2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧
坂本慎太郎が2年ぶりにリリースしたアルバム『ナマで踊ろう』の合評です。本当は2週間前に記事をアップしていなければいけなかったのですが、僕が忙しかったせいで記事の公開が遅れてしまいました。ごめんなさい。でも本当はこの作品があまりに何を意味して…
最近、関西の新世代インディーズロックバンドがアツいです。メジャーに移ってからも大躍進中のKANA-BOONをはじめとして、先日メジャーデビューしたばかりのキュウソネコカミや、もうすぐメジャーデビューするTHE ORAL CIGARETTESに、僕の大好きなボールズ(e…
タイトル「いつかの夏の日へ」 収録時間:51分53秒 まだ生まれていないはずなのに、わずかに記憶が残っているような、やっぱりそうでないような。近くて遠い、いつかの夏。想いを馳せていたら、自分の夏が一つ終わっていた。なんてことが無いようにしなくち…
渋谷系という日本音楽シーンでのいち潮流は、それが90年代終盤に退潮してからも様々な形で後続の音楽に影響を与えたり、また渋谷系を出自とする方々が今なおシーンの第一線で活躍していたりと、2014年現在でも語るところの大変多いトピックです。 この文章は…
まず最初に一言。「星野源、おかえりなさい!」 いや、本当にこれが言いたかったのです。もちろん星野源さんを知る人は彼の身に巻き起こったことは知っているはず。2度目の休養時に「大丈夫なのかな」と心配したのは僕だけではない。しかし彼はやはり地獄の…
渋谷系を好む方々に知られてほしい日本語ラップグループを紹介します。 Small Circle Of Friends 「夕焼けのうた」 「Boys Wonder」 92年結成、ボーカルの武藤サツキと、ラップや作曲などをこなす東里起の2人を中心としたユニット。現在はDJ RIGOを含む3人組…
この2014年は豊作の年になりそうな予感がします。音楽はもちろんですが、それだけではありません。そう、今回はアニメのお話。「蟲師」が8年ぶりに第2シーズンをやったのも個人的に凄く嬉しかったし、内容も相変わらず素晴らしいものでした(秋の2クール目も…
渋谷系って?そう尋ねられたら僕は「海外かぶれでスノッブな連中のスカした音楽だよ」と偽悪的に答えてやろう。偉大なるアンファン・テリブル、フリッパーズ・ギターの2人に倣って。 田中宗一郎は渋谷系を「バブルという戦後最大の張り子の豊かさと戯れるこ…
やぁ。はじめましてじゃないかアウイエー。 実は最近、3Dテレビを買ったんだ。なんていうか、ほら、俺くらいのロックスター?になると?そりゃ最新のAV機器くらい持ってて当然だろうと。いつまでも25インチのブラウン管じゃカッコつかねぇだろうと(笑)。そ…
特集、お疲れ様でした。まだやってるけど。「批判してねー」と安易に書いたけど、意外と重い感想が渦巻いていて、毒されそうなので見ていません。そのうち見ます。たぶん。いろいろ連絡があるので久しぶりの告知です。 1. 上半期ベストアルバムやります 本当…
前篇に引き続き、後篇です。そもそも渋谷系が終わったのは諸説あるのですが、大体1996年から1998年という説が多いので、そもそも今回取り上げるのは渋谷系終了後の作品が中心です。 これを見ていただければ、僕たちが渋谷系と繋げたかったものが何か、どうし…
特集「渋谷系って楽しい」はもう少し続きますが、メインのディスクガイドです。今回は1990年から98年までの50枚、そして明日更新する2013年までの50枚、計100枚を集めました。すべての作品に140字のtweet review、そして大体の作品に試聴音源のリンクをつけ…
花澤香菜は渋谷系の夢を見たのだろうか、いやあるいは渋谷系が花澤香菜を夢に見たのだろうか。 鶏が先か、卵が先か、二項対立気味に垂直したお話を聞かされた時、「やれやれ」と僕は椅子から立ち上がり、ベランダでタバコを吸いながら、隣にいるはずもない花…
昨年、活動休止・解散したアーティストでは、andymoriの件も残念だったが、転校生の「登校拒否」も残念だった。今年の5月22日に久しぶりにツイッターでつぶやいてくれたことは、僕にとって嬉しい出来事だった。最近は、「それでも世界が続くなら」というバン…
ジャンル名じゃないし、もともと揶揄だったって聞くし、バズワードにしてははっきりしていて、しかしいざ音楽性を見てみると大抵お洒落なもののちょっと掴みづらい。不思議な言葉、渋谷系。私はリアルタイムでは触れていないし、しかも物心ついた頃にはあっ…
#3「雨ポップ」 収録時間:55分12秒 どうもshowheyです。この連載の募集記事で「どうして男は自作MIX TAPEをくれるのか?」的なことが書かれていて、まさしく僕の事で吹きました(笑)音楽好きはみんなやっちゃうと信じましょう? それで今回は梅雨というこ…
「なぜ岡崎京子が渋谷系?」と思う人が、もしかしたらいるかもしれないので、後追い世代の僕がわかる程度の解説をします。というか僕の解説でごめんなさい。 岡崎京子は80年代から90年代にかけて、マンガ/サブカル/ファッション誌で絶大な人気を集めました…
今回は渋谷系の特集という事で僕も一つ書きたいことがあり参加させていただきました。さて、いろんな事を話す前に「渋谷系」という言葉についてもう一度おさらいしましょう。 そもそも渋谷系とは? 渋谷系という言葉はライターである山崎二郎氏が1993年の春…
かっこいい音楽ってなんだろう? 人によってそれはロックだったり、テクノやヒップホップなのかもしれない。もしくはライブでの熱量溢れるパフォーマンス、他には姿勢や生き方にやられる時もあるだろう。ギターの1フレーズや1行の歌詞、もしくはその交差が衝…
特集を作りました。いや、実は今も作っています。 4月に調子に乗って「渋谷系の特集を作る」と言ってしまい「フェス前に公開すればいいかなー」と安易に6月20日という日付を設定して実際に作り始めたのですが、結構大変でした。そもそもズブの素人なのでどう…
癒しの清涼剤ジャンル、エレクトロニカの中でも、とりわけドリーミーで浮遊感のある感じのが好みなのです。そこでエレクトロニカ系の打ち込みが入った曲の中で「これだ!」とビビッときた歌モノをいくつか紹介します。 starscream 「パラボラ」 ニコニコ動画…
#2「雨に唄えば」 収録時間:約73分 梅雨です。 ここ数日、雨の日が続いてなんとなく鬱蒼とした気分になっていました。(雨水により靴が浸水してシャバシャバになる、髪の毛が湿気を含んでとんでもない広がりをみせる、洗濯物の部屋干しを迫られる。などが主…
アインシュタインズという不思議な名前のバンドがいる。言うまでもなくアインシュタインズは相対性理論のパロディからスタートしたバンドだ。相対性理論がバンドサウンドであるのに対し、アインシュタインズはエレクトロだ。だからパロディと言ってもやくし…
今年は神聖かまってちゃんのリリースラッシュの年だ。8月には待望のニューアルバムの発売が予定されている。ここで、前作のアルバムである『楽しいね』について振り返ってみたい。 『楽しいね』は、2012年11月14日に発売された神聖かまってちゃんの5thアルバ…
7月8日横浜アリーナにて解散をすると発表したBiSについて、書こうと思っていた。 発表された時点で下書きにこのタイトルまで決めていれて、「これからのんびり書きます」と置いて、何ヶ月も経ち、今になってこれを書いている。「今になって」と言ったが、全…
新連載です。この連載は自分の好きな曲をアルバムにしてCD-Rに焼いて友達に聴かせる的な、古くはカセットテープ、MDで行われていた音楽好きの小さな遊びを「どうせだからブログでやっちゃおう!」ということではじめました。まあ本当はプレイリストは4月の頭…
意識的に音楽を聴くようになる、その初めの一歩は往々にして突然踏み出されるもの。誰しも最初の一歩を踏み出さなければ、音楽の広大な世界へは進めない。人によってはきっかけだけじゃ駄目で、衝撃的な一撃を食らう必要がある。私の場合、きっかけはYngwie …
最近の邦楽のロックバンドの流行として、BPM早めで四つ打ちが売りのバンドがたくさんいます。僕もいろいろと聴いたのですが、その中でも特に惹かれたのはKEYTALKです。今回は運よくチケットを手に入れることができたのでそのレポートを。KEYTALKのライブは初…
GREAT3のアルバムは聴きましたか?僕はまだ聴いてません。早く聴きたいです。今抱えている作業が一段落したら聴こうと思います。 そんなGREAT3が今年3月にリリースしたアルバム『愛の関係』に収録されている「ポカホンタス」のMVを公開しました。7月にリリー…
解散まで1か月を切ったアイドルグループBiS。解散LIVEとなる7/8横浜アリーナのライブはいまだチケットが1万枚ほど余ってる状況で、音しか聴こえない1円チケットや貧乏人の為の2000円チケットを売り出すなど話題になっています。そんなBiSが新たな企画を始め…