Galileo Galilei「ウェンズデイ」
いやいや、これをやるか……と思わずにはいられないMVだ。元ネタを言い当てられるわけではないけど、それこそ00年代後半から10年代初頭におけるインディーロックを、彼らなりに咀嚼した上で、より純度を高めたような印象を抱いた。彼らと実際に交流のある元The Morning BendersことPOP ETC、それからGirls、Cajun Dance Party、それからMVの雰囲気で言うとWashed OutやLana Del Rey、Haimのような。あの頃のUS/UKのインディーそのまま再現したような。本当に驚いた。
ナタリーに掲載された彼らの"終了"の理由もすごかった
Galileo Galilei「Sea and The Darkness」リリース記念 ラストインタビュー (1/4) - 音楽ナタリー Power Push
Galileo Galileiはみんなで仁司(佐孝)の自宅のガレージに集まって、「『マリオカート』やる?」みたいなことの延長線上で始まったバンドで。それがひょんなことからメジャーと契約して、音楽が徐々に人生をかけて取り組む「ライフワーク」になっていったんです。ライフワークなんてなかなか見つけられるものではないと思うし、本当に幸運なことだからこそ、これからもずっと続けていくために、俺たちは大人のバンドにならなきゃいけない。
周囲に説教する大人がいなかったのかなーと思わなくもないが、彼らが前述のインディーロックに大きな影響を受けていることを考えると、続けられなかったのも仕方がない気もする。どんなバンドでもその時しか歌えない歌があって、それでも折り合いをつけて活動を続けていくものだけど、ガリレオはそれができなかったのだろう。
それにしても、ソニーでこれがやれるのか。日本のレーベルってわりと太っ腹なのかも。
ぴっち(@pitti2210)