関東vs関西インディー対談 前編

好きな音楽にについて語るのは、おそらく誰も経験あることだと思います。「この曲が好き!」「私はあの曲が好き!」「この曲のここがいいあそこがいい!」などなど。そんな話をしていると、いつのまにやら時間が経ってしまうのもよくある話。こういう経験、みんなあると思います。

前回くるりについて語り倒した関西圏と関東圏に住むアラサーおっさん2人がskype上で語り合う企画の第2回。今回のテーマは関西と関東のインディーバンドについてです。関西圏(大阪)と関東圏(東京)に住む2人がそれぞれの地域で今特に注目されてほしいバンドについて熱く語り合いました。その結果、収録時間は7時間半。総文字数は2万字以上ととんでもないボリュームに。しかし、ここに登場してくるバンドは全力でおすすめします。素敵な音楽・そしてバンドに出会えるそんな記事になったと自負しております。さて、どんな対談になったのか、いよいよ本編スタートです!(ゴリさん)

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草野 大変長らくお待たせしました!

ゴリ 待っていましたよ。今日も酒を飲んで(笑)

草野 歌舞伎町の二郎で大盛り豚頼まなければ……。

ゴリ 俺、ラーメン食べに東京には行くけど二郎だけはまだ食べたことないですわ……。

草野 ラーメン食べにいくなら二郎は関係ないですよ。二郎は、二郎という食べ物です。ラーメンじゃないんですよあれは……。

ゴリ みんなそう言いますね……って、このままだとラーメン対談になりますね(笑)

草野 いいですか?二郎というのは三田に本店を置く由緒正し……はい、戻りましょう、音楽の話へ。

ゴリ そうですね(笑)今回は関西と東京のインディーバンドの話と言うことで。

草野 わたくし草野とゴリさんとの第2回対談は「関東(東京)vs関西(大阪)インディー対談」ということで。

ゴリ 関西、関東で気になるバンドやアーティストをそれぞれ紹介するって話ですが、ちゃんと揃えてきましたよ。

草野 僕も背伸びして頑張りました。ちなみに僕の選考基準は、ちょっと前に掲載されたネットの音楽オタクが選んだ2010年代上半期のベストトラック邦楽編に入るようなバンドと対バンしていたりするけど、そこまで知名度があがってきていない注目株といったところをチョイスしました。

ゴリ ほうほう。

草野 ないしは、長らく活動しているけども、いまや「関東インディーの番人」みたいなポジションにいるようなバンドをチョイスしました、福岡のFolk Enoughのような立ち位置のバンドといえば的確かな……。

Folk Enough「Mario」

ゴリ 僕の方は関西のシーンを包括しつつ、注目のバンドやおもしろい活動をしているアーティストを選びました。

草野 絶対これ、オレじゃ対話相手にならない様相が見えてきた……。

ゴリ まあでもやってみましょう(笑)

 

関西のインディーはドギツイ?

ゴリ 紹介をはじめる前にまず草野さんに質問したいのですが、 関西のインディー系バンドってどんなイメージですか?

草野 ……どぎついっていうイメージ。

ゴリ どぎついって言うと?

草野 静かなら静かに、うるさくならうるさく、表現の度合いに糸目をつけない感じですね。100%か0%か。「50%?そこを狙う意味がわからん!」みたいな。表現に繊細さがないということではないです。ただ繊細さを目指すと、繊細さを100%求めてしまって、結果的に「繊細さ」がなくなる、そういうバンドが多いかなと。その本末転倒感が好きなんですけどね。

ゴリ なるほど。言われてみて、そうかもって思いました。

草野 元気な表現をしようとするとき、そのなかに弱さがあると、元気な部分が引き立つじゃないすか?そこの比重のかけ方が、どうしてかどちらかに傾きすぎる。バランス感がない、っていえばいいのかな。それが好きな由縁、あるいは関西のインディバンドに持ってる今のところのイメージです。

ゴリ うん。その話を聴くとなんとなくだけど関西のKANA‐BOONとかキュウソってそんな感じするなと思いますね。両方とも100%な感じと。

草野 話は変わるけど、最近、渋谷のチェルシーホテルで毎週水曜に行われる無料ライブに行ってきたんですよ。

ゴリ はい。

草野 そこにuchuu.っていう関西のバンドが来てて、そりゃあもう良いライブで、気持ちのこもったライブですごく良かったんですけど、終始4つ打ちサウンドなんですよ(笑)

uchuu. 「HAPPY」

ゴリ なるほど(笑)

草野 文字通りの終始、始まりから終わりまで全部4つ打ちで、すげぇ良いバンドで気持ちこもっているし、ちょっと昔のニューレイヴバンドを今風にブラッシュアップしたようなエレクトロバンドだったんすけど……これか、これが関西のバンドなんだなって。

 

関西① 夜の本気ダンス

ゴリ なるほど。じゃあそれを踏まえつつ1発目はうるさい100%のバンドで行きましょうか。ちなみに誰だと思います?

草野 (即座に)夜の本気ダンス

ゴリ お、当たり!

草野 え、うそ……。

ゴリ まず、 関西のインディー系の一つの特徴がブラックミュージックなんですよ。結構関西のバンドはブラックミュージックを取りこんでダンスミュージックに消化しているなって言うのが僕の印象で。その代表格が夜の本気ダンスなんですよ。

草野 ふむ……(キットカットを食べてる)

夜の本気ダンス「B!TCH」

夜の本気ダンス 公式サイト

ゴリ つい先日アルバム出したんですけど、本当にカッコいいんですよ。これぞ踊るロック!

草野 オレね、大好きなのよ、本当に彼らだけは、全面的に最高!と言える。

ゴリ 草野さんも全面支持ですか!

草野 うん。オレが夜ダン好きな理由を上げると、超簡単に言うと2つ。1つ目はテレフォンズのデビュー作にして超名盤『JAPAN』を思い出させてくれること。2つ目は2004年~2007年辺りのUKロック、ポストパンク・リバイバル期のロックバンドを思い出させてくれること。

ゴリさん はい。

草野 あ、くわえて3つ目。4年くらい前からツイッターで相互フォローしてる方の友達の息子さんがギタリストさんってこと(笑)

ゴリ はははは!本当ですか!

草野 モデルやりながらロックバンドやってるって言ってたし、そのあたりもThe Ordinary Boysとかを思い出させてくれてヤバイ。

The Ordinary Boys「Boys Will Be Boys」

 

関西② DENIMS

ゴリ じゃあ、せっかくなのでこの調子で関西のブラックミュージックを感じさせるバンド続けて紹介しますね。

草野 関西でブラックミュージックかー。

ゴリ 次に紹介するのはブラックミュージックとカントリーやフォークといったルーツミュージックを融合させたバンドでDENIMSです!

草野 ジーパンをデニムっていう人はオシャレとか思ってる人多そうよね、ってそれじゃないんかーい!

ゴリ (笑)

草野 このバンド、名前だけなら聞いたことあります!

ゴリ 大阪では老舗のレコード屋FLAKE RECORDSからデビューした4人組で……。

草野 ダワさんこと和田さんで有名なFLAKE RECORDね。

ゴリ そう。関西のインディシーンでは超有名なお店なんですが、そこから今年ミニアルバムを出しまして、そのトレーラーの音源がこれなんですがね。

DENIMS 1st Mini Album "NEWTOWN" Trailer

http://denim-s.jp/top

草野 なんすか!この最高なギターサウンド

ゴリ 初っ端の「NEWTOWN」から心揺さぶられぱなしですよ。元々AWAYOKUBAってバンドでその頃からブラックミュージックを基本としたカッコいい音楽やっていたんですけど、DENIMSになってからはルーツミュージック的な部分も強く押し出している感じで。

草野 デビュー初期のandymori、と言うとファンの人に怒られそうだけど、本当にそんな感じがしますね。ただAWAYOKUBAからサウンドを変えてきたっていうのは、7曲目の「たりらりら」を聞くとすごくわかります。一曲だけ毛色が違いすぎる。

ゴリ そうそう。この「たりらりら」はAWAYOKUBA時代のカバーでして。

AWAYOKUBA 「たりらりら」

ゴリ これを聴き比べるとDENIMSがどういう音楽をやろうとしているのか、とてもわかります。

草野 この変身ぶりを見て思ったのが、ズットズレテルズ→OKAMOTO'Sの変身ぶりだなーと。

ゴリ あーたしかに!いいとこつきますね!

ズットズレテルズ「HがAとかYからYo!」

OKAMOTO'S× RIP SLYME「Wanna?」

 

関東① The Plashments

草野 うっし、じゃあ僕も2組いきますね!

ゴリ お願いします!

草野 最初に話したuchuu.のライブで見た2組のバンドっすね。

ゴリ お、気になります。

草野 まず最初にThe Plashments。

ゴリ うわあ、全然聴いたことないです。

The Plashments「Naive」 

http://www.theplashments.com/

草野 The Plashmentsは浅井健一さんが主宰するSEXY STONES RECORDS/FICK FILLY LABELから今年デビューした4人組バンドです。

ゴリ うわー、かっけえ……。この癖のある歌い方がたまらないですね。

草野 歌い方もしかり、この歌い方に合う声だよね。

ゴリ そうそう!

草野 言っていいかわからないけど「ワルガキ!」って感じだよねこの声は。真っ白なスーツもよく似合う。

ゴリ 凄くよくわかります。なんかね、浅井健一さんぽいと思った。

草野 めっちゃブリティッシュな感じね、リバティーンズとか思い出したよ、初めて聴いた時は。

 

関東② Bentham

草野 お次は、Bentham

Bentham「パブリック」 

Bentham / Public EP【Trailer Movie】

Bentham Official Web Site

ゴリ これまたカッコいいの持ってきましたね!

草野 ちょうど1ヶ月前の10/8にデビュー作『Public E.P』を発売。ノリに乗ってるし勢い申し分ない!前の連載で「4つ打ちバンドが……」とか講釈たれてる男がこのバンド持ちだすか?って怒られそうだけど。

ゴリ 個人的な感想言うと、音だけ聞くと初期のアークティック・モンキーズ的な感じもするけど、ボーカルの声がガラスみたいにちょっとの衝撃で壊れそうなそんな感じ。

草野 それはもう、90年代J-POPからの続くヒットの方程式「キーの高いメロディだと日本人は釣れる」を実践してるから。

ゴリ なるほど。でもこういうタイプのバンドってあまり聴いたことないですね。

草野 単純にリズムだけ追うと、もうわんさか類似バンドが出てくるけどね!声色が高い、メロディも高い、ギタボがイケメン、売れるでしょ!

ゴリ 今すぐでもロッキンに出そうですね(笑)

草野 カウン○ダウンジ○パン!ぜひ観に行ってください!(※出演しません)

 

関西③ GENSHOU-現象-

ゴリ はい、ではこちらも2組行きましょう。まずはファンクと日本の祭囃子を融合し、ダンスミュージックに昇華したバンド。GENSHOU-現象-です。 

GENSHOU-現象-「濡れ花火」

GENSHOU

草野 ちょっと演歌とか入ってるよね、メロディの運び方とか。昭和歌謡的でもある。でもリズムの刻みがコロコロ変わるねー。

ゴリ そうそう。和を感じさせるんだけどここにR&Bやファンク、ディスコなどの要素を入れると取っても、おもしろいですよね。

草野 個人的にいうと、そこまでドファンクというか、ディスコらしさは強く感じないけどもね。ド真ん中に接続してるんじゃなくて、解釈を踏まえて噛み砕いてる。これベースの人頭悩ませるだろうなぁー!っていうw

ゴリ なるほど。そうそう、このバンドのベースの人memento森っていうバンドをやってまして。

草野 memento森!あのバンドっすか! 

memento森「eS」

ゴリ このバンドはもろヒップホップなんですよね。このベースラインがGENSHOU-現象-のブラック的な要素を感じさせるのかなと。

草野 この「濡れ花火」のベース半端ないっすよ、開始1分超えてからのベースラインとサウンド全体とがこう繋がるのか!っていう印象。ブイブイブリブリ言わせていやぁ……うめぇ……。

 

関西④ 踊るディスコ室町

ゴリ で、もうひとバンドは完全にど真ん中なファンクで、踊るディスコ室町!

草野 くると思ってた。

踊るディスコ室町「踊らないベイベ」

http://odoru.xxxxxxxx.jp/top.html

ゴリ さすが知っていましたか。

草野 いや、関西でブラックミュージックでって言われて、この人たち以外は思い浮かばないです(笑)

ゴリ ここまで完璧にブラックミュージックやっている若手バンドは彼らくらいしかいないですからね。まあ、ボーカルのミキクワカドさんの歌声がまあね、ヤバいですよ!

草野 ノリと勢いで持ってい、そんなく関西人気質にはブラックミュージックがピタリと符合する感じ、といえばいいでしょうか。

ゴリ そうですね。関東には在日ファンクがいて関西には踊るディスコ室町がいる。僕にとってはその2組がジャパニーズファンクの2強かなと思いますね。

草野 イエス、じゃあそこに対抗しましょうか。

ゴリ お、気になりますね。

 

関東③ TOKYO HEALTH CLUB

草野 まずはTOKYO HEALTH CLUB。

TOKYO HEALTH CLUB「TOKYOGAS」

TOKYO HEALTH CLUB「I.W.N.B.」

http://tokyohealthclub.com/

草野 ヒップホップクルーです。

ゴリ TOKYO HEALTH CLUBはこの間、草野さんツイートしてたんで気になって聴いてみたんですよ。

草野 おお、そういえば呟いてたね!

ゴリ その時も感じたんだけど「得体の知れない」感が凄いんすよ。 なんじゃこれ……って。

草野 そう、僕もそこに惚れた。

ゴリ ヒップホップって言えば簡単だけど、それ以上の何かが詰まっている感じがして。ずっと聴けば中毒になるよ、本当に。

草野 彼らは11月9日にSpincoasterさんが主宰するイベントに仮谷せいら、give me wallet、Shiggy Jr.、Lucky Tapesらと出演したんだけど、あまりにも毛色が違いすぎるよね。

ゴリ どんなメンツだよ(笑)

草野 でね、tofubeatsオノマトペ大臣のコンビの雰囲気にそっくりだな!って思ったの。彼らの脱力感に環ROY鎮座DOPENESSを混ぜると、たしかにこうなる。

環ROY 「YES」

鎮座DOPENESS「T.U.B.E.」

ゴリ 言われてみるとそうかも。

草野 こう言ってはいけないだろうけど、この脱力感って聴いてる感じではおふざけのテンションなんだけど、「おふざけ」という言葉以上の完成度をぶちかましてくる感じ。

ゴリ tofubeatsオノマトペ大臣からポップな部分を排除すると、もっとけだるくしたら、そんな感じかな。

草野 おお、そうですそんな感じ!気だるくなりつつ遊び心忘れず、2人のラップ文化が接続すると、Tokyo Health Clubな感じ。

ゴリ これ、ヤバいですね。何度もループしたくなる。

草野 ちなみに、彼らのセカンドアルバム『HEALTHY』は、ミュージックマガジン誌のディスクレビュー欄で10点満点という事実を最後に残しておきますね。

ゴリ 10点満点、それはすごい!

草野 ライターは二木信さん、エレキングなどで活躍してるその道の方、10点満点なんて他のジャンル含めても年に3回あるかないかくらいなので、ぜひみなさん。

 

関東④ THIS IS JAPAN

草野 で、このあたりの「マジな悪遊び感」っていうのは、This is Japanも同じく意識してると思うの。

THIS IS JAPAN「TAXI DRIVER」

THIS IS JAPAN | THIS IS JAPAN official home page

ゴリ うおおおお!ぶっ飛ばしてますね!これだけストレートにやると気持ちがいい!!

草野 「海外文化」を、今の自分達の文化のなかに通し込んで、音楽でぶちかます。踊るディスコ室町とThis is japan、まったくサウンド感は違うけども、その一点で共通するかなと思います。詳しくは僕が連載してる関東インディ連載#3をご拝見よろしく!

関東インディーガイド#3 THIS IS JAPAN - 音楽だいすきクラブ

 

関西のシンガーソングライター事情について

ゴリ で、次なんですがシンガーソングライターを2人紹介してもいいですか?

草野 もちろん。

ゴリ と、言うのも関西ってシンガーソングライターシーンが結構盛んで。それを象徴するイベントとして今年「SSW14」というイベントがありまして。野外音楽堂で2000人くらいのお客に対して、マイク一本の弾き語りで行うフェスなんですが、こう言うのが開催されるくらいちょっとしたムーブメントになっているのかなと。

草野 すげぇフェス!

ゴリ で、今回紹介する2人ですが葉山久瑠実と中村佳穂です。

 

関西⑤ 葉山久瑠実

ゴリ まずは葉山久瑠実から。 

葉山久瑠実「空っぽなライヴハウス

葉山久瑠実OfficialSite 

草野 ……ゴリさん、この葉山くるみさんって、活動休止中……!?

ゴリ そうなんですよ。それも含めて紹介したくて。実は顎関節症でしばらく活動休止されます。でもね、この今年出たアルバム『イストワール』これが個人的にはベスト級なので。活動は休止するけど作品は残るからこの際、紹介しようと思って。

草野 なるほど。

ゴリ ちなみに僕がki-ftで一番最初に書いた記事がこのイストワールなんですよ。

【レビュー】葉山久瑠実: イストワール | ki-ft

草野 思い出深いですね、それは。ただシンガーソングライター、とりわけ女性となると、僕はからっきし聴かないんですよね。

ゴリ なるほどね。そういう人は意外と多いかもしれないですね。

草野 理由とかまったくないですけど、絢香とかYUIとか昔聴いてたりしてたのに、ほっとんど手を付けない。たぶんRYTHEMの2人の活動くらいしかまじめに追いかけてはいないんですけど、葉山さんのこの声は「いいなぁ」と思いました。前触れもなく、トーンっと心にくる感じがすごくいい。

ゴリ うん。僕の記事でも書いたんですが、コミカルとシニカルのバランスがとてもいいし、だけど歌声はどこか暗く虚無感に満ちあふれるんですよね。

 

関西⑥ 中村佳穂

ゴリ で、もう一人はまた違ったタイプで中村佳穂さん。この方まだ大学生なんですが、完全にやられました。

草野 うひょー!JD!

中村佳穂1st minialbum 『口うつしロマンス』

中村佳穂 OFFICIAL WEBSITE

ゴリ 動画に流れているのが1曲目の「FROM」という曲ですね。

草野 ちょこっと探して、これを見ていたんだけど、これ生で見たら鳥肌立つやつだなって直感した。

中村佳穂「シャロン」(LIVE@京都精華大学

ゴリ でしょ、この人の持つ声の力強さ、本当に圧倒的で。

草野 編曲がどう転ぶかでかなり変わりそうだけど。クラムボンを思い出した。

ゴリ ちなみにこのアルバム『口うつしロマンス』僕の中では今年の邦楽アルバムのベスト級の作品でしたね。特に表題曲の「口うつしロマンス」が素晴らしくってね、これはお勧めです。

中村佳穂「口うつしロマンス」(live)

草野 単純にピアノもうまい!

ゴリ 中村佳穂さんが録音したスタジオが京都のSIMPOという関西のミュージシャンは良く使っている所でして(紹介記事はこちら)今回の音源はそのスタジオの通販サイトでも売られているので気になった方は是非。 

口うつしロマンス | ナノ

草野 やさしげなのが2組続いたので、関東からもやさしいのを3組紹介しますね。

(後編に続きます)

 

 

草野(@grassrainbow)×ゴリさん(@toyoki123