Hiatus Kaiyote「Breathing Underwater」

様々なメディアの年間ベスト記事を読み漁っていると、このオーストラリアの非黒人メンバーで構成されるバンドによるブラックミュージックがやたら取り上げられていて、いまさらながら驚いた。

個人的には2010年代のブラックミュージックは、Daft Punkの『Random Access Memories』に代表されるような白人によるディスコ再解釈と、D'AngeloやFlying Lotus、Kemdrick Lamerに代表されるネオソウルやヒップホップ、ジャズといった要素が色濃く現れている黒人による黒人のためのブラックミュージックの2つに分かれているのね。だから非・黒人で構成されるバンドが、これほどまでに黒人的な、それこそD'Angelo寄りのブラックミュージックを奏でることに驚愕。わけわからん。でもまあ困ったことに楽しい。楽しければいいのか。いつだって新しいリズムを生み出すのは人種にかかわらず、音楽に狂った人たちだ。

Choose Your Weapon - Hiatus Kaiyote(Apple Music)

 

 

ぴっち(@pitti2210