Ruby the RabbitFoot「Way」
最近インターネットラジオにハマってて、iTunesの「インターネット」にあるラジオの中でインディーっぽいのを適当に漁っていたら「Indie Pop Rocks! from SomaFM」というのを見つけた。大体知ってるアーティストが3割でSpoonとかYo La Tengo、CHVRCHES、Dum Dum Girlsを流してくれるけど、残りの7割は大体知らないバンドが流れるので楽しい。
その中で見つけたうちの一つがこのジョージア州アセンズを拠点に活動する女性シンガーソングライター、Ruby the RabbitFoot。本名はRuby Kendrick。「なんかいいかも」と思っていろいろ調べたら、今年3月に1stアルバム『New As Dew』がリリースされたけど、日本ではリリースされていないこと、そして日本ではほとんど紹介されていないことがわかった。
別にこの女の子を特別プッシュしたいわけではないし、日本のレコード会社が目をつけていないことを非難したいわけでもない。ただ僕らが知ってる洋楽というものは本当にごく一部で、まだまだ世界に知られていないアーティストがたくさんいる。
数字は把握していないけど、今本当に洋楽が売れないみたいで、例えば僕のような人間が洋楽を知るには雑誌とかネットのサイト、それからフェスで来日するアーティストをチェックするくらいしか無い。でもそれだと洋楽が好きな人のプッシュしか受け取れない。これは決して非難しているわけではないんだけど、サインマグやele-kingのようなサイトを見ていると、やっぱり日本ではあまり見かけないようなエッジの効いたバンドや旬な人が多いし、ライター陣もそれだけプッシュしたくて記事を書いていると思う。「その音楽を日本で売りたい!」「浸透させたい!」そういう強い熱意を感じる。
でもそうではなくて、例えばフジロックに呼ばれるかは微妙だけど、それでも「ささやかだけどいいよね」みたいな歌を歌う人もたくさんいて、例えばそういう人がいきなりジブリの主題歌に抜擢されたりで日本で支持されることはあると思うけど、それ以外にもいい曲を作り人がたくさんいるし、そういうのを僕らも楽しめたらいいと思って。
全然彼女のことは書いてないけど、簡単に言うとフォークです。インディ的でもない。だから旬じゃない。でも個人的に好きです。アルバムは配信でさえ日本では売られていないけど、下の埋め込みで全部聴けます。よかったらぜひ。
Ruby the RabbitFoot『New As Dew』
ぴっち(@pitti2210)