ネットの音楽オタクが選んだ2016年のベストアルバム 100→51

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今日は100位から51位までです。

少しだけ情報を明かすと、今回は615人の個人のランキングを集計し、1542作品がノミネートしました。内訳は邦楽が710作、洋楽が832作です。ただしすべての作品を精査したわけではないのである程度の誤差はあると思います。トップ150作における邦楽と洋楽の割合は6:4、もしくは7:3程度でした。

これらの事実から邦楽のリスナーの方が絶対数は多いこと、そして洋楽のリスナーのほうが多くの種類の作品を聴いていると解釈できると思います。しかし一方で、リスナーの興味が、邦楽と比べて、上位に集中していることもわかりました。今回615人分のデータを整理し、邦楽は150位まで結果にある程度傾斜がついたのに対し、洋楽は100位に届く分しか傾斜が付きませんでした。邦楽と比べるとですが、洋楽リスナーはメジャーとマイナーの好みの差が極端に分かれているのだと思われます。

何度も書いてますが、このランキングは完璧ではありません。それを承知の上で活用していただけるとありがたいです。よろしくお願いします。(ぴっち)

 

 

→ルール、ノミネート作品の一部等はこちら

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100. Pinegrove『Cardinal』

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「Old Friends」 Apple Music/Spotify

 

99. ももいろクローバーZ白金の夜明け

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「マホロバケーション」 

ももクロと共に時空の彼方までかっ飛ばされ、世界線をも自在に行き来する奇天烈な夢旅行記。理想も現実もごちゃ混ぜにできるのが音楽という表現。その自由を謳歌した楽曲がずらりと並ぶ。思えば彼女たちを通して、信じられない夢のような景色をいくつも見てきた。そう考えれば、ここに刻まれた夢たちだって現実のすぐ隣にある。そんな実感が漂ってくる。清竜人が提供した「イマジネーション」《この世の始まりがアダムとイブなら この世の終わりは私と貴方にしたい》と語りかける、セカイの果てで夢想するようなこのエクストリームなラブソングで、心が暴れ出して止まらなくなりそうになるのは、きっとももクロという身体を介して放たれているからこそだ。

彼女たちと一緒なら、嘘みたいなことだって本当にしてしまえそう。そんな思いを胸に秘め、夢中になって貪りたくなる。聴き終わる時、つまりこの夢が醒める頃には、何もかもが洗い流された新品の心を手にできているかも。

月の人(@ShapeMoon

 

98. 入江陽『SF』

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「おひっこし」 Apple Music

 

97. Awesome City Club『Awesome City Tracks 3』

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「Don’t Think, Feel」 Apple Music 

『Awesome City Tracks 3』は明らかに過去作と一線を画している。いなせな上海ガールや無邪気なマテリアルガールといったキャラクターは、現在のAwesome Cityにはいない。代わりに登場するのは、終電に飛び乗って恋人に会いに行く男性や、渋谷の映画館で回想に浸る女性だ。彼らは、恋に悩み、理想と現実のギャップに苦しんでいる。ファンタジックな切り口の「Vampire」でさえ、気まぐれで優しいふりのずるい男に焦がれる女の子の姿が目に浮かぶ。

都市に暮らす若者の、等身大の苦悩を描くなら、恋人と身も心も繋がり合う、地に足のついた喜びもある。剥き出しの欲望も、失恋の余韻も、叶わなかった夢も、聴き手が自身に置き換えられるリアルさで描かれている。ぼやけていた街並みや人の姿を、明確な言葉を使って鮮やかに描くことで、Awesome Cityをふわりとした理想郷から、限りなく現実に近いフィクションと位置付けた一枚。

rinko enjoji(@rinkoenjoji

 

96. amazarashi『世界収束二一一六』

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「エンディングテーマ」 Apple Music/Spotify

自分が信じた感情こそが正義であり、それ以外は認めない。2016年はそんな心理が浮かんだ一年だった。感情に耽溺できる人にとっては幸福な一年だったのかもしれないが、閉塞感を覚える人もいただろう。秋田ひろむという男はきっと後者だ。1曲目「タクシードライバー」の冒頭。ギュウギュウな譜割り、強引な脚韻、閉塞感を形にした描写、感情への反抗として、これでもかと言葉を注ぎ込んで紡がれた詞、そこには諦めが映る。《タクシードライバー 夜の向こうへ連れてって》。そう、自分ではどこにも行けないし何も変えられないのだ、という諦念が全編に漂う。しかし一方で《人生は美しい》とも歌う。諦念の先に希望を提示してみせる。それは僕らのための希望ではないかもしれないが、何かにとっての希望ではある。感情ばかりが優先される時勢に秋田ひろむが言葉で描いたのは、そんな両面性を持った光景だ。

時流に乗る作品かはわからない。ただ僕は、この人間としての戦いが即物的に消費されることなく、百年後まで残ることを願う。そこから見る景色には、果たして誰にとっての希望が広がっているだろうか。 

まっつ(@HugAllMyF0128

 

95. TAMTAM『ニューポエジー』

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「コーヒーピープル」 Apple Music

 

94. RADWIMPS君の名は。

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「前前前世 (movie ver.)」

 

93. Noname『Telephone』

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Apple Music

シカゴ出身の若手ラッパーは大きく分けて二つに分かれると思う。一つはチーフ・キーフやリル・リーズといった逮捕歴もあるギャング・スター、もう一つはチャンス・ザ・ラッパーのような日曜日に教会に行ってキャンディもらうことが自分のベースだと言えるタイプのアーティスト。Nonameは明らかに後者のタイプであり、チャンス・ザ・ラッパーとは彼のミックステープで共演している仲でもある。そんな彼女の本作における視点はとても優しい。「Bye Bye Baby」という曲は人工中絶した女の子へ捧げるラヴソングだし、警官に射殺された男の子の歌である「Casket Pretty」は《今夜、彼の赤ちゃんはさようならを言った/路上のバラ、離れたところにあるテディベア/右側に置かれた弾丸/必要とする時、愛はどこですか》という、悲しい歌詞でありながら、ビートには彼の赤ん坊であろう声が幸せそうに乗っている。

今、シカゴでは3,500件以上の銃撃事件、4,000人以上が犠牲者となっている。そんな地元を心を痛めながら見つめる彼女だからこそ出来た、誰かの心に響くやさしい作品。

ゴリさん(@toyoki123

 

92. でんぱ組.inc『GOGO DEMPA』

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「STAR☆ットしちゃうぜ春だしね」 Apple Music 

アイドル業界を学校に例えたとして、でんぱは隅っこでひっそり漫画読んでるとか絵描いてるとかそもそも学校に来ないとか、そういう子たちの集まりでした。そんな彼女たちも学校祭(フェス)の大トリまで登りつめ、専売特許だった「高速ピコピコ電波ソング」は学園全体に広がり、どのクラスにも金髪キノコが1人はいるみたいな昨今、でんぱは「みんなからリスペクトされる」ことでシーンにおける独自性を失いかけたわけです。だから本作では代名詞だった激しい電子音や辛い過去は控えめで、代わりに「辛い過去を乗り越えて光り輝く存在」となった彼女達が幅広い音楽性の中に明るい未来を込めて聴く人の背中を押すアルバムにする、というフルモデルチェンジを行ったと。表題曲のMVの舞台がテレビ局だったけど、あれって要は電波ソング専門チャンネルではなく自社制作の番組を増やしてキー局となって戦う道を選んだわけです。

歌だけではなく、ドラマにラジオにバラエティ、グラビア、執筆業、アパレル、料理とこんなに多才なグループ、日本だともう2組くらいしか居ないんじゃないかと。その内1組が解散した今、次は彼女達だ、と言うのはさすがに褒めすぎですかね?

はっちゅ(@colorfulwhite

 

91. NOT WONK『This Ordinary』

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「This Ordinary」 Apple Music/Spotify

若い。とにかく若くて瑞々しい。好きな音楽を好きなように鳴らして歌うことって、若い人か、もしくはしがらみから抜けることのできた人の特権で、だからこそロックバンドの1stアルバムって名盤、またはそう評されるものが多いのかもしれない。同じように名盤と謳われた1stアルバムを作り上げたNOT WONKはこの2ndアルバムでも変わらずに、今の自分たちが好きな、楽しめる音楽を鳴らしている。音は太く、でもグランジを感じさせる鋭利な楽曲が多くなった本作は、NOT WONKがいつかHi-STANDARDELLEGARDENのような、ロックを好きな若者が憧れる唯一無二の存在になるんじゃないかと思わせてくれる凄みを感じる。そうなってほしいな。その上で、相変わらず好き勝手に音楽をやっていてほしいな。

のすぺん(@nosupen) 

 

90. 雨のパレード『New Generation』

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「Tokyo」 Apple Music

冒頭「epoch」の歌詞からも伝わってくる、雨のパレードの戦略性と矜持というのは、同じくポスト・ダブステップを武器として日本のシーンを狙うyahyelも備えるものだが、前者はフォーク軸で国内から浸透を目指し、後者がブルース軸で逆輸入を目論むという、実に好対照な関係にあって……。ともかく、雨パレが積極的に取り入れていると公言するのは、RhyeやSOHNといった、所謂インディーR&Bと称される音楽だ。とは言え彼らにはその周辺と一線を画す特有の魅力があり、ソフトとハードのバランスを含むポストロックとしてのアンサンブルの妙、というのはやはり挙げられると思う。清涼な水がすり抜けていくみたいに、やけに耳なじみの良い響き。詩情溢れるメロディは空気公団のように嫋やかだし、リズムは繊細ながらも粒だっていて、ザ・シー・アンド・ケイクやフォールズも連想される。でも何より惹かれるのは、掴みに行こうとする野心とはマーブル状に併存するように、等身大・自然体を感じる隙間が残されているからかも知れない。新雪を跳ねる光線みたいに輝く、「New Generation」のバンド。ここに来てそのヴェールはいざ天高く舞い上がった。

KV(@kvtheamulet

 

89. BUMP OF CHICKEN『Butterflies』

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「Butterfly」

8枚目のオリジナルアルバム。ファーストが1999年発売なので、年数にして17年。それだけ長くやっていれば、当たり前のようにバンドの音楽性も変化していくわけで。初期のギターロックから、アイリッシュやサザンロックといった要素も顔を見せ始めた中期。そして今作は前作『RAY』から前面に押し出されるようになったエレクトロニックな要素が更に強まった作品になった。正直、今作がこのバンドの作品で一番好きかと聞かれたら、そうではないんだ。でも今まで以上に耳に残るんだよね。歌っていること、サウンドメイキングは変化しながらも一聴で印象に残るメロディライン、そして歌声の強さ。これらの要素は昔から一貫して変わらずに、いや、昔より深化していて、その強度にただただ聴き惚れる。

のすぺん(@nosupen) 

 

88. ふくろうず『だって、あたしたちエバーグリーン』

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「うららのLa」 Apple Music

《目の奥が痛いんです ダイナソー》《私にはまるでわからない 男のロマンの世界があるらしい》ダイナソージュニアを聴いた内田万里は憧れをこんなふうに歌う。そして彼女は、その男のロマンの世界に想いを馳せながら《男の子になりたいような やっぱ 女の子がいいや 女の子がいい》と、男の子にはわからない、女の子の世界をさらっと歌ってみせる。私にはまるで彼女が「私たち、エバーグリーン」と言う意味がわからないのですが、内田万里になりたいような、なってみたいような、そんな気がします。やっぱいいかな。

チャイルドロック@yama51aqua

 

87. くるり琥珀色の街、上海蟹の朝』

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「琥珀色の街、上海蟹の朝」 Apple Music

岸田繁があらゆる音楽に手を伸ばしてくるりという音楽の器に盛り込むことは毎度のことだけど、今回はヒップホップ。昨今のブラックミュージックの流れを汲みつつ、たまたま仕上がったというのが実際だと思うけど、出来上がったものはおもしろい。《心のトカレフに想いを込めてぶっ放す》や《決死の思いで起こしたクーデター もういいよそういうの》など物騒な言葉が並ぶが、それに対する回答が《上海蟹食べたい あなたと食べたいよ》なのね。もちろん前段階として《君はひとりじゃない》《俺は君の味方だ》とあるが、果たしてこの回答は正しいものなのだろうか?例えば毎日顔を合わせる恋人が怒っている時に《上海蟹食べたい》と言ったら、もちろんタイミングにもよるけど、まあギリギリわかってもらえると思う。しかしそれこそ昨今のテロリズムに対して《あなたと食べたいよ》と伝えたところで、それが通じる相手なのか?まあそんなものはわかんないんだけどさ、でも伝わるといいな。そんなロマンが詰まってる。ちなみに初回盤に付属するライブ音源も超絶的にすばらしいので奥さん、購入必死ですわよ!

ぴっち(@pitti2210

 

86. Leonard Cohen『You Want It Darker』

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「You Want It Darker (Lyric)」 Apple Music/Spotify

 

85. Kaytranada『99.9%』

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「GLOWED UP (feat. Anderson .Paak)」 Apple Music/Spotify

これを流してる間、何もかも忘れてボンヤリする。今の自分は素敵だって思える。モントリオールのケイトラナダ、ルイ青年が編み出すビートは最高に気持良い。R&S所属のローンが「Reality Testing」を出したとき、ヒップホップとハウスはある視座において合致すると説明していたけど、まさしくそれだ。カリーム・リギンスを皮切りに、アルーナジョージ、ヴィック・メンサ、BBNG、アンダーソン・パク、シド・ザ・キッド、リトル・ドラゴン、etc…。なんなんだ、この客演者たちは!ブラックミュージックの国際サミットでも開くのか!?開くんです。ルイ青年、開いたんです!メトロノームの両端をハウス/ヒップホップとして、その間の運動量を99.9%しっかりと伝えられるように、領域横断係数の高いアクトを綺羅星として並列したセンスと辣腕…ただただ痺れマス。単なる折衷主義と呼ぶにはあまりに豊満な珠玉のトラックたち。律動するコンステレーション、黒き玉響の現在を刻んだゴールデン・レコードは、北極星の名を戴く祝福に輝いた。

KV(@kvtheamulet

 

84. Iggy Pop『Post Pop Depression』

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「Sunday」 Apple Music/Spotify

 

83. Rihanna『ANTI』

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「Needed Me」 Apple Music/Spotify

リアーナと言えばフェミニスト的な事を歌うR&Bディーバなイメージを抱いていたのは僕だけではないはずである。しかし、本作を聴けば、非常に女性的で私情を投影した内容が大半を占め、ヒップ・ホップやソウル、そしてサイケデリックといったテイストが色濃く反映されている。今まで歌ってきた芯の強い女性像も、ネイビー達が騒いで踊るようなトラックもこの作品では皆無である。しかし、それもデフ・ジャム・レコーディングスを離脱し、ロック・ネイションと契約して自主レーベルを立ち上げて音源発売やその管理まで行っているリアーナの行動を見れば結論めいたものが見えてくる。つまり『ANTI』という作品はポップ・スターとして活躍していた彼女が自立したアーティストになるために他人の歌詞でアイドル的に歌わされていた頃の私と決別する、つまり過去の自分に対してのアンチ的作品ではないだろうか。そう考えれば、彼女がテーム・インパラの「New Person, Same Old Mistakes」をカバーしているのも頷ける。そう未来の自分へ"同じ過ちを繰り返してはいけない"と言い聞かせているのだから。

ゴリさん(@toyoki123

 

82. LILI LIMIT『a.k.a』

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「A Short Film」 Apple Music/Spotify

「also known as(人呼んで)」を意味するタイトル通り、セルフタイトル作に近い確信を刻んだ1stフルアルバム。クールな佇まい、洗練されたアートワークをブレさせない緻密なアレンジを程よくずらすメロディと詞の黄金律というLILI LIMITの旨味を存分に堪能できる。バンドサウンドの解体・構築を自在に繰り広げる予測不能でスマートなトラックに、一貫して涙腺を揺らしてくれる歌の旋律が親しみを与える。また、是枝裕和三木聡の日常系邦画にも通ずる、「暮らしから溢れる可笑しみや切なさ」を拾い上げた言葉たちは聴くものを更に未踏の聴き心地に連れて行く。

発想と愛嬌を積み重ねて設計されたLILI LIMITのポップミュージックは、あらゆる音楽界隈の汽水域に位置付けられる普遍性を持っている。ここからどこまでも泳いでゆける名刺代わりの一枚。

月の人(@ShapeMoon

「ぷらナタ」でバンドがわたきゅう(私を構成する9枚)を挙げていた時、Bloc PartyやThe 1975、Galileo Galileiが入っているのを見て「なるほど!!」と思った。ギターも打ち込みも声もバランス良く、シンプルなシルエットで風通しの良い洗練された音になっている理由が分かった。そういう音楽的指向を背景にして、キッチンとか部屋とか、よく馴染んだ日常の中でポートレートを美しく切り出したような音楽が鳴っている。日々が肯定される、確かな暖かさをくれるアルバムだ。

ちなみにこのバンドには、イノセントな声でわたし目線の歌を歌い上げるダンディーなボーカルと、後ろ姿は女子なギタリストと、キレイなベーシストと超チャーミングなキーボーディストと年上のドラマーがいる。見ていてとっても楽しい。

グレート紫(@Apteryx_Iwk

 

81. 岡崎体育『BASIN TECHNO』

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「Music Video」 Apple Music/Spotify

 

80. Syrup16g『darc』

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「Deathparade」

 

79. indigo la end藍色ミュージック』

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「藍色好きさ」 Apple Music/Spotify

とにかくいい歌、メロディーにねじ伏せられるような感覚、そんなアルバム。鳴っている音の中でボーカルだけに意識を向けてこんなに楽しめるロックバンドのアルバムは今まであっただろうか。とはいえ、もちろん歌だけのアルバムではなくアルバム唯一の歌よりリズム重視のトラック「eye」が白眉。各パート思いのままに雪崩のようなエモーショナルなセッションを披露するこの曲から「夏夜のマジック」のゆったりとしたヒップホップの香りのするビートにつながる流れは何度聴いても美しい。川谷絵音は希代のソングライターだと思う。無粋な意味付けがされたり、偏見を持たれたりせず、多くの人に届いてほしい名作。

ひいもと(@TbaEric

 

78. American Football『American Football(2)』

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Apple Music

 

77. Nicolas Jaar『Sirens』

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Apple Music/Spotify

 

76. 赤い公園『純情ランドセル』

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「黄色い花」 Apple Music/Spotify

メジャーで4年越しのキャリアを積んだ赤い公園津野米咲という人は、雑食性と趣味と探究心を自家薬籠中の物とし、Queen椎名林檎といった女王たちの面影もちらつかせつつ、何処かしら歪みを含んだポップスを、職人然と生み出し続けた。その歪みはフックとも言い換えられるだろう。ただし、『歪んだ真珠』を意味するバロックのように、彼女の趣向はともすればデカダンな毒に陥るリスクと表裏一体であるのは否めない(されどその毒は恐ろしく美味だったりする)。が遂に、2ndまで顔を覗かせていた、焦燥とも受け取れる怪しい雲行きを振り切ったというのが今作の印象だ。トレードマークのカプリースな展開と堂々たるJ-POPフィリアなメロは健在のまま、世間の黒音病にもフィットするソウル印のアーバンなノリから、「14」という曲名そのままの汎ロキノン的†群青†ギターサウンド、ニューゲイズな白昼夢、艶と薫るアジア情緒に至るまでの多面な曲想が、今までになく余裕を感じさせるギアチェンジで紡がれていく。そして最も特筆すべきは、アルバム全体がバンド史上最高に柔和なトーンで鳴っていることだろう。北風から太陽へ。小粋かつ大成の一枚。

KV(@kvtheamulet

ガールズバンド異分子的存在から、途端にJ-POPの荒波へと飛び込んだ前作『猛烈リトミック』と比べると、今作は"振り切らなくてもちゃんとポップ"であるという点がすばらしい。敢えてポップに、狙って歪に、をヤメにした自然体の彼女たちの姿はおおらかでとてもチャーミング。そしてアルバム全体を終始覆っている温かい切なさ。何かを真っ直ぐ伝えるということはそれだけで人の心を動かすことになる。赤い公園が大切に抱えている音楽に対しての純情がホロリと零れ落ちたようなキラキラとしたサウンドが印象深い。

もちろん、隠し味的にちりばめられたトリッキーで突拍子もない編曲も健在。その洗練された仕事っぷりや佇まいを称するに相応しい言葉はやはり「KOIKI(小粋)」ということになるのだろうか。ひねくれも直情もモノにした若きロックバンドが贈る全年代対応のポップス集。

月の人(@ShapeMoon

 

75. Mitski『Puberty 2』

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「Happy」 Apple Music

「それを日本でやる意義って?」洋楽からの影響を受けてネーティブで流暢に英語詩で歌っている日本のバンドに対して、こんなことを思う時がある。なぜなら、洋楽の真似なら海外のバンドを聴いた方が僕はいいと思うし、日本人であることの強みを生かして欲しいと思うからだ。だから、Mitskiみたいな人が日本にいてくれたら、おもしろくなるんだけどなと思ってしまう。日本とアメリカのハーフであり、ニューヨークの大学で音楽を学んだ彼女のその根幹には母親が聴いていた中島みゆき松任谷由実といった音楽があるし、彼女のフェイバリットアーティストの一人には椎名林檎がいる。そのため、彼女の音楽は邦楽と洋楽がシームレスに共同しており、ロー・ファイでノイジーなオルタナサウンドの中に歌謡曲が持ってるような人懐っこいくて、情緒的なメロディがごく自然にミクスチャーされている。「Your Best American Girl」が海外の音楽メディアで軒並みベストトラックの上位を獲得していることも、納得である。
 

ゴリさん(@toyoki123

74. 私立恵比寿中学『穴空』 

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「ゼッテーアナーキー」 

新潟のファミえん、「出席番号の歌 その2」が始まった瞬間の興奮を覚えている。「その1」から何年も経ち、突如披露された「その2」は現在の彼女たちに合わせた歌詞になっていて、彼女たちが歩んできた道のり、これから進んでいく未来が浮かんできて胸が熱くなった。新たに追加されたぽーちゃんとりったんのパートもかなり突き抜けた内容になっていて、大歓声を沸き起こしていた。あの夏、新潟はとんでもなくエモーショナルだった。『中人』『金八』『穴空』のジャケットを並べてみれば成長は一目瞭然だ。エビ中以外での個々の活躍も光り始めた。数年前の姿からは想像できないほど本当に強くなった。好きな人に囲まれながら彼女たちの旅は終わらない。

三角(@skmts

メンバーに中学生がいなくなり、正念場だった2016年。HERE尾形回帰やヒャダインたむらぱん杉山勝彦といったファンお馴染みの作家陣のエビ中愛を感じます。正直ファンもあんまりしっくりきてなかったシングル曲もアルバムに入ると輝きを見せています。順番の妙ですね。やはりエビ中のアルバムにハズレなし!

ともや(@ntd95

なぜだかわからないけれど、埋まらない心の空洞を抱えた日々が続いている。きっと誰しも、大小様々な満たされない思いと共に生きながらえている世界になってしまった。このアルバムを聴くと、その空虚な思いが薄まっていくような気がする。特別、勢いよく背中を押してくれる応援歌があるわけでもなく、悲しみに寄り添ってくれるメッセージソングがあるわけではない。ここに描かれるのは、彼女たちの生きる「日々」だ。春夏秋冬の移ろいをイメージして並べられた16曲を通して、喜怒哀楽、ユーモアとシリアスをアナーキーに往来する感情の奔流。小林一茶からUnderworldまでを網羅した豊かな音楽土壌がその迸る思いを支えている。

メンバー全員がリアル中学生でなくなった今、きっと彼女たち一人一人だって、心にどうにもならない空洞を抱えている。エビ中そのものも8人組だけど、出席番号は12番まであって穴ぼこだ。それでも彼女たちが泣き笑い、悔しがりバカ騒ぎしながら日々を生きる様はあまりに眩しい。「ポップコーントーン」で歌われる《好きな人に囲まれながら旅は終わらない》というフレーズが高らかに鳴り続ける日々であって欲しいと願ってやまない。

月の人(@ShapeMoon

 

73. Alicia Keys『Here』

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「The Gospel」 Apple Music/Spotify

 

72. Homecomings『Sale of Broken Dreams』

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「DON'T WORRY BOYS」 Apple Music/Spotify

一つの街での、いくつかの物語を一つのアルバムに閉じ込めたような作品。着飾った物ではないし、こちら側がいい意味で特別な意識を持って聴くようなものでは無く、いつも私達のそこにある「ありふれた日常」が詰まったもの。気がつけば2017年という日常も半月が過ぎてしまったように、私達が何かに追われ、時間の中に失くしてしまったいくつもの人や物、思い出達を幸福感と一抹の寂しを孕んだサウンドで浮かび上がらせてくれる。その懐かしや、後悔、笑い合った幸せな事などを思い出す度に必ず付随される「喪失感」というもの。 この「喪失感」を知らず知らずのうちに私達は抱えて過ごし、何かが起こるかもしれないなんて思い明日を迎える。そんな「ありふれた日常」を色付けて輝かせてくれる。そして、実は私達にとってその「喪失感」こそがこの上なく一番愛おしい感情なのかもしれないなんて事を感じさせてくれる。

素敵なジャケットを開け、是非歌詞カードと対訳を眺めながら聴いてほしい。昼過ぎに部屋を掃除しながらなんてのもいいかも。

さこれた(@bewith0301

 

71. ミツメ『A LONG DAY』

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「あこがれ」 Apple Music

 

70. Nick Cave & The Bad Seeds『Skeleton Tree』

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「Jesus Alone」 Apple Music

 

69. Francis and The Lights『Farewell, Starlite!』

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「Friends ft. Bon Iver and Kanye West」 Apple Music/Spotify

 

68. トクマルシューゴ『TOSS』

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「Lift」 Apple Music

 

67. Red Hot Chili Peppers『The Getaway』

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「Dark Necessities」 Apple Music/Spotify

アルバム通して聴きやすい。レッチリが良い意味で大人の落ち着きを見せてくれた。コービー・ブライアント引退試合で、フリーの前衛的なアメリカ国歌演奏を見たときに、「新しいアルバムもこんな感じなのかな」と心配したが、全然そんなことはなくてとても素晴らしかった。あの国家演奏はいったいなんだったんだろう。フリーはやっぱりすごいぜ。変わっていく部分と変わらない部分がある。レッチリのカッコ良さは変わらない。

三角(@skmts

レッチリってこんなにシンプルな音楽だっけ?と思わず考えるくらい非常にシンプルで音数も抑えられつつ、しかし必要なところではエモーショナルを爆発させたりと抑揚のコントロールが行届いた作品だ。その最たる原因は『Blood Sugar Sex Magik』からプロデュースを行っていたリック・ルービンからデンジャーマウスへと交代したことだと言ってもいいかもしれない。デンジャーマウスと言えば引き算的な魅力を持つ人物だ。余計な音を加えることなく、余分な贅肉をそぎ落とし、楽曲をシンプルでありながら濃度の濃いものへと変えていく力を持っており、そしてデンジャーマウスとは「A Little Better」でもタッグを組んだナイジェル・ゴッドリッチがミキシングすることで、本作はレッチリの過去作の中でも特にシャープな仕上がりで聴けば聴くほどエモーショナルの高ぶりを感じさせる作品へと仕上がっている。新しい一歩を再び踏み出したRed Hot Chili Peppers。これからの彼らの活動を含めて楽しみな一枚である。

ゴリさん(@toyoki123

 

66. James Blake『The Colour in Anything』

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「I Need A Forest Fire (ft. Bon Iver)」 Apple Music/Spotify

 

65. クリープハイプ『世界観』

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「鬼」 Apple Music/Spotify

認められない鬱屈した思いの蓄積で完成した1st。そのヒットを受け、沈まぬように自らを追い込んで武器を磨いた2nd。更に飛躍するための移籍が招いたゴタゴタに飲まれないために足掻き完成させた3rd。クリープハイプは常に何かに追い詰められながら、肉体を削るように作品を生み出してきた。そしてようやく訪れた安寧の瞬間にすら彼らは追い詰められた。どう挑んでも倒せない、むしろ欲していたはずの「平穏」と対峙した彼らが選んだのは、望んで荒波へと身を投じることだった。その結果、辿り着いたこの4thアルバムはかつての作品群とは全く手触りが異なる怪作となった。

今までの正攻法はより過剰に尖らせ、打ち込み、ラッパー客演、ソングライター尾崎世界観のみでの弾き語りなど、バンド形態を超越した挑戦的な表現を塗り込んだこのアルバムはギターロックシーンを乗りこなすにはあまりにも異物。しかし彼らには最高に似合う逸品となった。ラストソング「バンド」の持つ恥ずかしいくらいストレートな決意を含め、安定期も踏み越えたロックバンド・クリープハイプの真価が剥き出しとなった一枚。 

月の人(@ShapeMoon

 

64. 星野源『恋』

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「恋」

「夫婦を超えていけ」"恋"が夫婦を超えるという事はどういうことか。夫婦の間にあるものは「夫婦愛」という言葉からもわかるように"愛"である。"愛"とは元々「㤅」と書き、「心が揺れて足を止め、振り返り後ろ髪を引かれる」様が描かれた字であり、「心が引きつけられ、慕う」の意味を持つ。そして、いわゆる広い概念として使われる事が多いため、人以外でも使用されることが多い。例えば「愛蔵品」といったように物や「郷土愛」「愛国」といったように土地に使われたりも。しかし、"恋"物や土地には使われない。それは"恋"という字は"戀"と書き「心の中で糸が縺れる」様、すなわち「相手に対して心が乱れどうしようもなくなった事」を指す。つまり、"恋"というのは“愛”よりも人間同士が持ちえる特別な感情なのだ。だからこそ、星野源は夫婦を超えるものは"愛"ではない、『恋』なのだと私たちに伝える。 

ゴリさん(@toyoki123

 

63. Solange『A Seat at the Table』

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「CRANES IN THE SKY」 Apple Music/Spotify

 

62. Andy Shauf『The Party』

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「The Magician」 Apple Music/Spotify

 

61. ナードマグネット『Crazy, Stupid, Love』

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「C.S.L.」 Apple Music/Spotify

関西のパワーポップ代表、ナードマグネットのボーカル須田亮太といえば"会社員なのにやたらライヴをやっている人"や"自宅付近が火事になった燻製おじさん"という印象も強いが、実は大の映画好きである。その中でも、とりわけ青春映画が好きな彼はドリュー・バリモア監督の『ローラーガールズ・ダイアリー』やエマ・ワトソンが最高に可愛かった『ウォールフラワー』といった映画作品を自身の楽曲のモチーフにしたくらいである。そして、10年目にして初のフル・アルバムとなった『Crazy, Stupid, Love』もまた、倦怠期の夫婦が学生時代に持っていた恋を取り戻すコメディー映画『ラブ・アゲイン』の原題である。本作を聴けば青春時代に友人関係に悩み引きこもりになった人も、些細な事がきっかけでいじめられたりした人も、そんな記憶はカタルシスされ、良い記憶へと書き換えてくれる。まさに、最良な青春映画を観てる気にさせてくれる一枚だ。 

ゴリさん(@toyoki123

人間は失ったものを忘れられる生き物か?答えはNOだ。どれだけ時間が経っても、かつての喪失はふとした時にフラッシュバックする。このアルバムには、何かが完全に終わってしまった後の世界の話がとても多い。終わりは突然で、だいたいの場合不本意だ。その不本意をずっと引きずったままアルバムは疾走する。《こんなハズじゃなかった こんなハズじゃなかった》と、あまりにもストレートに繰り返しながら。打ち消せやしない、なくなりやしない後悔や悔しさ。喪失の手前に確かにあった幸福。そんな諸々が蘇るたびに顔がグチャグチャになる。何度謝ったって足りないのも承知で、情けないままなのもわかってて、だからこそ涙で腫れた目を悟られぬよう、かつての思い出に笑顔で手を振る。変われるように。それはあまりにも小さい、しかし偉大な一歩だ。

収録時間はたった31分。それだけでいつか必ず僕らが踏み出す一歩の直前までを描き切ってみせた。青春もモラトリアムも何一つ終わらせられないすべての人に捧ぐサウンドトラック。最高の1stを作ったこいつらこそ、「ナードマグネットだ、この野郎!」

まっつ(@HugAllMyF0128

 

60. 相対性理論『天声ジングル』

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「ケルベロス」 Apple Music

 

59. BiSH『Killer BiSH』

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「オーケストラ」 Apple Music/Spotify

アイナ・ジ・エンドの圧倒的な存在感。「オーケストラ」は2016年屈指の名曲。リフトだけでなく、ダイブもサーフも禁止したBiSHはオタクだけでなく、一般層も取り込み、ますますブレイクしていくだろう。彼女たちの強烈な個性がどんなふうに"パンクバンド"を体現していくのか。日本の音楽シーンに風穴を開けてほしい。 

三角(@skmts

 

58. Daughter『Not to Disappear』

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「Doing The Right Thing」 Apple Music/Spotify

 

57. bonobos『23区』

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「Cruisin’ Cruisin’」 Apple Music

去年の9月頃、たまたま夏フェスでbonobosのライヴを観ることがあった。その時に驚かされたのは「THANK YOU FOR THE MUSIC」がリアレンジされ、R&Bやジャズなどのテイストが前面に出た作品へと変わっていたことだ。それから1年経ちでき上がった本作は2010年代の邦楽を代表する彼らのアルバム『HYPER FOLK』に肩を並べただけでなく、この数年でロバート・グラスパーディアンジェロ、そしてケンドリック・ラマーといった、いわゆる柳樂光隆氏が『Jazz The New Chapter』で取り上げられた2010年代以降Jazzの空気を吸い、自身の音楽へ投影した作品となった。しかし、それは簡単にできたわけではなく、11年連れ添ったメンバーである辻凡人が脱退し、そして11年ぶりにメンバーが新加入して5人編成となった今のタイミングだからこそ本作は生まれたということを忘れてはいけない。そう、『23区』は新しい傑作であると同時に、彼らにとっての始まりの歌でもあるのだ。

ゴリさん(@toyoki123

 

56. yahyel『Flesh and Blood』

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「Alone」 Apple Music/Spotify

浮遊感あるトラック。エコーを多用した高音のボーカル。どんな高揚も静謐もここでは靄の中。しかしそんな桃源郷の中では目玉が掬われ、血が流れる。この非対称性はどこから来るのか?その手がかりになるのがトラックリストだ。本作は「Kill Me」=殺してくれ、で始まり「Take Me Back」=僕を連れ戻して、で終わる。一見相反する要求を示しているように思える。しかしどちらも、生の実感を希求する態度において共通している。「今、ここ」をオンタイムで生きる。その様相を記録すること。yahyelがやろうとしているのはそれだ。ポスト・ダブステップもグロテスクな歌詞の描写も、他ならぬ現代の有様を活写するためにある。その結果としての非対称性である。

国内と海外の線引き、位置付けやタグ付け、いいね、RT、etc…四角四面、シンメトリックに定義を図る種々の物事。yahyelはそのどれからも離れると同時に、僕らに一番近い場所で今を鳴らしている。 

まっつ(@HugAllMyF0128

 

55. Campanella『PEASTA』

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「Birds」 Apple Music/Spotify

 

54. The Weeknd『Starboy』

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「Starboy」 Apple Music/Spotify

 

53. Kanye West『The Life of Pablo』

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「Famous」 Apple Music/Spotify

 

52. sora tob sakanasora tob sakana

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「魔法の言葉」 Apple Music

sora tob sakana残響レコード所属のバンド・ハイスイノナサのギタリスト照井順政が手がける、ポストロック主体のアイドルグループ。コード進行やメロディーに残響サウンド特有の良い違和感があり、何度も繰り返し聴いてしまいます。そして平均年齢14.75歳の少女達の正直不安定な歌唱力がまた切なさを醸し出しています。これはアイドルならではの良さですね。「広告の街」では一人一文字ずつという衝撃的なパート割りもあります。このような実験的な取り組みを評価したいです。

ともや(@ntd95) 

頑張ってる姿とか、青春とか、少女性とか。何と形容するかは別として、アイドルの音楽を評価する時は、女の子たちとの化学反応とか、そういうものとセットで語られることが多いけど、このアルバムは女の子たちの声が楽器になっているというか、女の子あっての音楽ではなくて、良質の音楽のために彼女たちの歌がある感じ。かっこいい曲を歌っているアイドルという感じではなくて、かっこいい曲を歌ってたのがアイドルだったというか、うーん。プログレとか、ポストロックとか、えーっと……。今年はいわゆる楽曲派のアイドルが多くて、その象徴というか、えーっと……。みたいに、御託を並べることは簡単なのだけど、要するに、最強にかっこいい音楽だから、聴いて!!

チャイルドロック@yama51aqua

 

51. The Lemon Twigs『Do Hollywood』

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「As Long As We're Together」 Apple Music/Spotify

 

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ネットの音楽オタクが選んだ2016年のベストアルバム 100位→51位

51. The Lemon Twigs『Do Hollywood』
52. sora tob sakanasora tob sakana
53. Kanye West『The Life of Pablo』
54. The Weeknd『Starboy』
55. Campanella『PEASTA』
56. yahyel『Flesh and Blood』
57. bonobos『23区』
58. Daughter『Not to Disappear』
59. BiSH『Killer BiSH』
60. 相対性理論『天声ジングル』
61. ナードマグネット『Crazy, Stupid, Love』
62. Andy Shauf『The Party』
63. Solange『A Seat at the Table』
64. 星野源『恋』
65. クリープハイプ『世界観』
66. James Blake『The Colour in Anything』
67. Red Hot Chili Peppers『The Getaway』
68. トクマルシューゴ『TOSS』
69. Francis and The Lights『Farewell, Starlite!』
70. Nick Cave & The Bad Seeds『Skeleton Tree』
71. ミツメ『A LONG DAY』
72. Homecomings『Sale of Broken Dreams』
73. Alicia Keys『Here』
74. 私立恵比寿中学『穴空』
75. Mitski『Puberty 2』
76. 赤い公園『純情ランドセル』
77. Nicolas Jaar『Sirens』
78. American Football『American Football(2)』
79. indigo la end藍色ミュージック』
80. Syrup16g『darc』
81. 岡崎体育『BASIN TECHNO』
82. LILI LIMIT『a.k.a』
83. Rihanna『ANTI』
84. Iggy Pop『Post Pop Depression』
85. Kaytranada『99.9%』
86. Leonard Cohen『You Want It Darker』
87. くるり琥珀色の街、上海蟹の朝』
88. ふくろうず『だって、あたしたちエバーグリーン』
89. BUMP OF CHICKEN『Butterflies』
90. 雨のパレード『New Generation』
91. NOT WONK『This Ordinary』
92. でんぱ組.inc『GOGO DEMPA』
93. Noname『Telephone』
94. RADWIMPS君の名は。
95. TAMTAM『ニューポエジー』
96. amazarashi『世界収束二一一六』
97. Awesome City Club『Awesome City Tracks 3』
98. 入江陽『SF』
99. ももいろクローバーZ白金の夜明け
100. Pinegrove『Cardinal』