A Sunny Day in Glasgow「In Love With Useless (The Timeless Geometry In The Tradition Of Passing)」

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シンセポップ/シューゲイズバンド・A Sunny Day in Glasgowの新作『Sea When Absent』のリードトラックです。聴いた瞬間、Passion PitFriendly Firesが頭に思い浮かんだのは正直本音ですが、困ったことにいいですね。2006年結成というとFriendly Firesと同期でPassion Pitより1年早いことになるのですが、個人的に知ったのは先日この「In Love With Useless (The Timeless Geometry In The Tradition Of Passing)」というクソ長いタイトルの先行トラックを聴いてからです。遅咲きというと語弊があるかもしれないけど、ポップに転化したのはわりと最近で、この路線は断固支持です。

A Sunny Day in Glasgow「In Love With Useless (The Timeless Geometry In The Tradition Of Passing)」

それにしてもシューゲイズとダンスを掛け合わすことには、USインディーに一日の長がありますね。先日聴いたホラーズの新作はわりと伝統的なシューゲイズ特有の「消えてゆく」的なゆらぎが心地よかったのですが、A Sunny Day in GlasgowをはじめとしたUSインディー・シューゲイザー勢は「消えても踊っている」感じがします。やたら享楽的で、年がら年中酒を飲んでいる雰囲気がします。そんなことをしていたら音楽を作ってられないので実際はイメージなのだと思うけど、それでも素敵です。

残業の毎日で疲弊しきって、ステップを踏む気さえ無くなる、見ていて辛くなるロックバンドがフェスでトリを飾る日本とはお国柄の違いを見せつけられた気がします。どんな国にもその国ならではのパラダイスが存在するのも事実なのですが、A Sunny Day in Glasgowがもたらす恍惚は、この国の、さらに北に住む僕にとってはやたら眩しかったです。

6月25日にリリースされる新作『Sea When Absent』のオープニングトラック「Bye Bye, Big Ocean (The End)」も公開されてるのでこちらもぜひ。

 

 

ぴっち(@pitti2210

独断と偏見で選ぶAKB48グループのベスト3曲

Tomato n' Pine、Perfumelyrical schoolあたりがわりと「ネットの音楽オタクが選んだ日本のアルバム」の企画をぴっちさんが集計したときに上位に来てたかな……?という印象です。

正直、音楽好きとかでなく、日本国内に住んでいてAKBの曲を1曲も聴いたことがないって人はいないと思うんです。毎日どこかしらでニュースに上がって、毎日どこかのテレビに出る彼女らが、毎年AKBグループとして開催しているリクエストアワーセットリストベストというイベントの2014年の投票対象楽曲は661曲あったそうです。テレビで歌うことも、有線で流れることもあるし、何曲か聴いたことあるでしょ。

そういうわけで完全な独断と偏見で選ぶ3曲です。(自分のあとに誰か続いて書いてくれたらいいなあ……)

1. 君のことが好きだから

『RIVER』(14枚目のシングル)のカップリングの曲です。

この曲書いたの織田哲郎ですね。もう圧倒的なメロディメイカーだと思います。ZARD「負けないで」や「揺れる想い」からはじまり、中山美穂&WANDSの「世界中の誰よりきっと」、WANDSの「世界が終るまでは・・・」、しまいにはB.B.クイーンズの「おどるポンポコリン」まで書いた人です。どれか1つは聴いたことがあるんじゃないかと。90年代前半に名曲乱発してた人が、00年代後半にこんなアイドルらしいキラキラした曲書くのかと。

君のことが好きだから 僕はいつもここにいるよ》

というサビなんですけど、これは前作の言い訳Maybeの選抜メンバーを選挙で決めたことでメディアの露出が増え、コンセプトの「会いに行けるアイドル」ってことを再度ファンへ向けて歌ってもいるんじゃないかって思うんです。

2. 胡桃のダイアローグ


チャンスの順番』(19枚目のシングル)のA盤に収録されたカップリングの曲です。

これはPVで見てほしいんですけど、残念ながら公式からPVが消されたみたいでなかった。チームAの曲になりますが、個人的にこの時のチームAには可愛らしい人が少なかったです。背の大きい人が他のチームと比べると多くて、上記したようなキラキラした曲よりこういう曲にハマるメンバーが多かった。

とにかくPVが凄い良いので、何とか探してみていただきたい。ただ女の子が歌って踊ってるPVではなく、ちゃんとした映像作品だから。(運営よ……なぜ消した……)

3. 引っ越しました

チームK 6th Stage「RESET」の劇場曲です。

メディアに出る曲はどうしてもノリやすいものが多くなるけど、劇場曲はノリの良い曲からしっとりとした曲まであり、その中でもしっとりした曲がに良曲かなりあるんじゃないかと。

言葉の使い方が上手すぎて、秋元康って本当にすごいな。って何も詳しくないくせに、この曲聴くたびに思い続けてます。

レンタル屋によっては劇場曲のアルバムレンタルあるので、個人的にこの曲が収録されてるチームK 6th StageのRESET公演がアルバム通しておすすめなので、よかったらどうぞ。 

おまけ「野菜シスターズ

この出だしのあっちゃんものすごく良いと思います。

 

 

かめ (@kame16g)

日々のこと

イギリスにオアシス、アメリカにウィーザー、日本にラブラブストローって感じですかね

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タイトルは98年リリースの2ndアルバム『FLAME ON』発表時のインタビューより。ラブラブストローの音について最も的確に表しているのはこの発言じゃないかな。まあ、正確にはオアシスというよりはティーンエイジファンクラブだけど。

音についてはウィーザー2nd的なざらついたノイズギターに、オアシスに代表されるようなUKギターロックなメロディで、別にめずらしくもない、スーパーカー1st以降出てきたインディギター系なバンドだけど、このバンドを特徴つけているのは「メロディがめちゃくちゃいいこと」と「エピソードがいちいちかっこいいこと」だと思う。

よく言われていたのは、60’sアメリカンポップスやアイドルポップスを愛する野中先生(vocal, guitar)と、アメリカのオルタナティブ系、ヴェルヴェッツなんかを愛する北目さん(vocal, guitar)の2人のソングライターがいてそれぞれの……、みたいな論説だけど、そんなことはどうでもいい。一緒に歌いたくなる。これがやっぱり90年代末には重要なことだったのではないかな。オアシスみたいにね。

一番好きなのエピソードは、当時(今も?)現役高校教師だったギターボーカルの野中先生がメジャーデビューの話を「スキー部の引率があるから」と言って断ったというホントかウソかわからないエピソード。まあ、最終的にソニーと契約するんだけど。

そんなラブラブストローの紹介については、名作2nd「FLAME ON」全曲レビューで代弁しようと思います。本当にめちゃくちゃいいからみんな聴くべき!特にインディーギター系好きな人!

では全曲レビューです。

1. flame on

タイトル、イントロのギターからして思いっきりティーンエイジファンクラブのHang On。

2. close to you

なんでこの曲ライブで全然やらなかったんだろう。全部の曲の中でも一二を争うキャッチーでポップな1曲。疾走感もあってかっこいい。

3. Joe Cool

アウトロの逆回転、「絶対やってみたかっただけだろ!」って突っ込みたくなります。

4. Life

ラブラブストローといえばこの曲。絶対そう。完璧なアメリカンポップスな曲で、この曲に出会えたことだけでもう全てに感謝したくなる。サビの「life, it's comin' life,love your life and many timeless melodies」のくだりは、何回聴いても、何回歌っても飽きない。きっと墓まで持っていく。予定。

5. Guiding light

めずらしい、というかレコーディングされたなかではたぶん唯一の弾き語り。これ、すごく良い曲なんだけど、なんでバンドレコーディングしなかったんだろう。

6. Don't worry baby

これもやっぱりサビの「don't worry baby, worry baby, worry baby it's you」のフレーズが一緒に歌いたい感を醸し出していていい曲です。でも少し地味。

7. Heaven

これはいかにも北目曲。重たげなリズムというかビートはあんまりラブラブストローっぽくないけど、こういう2面性も一つの正体だと思う。

8. California

地味だけどすごく良い曲。サビの歌詞なんて「so sally can't wait, she knows it's too late」って思いっきりDon't look back in angerだけど。

9. My Way

ひと頃(99年とか00年とか)流行ったインディーギターバンドのベースフレーズ、って感じで始まる1曲。たぶん元ネタはRideのSeagullだよね。

10. side3

これはのちのちベストに収録されるまで結構困った一曲。なぜかというとシークレットトラックのせいで曲が終わってもトラックが終わらないから。困る理由はすごくいい曲だから。ドライブに合いそうな疾走感があって。アレンジも、「I didn't want to lose you,baby」ってな歌詞もティーンエイジファンクラブもろだけど。

褒めてるのかよくわからないレビューですが、褒めてます。

ぜひぜひ皆さん、聴いてみてください!

 

 

たかはし(@tkhs0829