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a flood of circle『KIDS / アカネ』

レビュー

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a flood of circleの両A面シングル『KIDS / アカネ』がリリースされた。

イントロの印象的な銅羅の音、そこから日本囃子とアフリカンドラムを融合させたような、そんな多国籍感と泥臭さに溢れたダンスビートの「KIDS」、ボーカル・佐々木の声と言葉を表に押し出した、ノスタルジックなバラード「アカネ」、カップリングにはアルコールにまみれたパーティー感を閉じ込めたようなロックナンバー「Tequila Club」の3曲が収録。チャレンジ要素も含みつつ、フラッドの王道と言える3曲を集めたシングルになっている。まだ彼らの音楽を聴いたことのない方はフェスシーズン前の予習にぜひ。自信を持っておすすめできる一作。

a flood of circle「KIDS」

ちなみに僕は公式略称”afoc”という言い方がどうにも好きになれないので”フラッド”で通させていただきたい。

フラッドの音楽をアルコールのようだと例える人が多い。お酒モチーフの曲がいくつかあることと、メンバーが酒飲みの印象をもつせいかもしれない。僕にとってフラッドの音楽もったりした舌触りと苦さと中毒性を持った洋酒のようなイメージだ。

ただ今回のシングルは限界まで発酵生成されたリキュールのように感じられる。シンプルなお酒ほど酔いが回るのも早い。もしかしたら今週末の日比谷野音のライブで、この曲たちもアンセムとして響くかもしれない。

そうこのシングルは、昨年発売のアルバム『I'm Free』のリリースツアーのファイナルと追加公演を残すのみ、といったタイミングでリリースされる。さらに東京ライブの模様が6月にDVDとして発売されることもすでに決定済みだ。「なぜこのタイミング?」「もう少し待って発表すれば?」と考えてしまうが、それはフラッドだからだ。

「日本一生き急いでいるバンド」a flood of circleの動向は本当におもしろい。朝日新聞のCMソングにはまた別の新曲が起用されていて、次にいい知らせが届くのもそう遠くないはず。ともかく野音ライブが荒天中止にならないよう、ただただ祈っている。

最後になりましたが、はじめまして。773と申します。毎月下北沢で開催中のロックDJイベント「Freak Affair」で非常勤スタッフをしてます。ご興味のある方がいらっしゃいましたらぜひご連絡ください。飲みましょう。

 

 

773(@cn773)