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レンタルだいすきクラブ 第5回 ぴっち篇

「レンタル、便利だけど借りたいのを探すのが大変で……」

そんな人のための連載、レンタルだいすきクラブです。音楽が好きでたまらないけれど、欲しいもの全部にお金を使うわけにもいかない。そういう時の助け舟。そう、街のTSUTAYAさんは音楽難民にとっての駆け込み寺なのです。すみません、ちょっと適当に褒めました。でもなんていうか、もちろん音楽に対価を支払うことは大事だけど、でも友だち同士の貸し借りから好きになる音楽があるように、レンタルから始まる恋もあっていいじゃない?いやいやいや頭が湧いてますね。ちょっと疲れてて……。レンタルして好きな音楽を見つけよう。情報を共有しよう。そんな連載です。

第5回目にして、投稿が尽きました。というわけで、みんなも飽きているだろうけど、僕です。管理人やってます。記事紹介は恥ずかしいのでしません。あはは。5回目、やります。

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一応書いておくけど、普段からおしゃれな音楽ばかり聴いているわけではないです。むしろこれが今興味を持っているものであり、今まで触れてこなかった部類というわけで。まあ、だからといってパンクとかハードコアとかメタルを聴いているわけでもないけど。なんか本当にDMCみたいな言い訳になってきた……。

1枚目 Ann Sally『Voyage』
ヴォヤージュ

ヴォヤージュ

 

アン・サリーとの出会いは2007年にリリースされた菅野よう子の『Say Hello! あのこによろしく。 (オリジナル・サウンドトラック)』という作品でした。ほぼ日刊イトイ新聞で連載されていたジャックラッセル・テリアの写真連載が書籍化されて、それにDVDが付属したのですが、その音楽を担当したのが菅野よう子です。リアルタイムでは全然知らなかったのですが、ふとしたきっかけでこの連載のことを知り、一晩で一気に読みました。かわいくてかわいくてしょうがない子犬たちの物語です。癒やされて、笑って、そして泣けます。

ほぼ日刊イトイ新聞 - Say Hello!

それで当然のようにサントラまで行き付き、「Say Hello!」という曲に行き着きました。最初に聴いた時、ここまで丁寧に素敵に歌をうたう人がいることに驚きました。菅野よう子の曲と演奏も素晴らしいのですが、特にアン・サリーという人に興味を持ちました。

その後、このブログでも寄稿して頂いている草野さん(@grassrainbow)のブログでプッシュされていた2011年のショーロクラブ with ヴォーカリスタスの『武満徹ソングブック』というアルバムでアン・サリーは「めぐり逢い」「死んだ男の残したものは」という2曲で参加していました。これも本当に素晴らしかったです。

various music written Choro Club with Vocalistas 「Takemitsu Songbook」 その奇跡の出会いは

その後、レンタルで2003年リリースの『Moon Dance』という作品を長く聴き、そして今回出会ったのがさらに昔の2001年にリリースされた『Voyage』というアルバムです。ジョニ・ミッチェル、イヴァン・エリスなどの曲をアコースティック、ジャズ、ボッサ主体のアレンジで聴かせてくれます。今と比べると多少荒削りだけど、それもまた魅力的です。土日の昼間にスピーカーで音量を抑えめにして聴くのが最近のお気に入りです。

2枚目 Cymbals『That's Entertainment』
That's Entertainment

That's Entertainment

 
3枚目 小島麻由美『me and my monkey on the moon』
Me And My Monkey On the Moon

Me And My Monkey On the Moon

 

残りの3枚は今度の渋谷系の特集のために借りました。今は本当にありえないくらいCDを買ったり借りたりしていて頭がごちゃごちゃです。ただ渋谷系って「おしゃれなだけ」じゃないのです。むしろロック的というか、音楽オタク的というか、そういうものの土台に建てられたシンボルこそがフリッパーズやピチカートが代表する「おしゃれ感」なのだと思います。

そういう意味で言うとシンバルズや小島麻由美渋谷系の後のほう、もしくは渋谷系が収束してからの音楽です。ただジャンルとの向き合い方が、明らかにフリッパーズ以降、渋谷系以降のように思えます。渋谷系は直接的な洋楽の引用であり、サンプリングでしたが、ポスト渋谷系はそれをさらにひねって日本の音楽シーンになじませるような努力をしているように感じます。

4枚目 V.A.『Detroit Metal City vs Shibuya City ~ 渋谷系コンピレーション』 
デトロイト・メタル・シティvsシブヤ・シティ~渋谷系コンピレーション

デトロイト・メタル・シティvsシブヤ・シティ~渋谷系コンピレーション

 

そして2008年に『デトロイト・メタル・シティ』の映画化に伴い制作されたこのコンピレーションが、僕にとってはじめての「リアルタイムの渋谷系を空気感を伝える一枚」でした。ただ当時は原作の根岸崇一くんの甘い感じが完全にコメディだったので、このコンピれも聞かなかったし、映画も観なかったし、渋谷系のことを甘いだけの音楽と誤解していたのですが……。

 今聴くとカジヒデキが在籍していたBRIDGEやVenus Peterは完全にインディー・ロック/ネオアコです。あとガレージなSeagull Screaming Kiss Her Kiss Herまで渋谷系に含むとは思ってもみませんでした。渋谷系はなかなか懐が深いです。権利関係的に多くは収録できなかったのだろうけど、小山田圭吾が主催したレーベル・トラットリアの曲が多く入ってて、当時の雰囲気のほんの一端を垣間見れます。

 

そんな感じで今回は4枚借りました。実際に自分がこの連載をやってみると素が出すぎて恥ずかしいですね。「おすすめの4枚」なら自信をもって薦められるのですが、ただ借りた4枚だと無防備過ぎて危ないです。でもそれもまたおもしろいのかな。わからないけど、とりあえず原稿が集まる限り続けるのでよろしくお願いします。

そんじゃねー。

 

 

ぴっち(@pitti2210

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レンタルだいすきクラブは執筆者交代制の連載として記事を募集しています。週に1度、毎週水曜日の更新予定です。興味がある方は「レンタルしたCD(3〜5枚)の写真」「序文」「感想」を送っていただければ、到着順に掲載します。今のところ来週分はありません。なのですぐに載せます。来なかったら少し忙しいので来週は休みます。図書館で借りた場合でも、友達から借りた場合でもOKです。宛先はガイドラインにて。興味がある人はぜひ。