこよかった。それでいてトラックはファンクでグルーヴがあり、なんといってもそれをポップスに仕上げているのである。本人たちは「今夜もブギーバック」やRed Hot Chili Peppersなどを過去に聴いているいるとインタビューで話している。すでに彼らはジャンルレスな環境で、先人のチャンレジを見ながら育っているのだ。その延長上にあるKroiのアルバム『LENS』。ぜひ一度聴いてほしい。

mokko(@mokko

 

2018年結成の5人組バンドによるメジャー1stアルバム。良い意味で裏切られ続ける43分。ファンク、HipHop、ロックンロールを滑らかにミックスしながら、時折ゴロッとした大粒でも楽しませてくれる。それ以外にも曲のあちこちにジャジーな鍵盤であったり、ボイスサンプリングやサイケな異音が張り巡らせてあって片時も予想のつく瞬間はない。

変幻自在の演奏は勿論のこと、甘美な歌唱と歯切れ良いラップをシームレスに繋ぐ内田怜央(Vo/Gt)の歌唱は実に華やか。リフレインと押韻を活かしたリリックには、語感の良さの奥底に冷えた目線と退屈への破壊衝動が滲む。あらゆる要素が絡み合った複雑怪奇な音楽のように思えるかもしれないが、仕上がりとしてはフィジカルな興奮をもたらすダンスミュージックなのが素晴らしい。陽気なパーティー感は薄いが、妖しく蠢く彼らのグルーヴがリーチできるフロアはまだまだ広大。この『LENS』からはロックフェスが回帰したその時、誰もが踊り狂う未来が覗ける。

月の人(@ShapeMoon

 

102. Lucy Dacus『Home Video』

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101. For Those I Love『For Those I Love』

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本作で伝えたいことはたった一つしかない。スポークンワードを選択していることも、幅広いジャンルを使い分けながら結局は全曲がダンスビートで占められていることも、たった一言を伝えるための手段でしかない。前者はより言葉を直接的に届けるため、後者は願いの切実さを"反復"というモチーフに託すため。それだけのために全9曲、46分5秒を使っている。祈り、という言葉すら陳腐になるほどの言葉の楔。生々しく荒削りな音響やサンプルの置き方。それが、ダンスミュージック集であるはずの本作を解放とは真逆のムードに引っ張っている。

本作における全ての要素は、人生の多くを過ごした親友であり、共にパンクバンドも結成したPaul Curranに捧げられている。彼は自ら命を絶った。だがこの作品の中にPaulは生きている。誰か1人でもPaulのことを覚えている限り、彼は死なない。その思いの強さを、私たちはときに愛と呼んでみたりする。きっとそれは間違ってない。

『誰からも忘れられた時、人は真に死ぬ』。ひどく手垢のついた考えを誰よりも大切に握りしめて、David Balfeは何度も力強く宣誓する。《私には愛がある。 決して消えることのない愛が。》

まっつ(@HugAllMyF0128

 

ネットの音楽オタクが選んだ2021年のベストアルバム 150→101

101. For Those I Love『For Those I Love』
102. Lucy Dacus『Home Video』
103. Kroi『LENS』
104. No Rome『It's All Smiles』
105. Kings of Convenience『Peace Or Love』
106. SPIRIT OF THE BEEHIVE『ENTERTAINMENT, DEATH』
107. Iceage『Seek Shelter』
108. Olivia Rodrigo『SOUR』
109. Mustafa『When Smoke Rises』
110. Mom『終わりのカリカチュア
111. Pale Waves『Who Am I ?』
112. Yogee New Waves『WINDORGAN』
113. Mdou Moctar『Afrique Victime』
114. aiko『どうしたって伝えられないから』
115. Claud『Super Monster』
116. BADBADNOTGOOD『Talk Memory』
117. Lucky Kilimanjaro『DAILY BOP』
118. 羊文学『you love』
119. Emma-Jean Thackray『Yellow』
120. LIL NAS X『MONTERO』
121. Dream Theater『A View From The Top Of The World』
122. The Killers『Pressure Machine』
123. SACOYANS『Gasoline Rainbow』
124. 諭吉佳作/men『からだポータブル』
125. kiki vivi lily『Tasty』
126. TENDRE『IMAGINE』
127. 鈴木真海子『ms』
128. PinkPantheress『to hell with it』
129. IDLES『CRAWLER』
130. Benny Sings『Music』
131. YOASOBI『THE BOOK』
132. (sic)boy『vanitas』
133. クリープハイプ『夜にしがみついて、朝で溶かして』
134. 石橋英子『Drive My Car Original Soundtrack』
135. Dinosaur jr.『Sweep It Into Space』
136. FINLANDS『FLASH
137. Halsey『If I Can't Have Love, I Want Power』
138. 大和那南『夜明け前 (Before Sunrise)』
139. Sam FenderSeventeen Going Under』
140. Greta Van Fleet『The Battle at Garden's Gate』
141. Courtney Barnett『Things Take Time, Take Time』
142. Parcels『Day/Night』
143. にしな『odds and ends』
144. 日食なつこ『アンチ・フリーズ』
145. 宇多田ヒカル『One Last Kiss』
146. No Buses『No Buses』
147. butaji『RIGHT TIME』
148. DIALOGUE+『DIALOGUE+1』
149. 佐藤千亜妃KOE
150. downt『downt』

 

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