tofubeats, okadada, ラブリーサマーちゃん!Maltine Records「東京」ライブレポ+α

こんにちは。なべやまひできです。

5月5日に開催されたMaltine Records(マルチネレコーズ)主催のイベント「東京」に行ってきました。今回はそのライブレポをお届けしたいと思います。

「東京」とは?

tofubeatsやokadadaなど数多くのアーティストを擁する国内ネットレーベル・Maltine Recordsが開催したイベント。「東京の幻想と現実をテーマに世界各地から新しいダンスポップミュージックアーティストを恵比寿リキッドルームに招集」とのこと。詳しくは公式HPをご覧下さい。

2014 0505 東京 LIQUIDROOM+KATA - MaltineRecords

ライブ感想

結論から先に言ってしまうとどのアクトも素晴らしかったのですが、ここでは特に印象に残った3つをレポートしたいと思います。

1. ラブリーサマーちゃん

「ディスコの神様」でもコーラスを担当している宅録DTM女子ラブリーサマーちゃん。はちきれんばかりの次世代感とポップネス、あと個人的にパンクを感じました。太っとい重低音のEDMサウンドにポップなメロディー、そして華奢な歌声。この組み合わせをパンクと呼ばずして何と呼びましょう。そしてとにかく可愛らしく、勝手にEDMの妖精と名付けました。今度ワンマンもやるみたいです。凄い!!

2.okadada

もうなんか「歴戦の覇者」といった感じで滅茶苦茶に格好良かったです。そして気持ちいいまでの大ネタ使い。Daft Punk「Get Lucky」→ Disclosure「Latch」の鉄板2発で大盛り上がり。フロアで聴く「Latch」の威力は凄まじい!!更にTwo-MixJust Communication」→山下達郎Ride on Time」という物凄いリレーも。まさかこんなところでTwo-Mix聴くとは思わなかったので、軽いサプライズ感+世代的にジャストでかなりアガりました。

Disclosure「Latch」

Two-MixJust Communication

3.tofubeats

初めて生で見るtofubeatsは、圧倒的な親しみやすさと只者じゃないオーラを兼ね備えていました。背が高いのもあるんでしょうが、なんというかすでに「風格」のようなものが滲み出ておりました。前半の盛り上がりポイントは「ディスコの神様」Rimixと「m3nt1on2u」。特に「m3nt1on2u」は響き渡る重低音が爆撃のような破壊力。後半は「朝が来るまで終わる事の無いダンスを」、そしてみんな待ってた「ディスコの神様」!!ラブリーサマーちゃんの飛び入りは充分想定内だったんですが、まさかShiggy jr.のいけだともこさんまで飛び入りあるとは!たまたま会場来てたらしいです。ということでコーラス隊をコンプした「ディスコの神様」は、(発売から1週間経ってないにも関わらず)早くも最強のパーティーチューンとして響いていました。でもってこの後に「水星」があるとか、どれだけキラーチューン持ってるんだtofubeats!!「水星」では仮谷せいらちゃんとリリスクの2人までステージにあがり、まさに「パーティー」としか形容できない光景が広がっていました。本当に素晴らしかったtofubeats、ここ数年で一番踊りました。

tofubeats「m3nt1on2u」

tofubeats「ディスコの神様」

その他

今回の特徴として、みんなスマホいじってる率が高い!体揺らしながらスマホTwitter見てたりとか。こう書くと嫌悪感を抱く方もいるかも知れませんが、その場にいると全然そんなことなくて、むしろなんか自然な感じがしました。全体的に良い意味で空気が緩くてですね、個人的にはすごく心地よかったです。

終わりに

ここで「東京」最高!!で締めても良いのですが、興味深いツイートを目にしましたので勝手ながら引用させて頂きたいと思います。以下、「東京」と同日に開催されていた「VIVA LA ROCK」に参加されていたレジーさんのツイートです。

「ディスコの神様」が最強のパーティーチューンとして鳴り響く場もあれば、一方で全然反応しない場もあるという、素直な「現状」を現す大変分かりやすい例だと思います。あとこのツイートを見て思い出したのが、自分が友人にtofubeatsのことを教えたときのやりとりです。 

自分「tofubeatsてのがいてね、前回は森高千里とコラボして、次は藤井隆とコラボするんだよ」

友人「ずいぶんと落ちぶれた人達とコラボするんだねえ」

森高千里藤井隆」という流れは、tofubeatsのファンとか、あとこのブログ読んでるような音楽好きな人だと大きな盛り上がりを感じたと思うのですが(自分もその一人)、一方で「ごく普通の一般の人の捉え方はこんなもんですよ」という、そんな一例でもあります。確かに両者とも現状そんなにメディアに露出が多いわけでもないし、ごくごく普通の、素直な捉え方かなあと思います(個人的には一般人が「誰それ?」っていう人達じゃなかった、というのは今までのコラボのポイントだと思ってますが)。

tofubeatsという人は「音楽への無関心」と戦うアーティストのひとりだと思いますので、今後もこういったいわゆる「一般人」を巻き込むべくガツガツ攻めてくるでしょう。自分としても、時に「東京」に熱狂しつつ、時に友人にコラボの必然性を説きながら、末永く応援したいと思う所存です。

ということで、ライブレポ+αでした。

いろいろ書いたけど、「東京」超楽しかったよ!!

 

 

なべやまひでき(@nabehideki

MUMU Records