マンスリー・ベスト・トラック6月号です。いつも同様、音楽だいすきクラブのメンバーがそれぞれ今月よく聴いた/プッシュしたい5曲を選びました。特集を真面目にやって、マンスリーのスケジュールもしっかり守る。そんな音楽狂集団14人が選ぶ5曲×14=70曲です。「また馬鹿なことをやってる!」と笑っていただければ幸いです。いつも同様、1ページに30を超える埋め込みが含まれているのでページが重いですが、その辺りはご了承ください。(ぴっち)
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ぴっち(@pitti2210)
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もうわかっていると思うけど、僕がマンスリーで選んでいる曲は「実際に聴いている曲」よりも「今、気になっている曲」や「これから聴こうと思っているもの」が多いです。今回も「今気になっている曲」を中心に選びました。正直に言うと、普段は邦楽を聴く割合のほうが高いのですが、マンスリーでは洋楽を多めに選んでいます。
Devonté Hynes「Palo Alto」
2ヶ月前の曲みたいだけど、あまりに素晴らしかったので。デヴ・ハインズの名前だとわからない人も、ライトスピード・チャンピオンやブラッド・オレンジの名前だとわかるのでは。そんな彼がコッポラ一族の新星ジア・コッポラが監督を務める映画「PALO ALTO」の曲を作ったのだけど、これが最高。映画も観たい。
People Get Ready「Rainbow」
NY、ブルックリンを中心に活動するパフォーマンス集団People Get Ready。最初はDirty Projectorsにクリソツなサウンドに惹かれたのですが、この人達、変。先週リリースされたアルバムのタイトル曲「Physiques」や1stアルバムの「Windy Cindy」のMVを観ればわかるけど、音楽的にも特殊なのにMVも頭がおかしい。少し調べたらバンドの中心メンバーのスティーヴン・レーカーがダンサーや舞踏家としても活動していて、デヴィッド・バーンのツアーにダンサー/ギターとして参加していました。なんじゃそりゃ。でもおもしろい。
LIFE「Take Off With You」
こちらはロンドンの4人組パンクス、LIFEの先週発売された新曲。全然情報が入ってこないんだけど、iTunesで発掘。メリハリが効いた展開がかっこいい。それにしてもロックバンドで、しかもUKでバンド名が「LIFE」というのは、なんだか時代が一廻りしたような……。
マンタ・レイ・バレエ「さみしい惑星」
昨年、Ano(t)raksからリリースされたコンピレーション『Subterraneans V.A.』に参加したマンタ・レイ・バレエが先月初めにリリースした『マンタ・レイ・バレエ』収録。シティポップではなく、純然たるポップス。バンドの演奏、そして岡田祐理のボーカルもさることながら、謎の女性ボーカルSuri Yamuhiのコーラスとの掛け合いもたまらない。あ、なんか、アルバム欲しくなってきたんですけど……。
椎名林檎「NIPPON」
もしかしたら今までで一番かも!と言いたくなるほどテンションの高い椎名林檎の大傑作。これほどの熱量は「罪と罰」以来。つまり全盛期の椎名林檎が帰ってきた、と言いたいところだけど、彼女はずっと最高だったのね。少なくても去年のライブはお客に集中させて、そしてそれに余りあるほど応えるライブをしていた。それをロックで、しかも自分がすべて指揮する形で、日本最高のタイアップと合わさることで、最高のロックナンバーが生まれた。この後半戦ver.を観て、ようやくそれに気付いた。
サッカーとか特集とかで、それはもう滅茶苦茶な一ヶ月を送っていて、正直6月はほとんど記憶が無いけど、でも楽しかったです。またやろうね。
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ゴリさん(@toyoki123)
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今回のMBTですが、今回も関西のバンドの音源です。ただし今回はテーマとして「今、知られてほしい関西インディー ギターポップ編」ということでHAPPY、The fin.、homecomingsだけじゃない。皆様へ是非知っていただきたい関西で活動する5バンドをMBTで紹介します。去年の音源もあったしますが、まあその辺気にせず(笑)
Seuss「Melancholia」
The Foglands「My Fair Lady」
Wallflower「Butterfly Kisses」
Orca Shore「Only Echoes」
monochrome chocolate「death cab so cutie」
ね、カッコいいでしょ。近年ネットの普及で過去のアーカイブ含め様々な音楽が聴けるようになり、自分たちが「カッコイイ」と思える音楽が見つけ、そこからインスパイアを受けたバンドが多くみられる気がします。しかしこのように「過去の音楽を取り込み、自分たちの形と変えて発信する」っていうのは、それこそ先日特集された「渋谷系」の音楽とも関係するのかなと個人的には思うわけで。この音源を聴いていただいて東京インディーに負けず、関西インディーにも魅力的な音楽がたくさんある事を知っていただけたら幸いです。
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かめ(@kame16g)
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HARVARD「A.N.O.T」
レコード再生環境をつくりました。ジャケットに一目惚れして買ったレコードの1曲目がこの曲。初めて買ったレコードの1曲目。これから先、この曲を何度も聴いて生きていくんだと思います。しかし良い曲だなあ。
Wintergatan「Sommarfågel」
「なんだこの機材の山は」って思ったときには音の波が流れてきて、アコーディオンの音がたまらなく響いてる。あらかじめ決められた恋人たちへというバンド好きははまるという言葉にまんまとやられたのは私。
give me wallets「Be My Girl」
6月頭にリリースした1st EPより。フロアでお酒片手に体を揺らしながら飲んでいたくなるビート。Lyric Videoって流行りませんかね……?だめですかね?
Tahiti 80「Heartbeat」
よく行くイベントでたまに流れていて、誰の曲なのかも知らないのに心地よいサビの「はーはー」てところをいつも口ずさんでいた。やっとどの曲なのかわかってCDを買った。調べたら小山田圭吾がリミックスを手がけたとか。
tofubeats「eyezonu(demo)」
《音楽くらいしか楽しいことないのに》この人は本当に音楽が生活の中心にあるんだな。みんなで踊れたり、盛り上がれる曲じゃないこういう曲が本当に好き。
今月全然新しいのとか聴いてないです。W杯で家からほとんど出てないし、パソコンの前にも全然いません。少しの時間ではまった曲は、通勤・退勤の時間に聴いたものが多いので、朝の音が澄んでる時間に合いそうなゆるめなBPMで、シンセ音が入ってる曲が多かったですね。
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かんぞう(@canzou)
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レキシ「年貢 for you」
つくづくこのレキシの池ちゃん先生はおもしろい人やなぁと。旗本ひろしってどういうこっちゃ!笑。このアルバム聴きました?ELTの持田さんとかも参加してるし、中々のおもしろアルバムですよ。曲も素晴らしい!武道館公演行きたいなぁ。
la la larks「ego-izm」
待ってましたー!と思わず叫ぶ勢い。内村友美さん(ex-school food punishment)が立ち上げた新バンド、la la larksの新曲です。かっこいいなぁ。内村さんの声は、スパーン!と突き抜けてっちゃうよね。全部持ってかれる。また聴けると思うと嬉しいです。
椎名林檎「NIPPON」
これはもう説明不要ですね。ぶっちぎり。カッコ良すぎ。
Coldplay「A Sky Full Of Stars」
6月めちゃめちゃ聴いたなぁこの曲。曲が素晴らしく壮大なのに、PVのこのアットホーム感はなんなんだ!そして冒頭のクリスが出てくるところでめちゃめちゃ笑ってしまう!笑。いいバンドだよね、Coldplay。あんまり洋楽は詳しくないんだけど、大好きなバンドです。
ストレイテナー「SuperMagicalIllusion」
この大人の悪い遊び感漂うブラックでキラッキラな楽曲。ストレイテナー2014年第1弾シングルです。冒頭オラオラ系かと思いきや終盤さわやか系に切り替わる変幻自在のテナーワールド。さすが。
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わど(@wadledy)
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Poet-type.M「窮屈,退屈,卑屈(A halo)」
10年ぶりにBURGER NUDSの活動をはじめた門田匡陽のソロプロジェクトであるPoet-type.Mの新曲です。6月15日にアメリカの作家ダニエル・キイスが亡くなったために、サウンドクラウドに公開したみたいです。どこをとっても門田匡陽でしかない独特な質感でありながら、新しいことに挑戦する意欲も見受けられるフレッシュさが相変わらず素敵です。
吉田ヨウヘイgroup「ブールヴァード」
この曲が公開されて以来、アルバムに期待せざるを得ないと思いました。待ち遠しかったそのアルバムも期待通りの素晴らしい作品でした。同時期にリリースされたスカート、昆虫キッズなどと並び、ハートフルな和製インディーミュージックの最高峰だと明言します。
モーモールルギャバン「ハイヒールブルース」
音楽的にも内容的にも、一貫した変態性とポップな要素を兼ね備えているモーモールルギャバンの新作ミニアルバムからのリード曲。PV込みで印象に残る。
xxx of WONDER 「明晰夢マドンナ」
南波志帆、Dr.Usui、フレネシ、岸田メル、Julie Wataiによるクリエイターズ・ユニットが始動。レトロなセンスと近未来が交錯するキラキラなキラーチューンです。
COLOR 「FIND YOU」
2005年発表の1stアルバム『RED 〜Love is all around〜』より。当時はEXILEのATSUSHI、KIKURI、YORK、TAKAの4人組で、このアルバム以降はTAKA以外みんな抜けて、TAKAHIROが優勝したときのEXILEオーディション出身者3人が加入してしまいました。現在はDEEPというユニット名です。しかしオリジナルメンバー時代が圧倒的な風格で、個性の塊です。今だにATSUSHIはEXILEよりもこっちやってほしいと思ってます。
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じょんま(@jonma)
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「ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス」メインテーマ「MAZE OF LIFE -Special Mix-」
アトラスより2014年6月5日に発売されたニンテンドー3DS専用ゲームソフト『ペルソナQ』のテーマ曲です。ペルソナシリーズはどの作品も音楽が良い!
吉祥寺P feat.初音ミク「VIDEO GIRL」
吉祥寺P、その正体はWienners!6月18日にリリースしたニューアルバム「DIAMOND」収録曲の初音ミクverです。この動画が公開されたのは5月18日で、僕も気づかなかった!
LONGMAN「IN THIS WAY」
愛媛発の男女ツインボーカルメロディックパンクバンド。7月16日に1st full albumがでるそうです。楽しみ!
MINT × HyperJuice「We HAYAI-KEI (USYN REMIX) 」
6月26日にMarginalRec.よりフリーダウンロードリリースされたEP『COPYHOLIC』のなかから1曲。早いぜ!早すぎるぜ!
VOLA & THE ORIENTAL MACHINE「Dead or Dance!!」
約2年間の活動休止から復活!やったあああ!
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tacchi(@tacchi0916)
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星野源「Crazy Crazy」
完全復活おめでとうございます!今回のシングルの中の一曲「Crazy Crazy」。源さんの優しくも力強い歌声。跳ねる楽器隊。そしてつい口ずさんでしまうメロディ。その優しい歌声をいつまでも続けてほしいですね。
踊ってばかりの国「風と共に去りぬ」
今年リリースされたアルバムをようやく聞けたのでその中から一曲。このアルバムがまたよかった。少しガレージの匂いのするサウンドでありながら、歌謡曲のような歌メロ。上質です。
王舟「New Song」
ようやくニューアルバムが7月2日にリリースされます。様々な音が重なり合ってとてもいい雰囲気ですね。トクマルシューゴが好きな方におすすめです。ちなみにこの映像は三年前のもの。ようやく音源化って感じです(笑)
Sam Smith「Money On My Mind」
Sam Smithは去年リリースされたDisclosureのアルバムで知りましたが、この間発表された1stアルバムが好調のようです。彼のハスキーで美しい歌声は魅力がありますね。トラックも秀逸。《No I have no money on my mind Just love》かっこいいです。
Syrup16g「さくら」
先日突如発表された再始動の知らせ。ハマりだしたと同時に解散が発表され、とても落胆した記憶が蘇ります。その後出されたラストアルバムは何度も何度もリピートしました。《さよなら さよならだけ》と歌うこの曲を聴いて、もう二度とシロップを聞けないのかと悲しんでいました。それが再び聴けるなんて……。感涙です。
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その2に続きます!