より自由になったVampire Weekend『Harmony Hall / 2021』

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このブログを動かすことは結構気が重くて、なぜかというと一年に一度だけアホみたいにアクセスがあって見られている錯覚に陥るから。実際はただの思い込みで本当は誰も読んでないけど(そうに決まってる)、みんなが幽霊部員になってコメント欄も閉ざしたら少し気が楽になった。誰も読んでないブログって書く分には気持ちいいですね。そんなわけで他の人が書く前にVampire Weekendの新曲の感想を書いてる。タイムラインではみんなが聴いてたけどここでは誰も聴いてないから(枕が長い)。

Vampire Weekendがとうとう新作を出すね!6年ぶりだって!タイトルは『Father Of The Bride』とのこと。花嫁の親父?なんて彼らっぽい。

今作はその新作からの先行シングルなのだけど、「Harmony Hall」やはり特徴的なのはリズムセクション。というのもドラムが主導している印象が薄い。ピアノのループとパーカッションがリズムを担っていて、ドラムはむしろそこに合わせている印象。打ち込みを用いるバンドが増えて久しい昨今だけど、アナログ感を損なわせずにバンドの構造にメスを入れることにはかなりびっくり。6年もアルバムを出さなかったけど、ちゃんと活動する意味を提示できているのはすばらしい。ロスタムがいなくてもやってける!と思ったら当のロスタムも参加してました。脱退してもこういうふうに関われるのは素敵だ。

「2021」は細野晴臣の楽曲のサップリングとのことで、当の「花に水」を聴いたら本当にそのままで笑った。でもそこに載せられるボーカルとギターがたまらなく良い。

バンドってその構成が縛りになりすぎてしまうことがあるけど、Vampire Weekendは長い休止期間を経てそこを抜けたような感じがする。今までより自由な存在になった。ジャケットのドリームキャストとは逆の渦巻きにSONY MUSICのロゴ。気が利きすぎ。去年のフジロックはすばらしかったので(中継で見た)なんなら今年もお願いします。

ぴっち(@pitti2210