マンスリー・ベスト・トラック 8月号

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今年の夏は暑かったですね。まだ暑いけど……。8月のマンスリーベストトラックです。夏フェスがあったり、Pitchforkの流れに乗じて2010年代ベストトラックをはじめたりで、普段の生活もブログの方も慌ただしかったのですが、こうやって記事になって本当に良かったです。今回から方針を変えて記事を軽くしようと思ったのですが、間に合いませんでした。というわけで、いつも同様重いです。そのうち改善したいですが、いつになることやら……。お時間がある方はこのブログの8月の記録を見ていただければ。あのバンドのあの曲が8月のSONG OF MONTHだとよくわかります。(ぴっち)

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ぴっち(@pitti2210

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8月、超楽しかった。具体的に言うとライジングが楽しかったわけだけど、そのせいか新しい音源・新譜を追いかける機会があまりなかったような……。いや、ただの言い訳なのですが、でも7月や8月のフェスシーズンってレコード会社も発売する音源を絞っていると言われているし、実際そんな感じじゃない?(←開き直り)だからといってネットの音源を掘らなかったのは僕の怠けなのですが、とりあえず新譜にこだわらず、8月によかった5曲を紹介します!

Kimbra「Cameo Lover」

「いや、キンブラ、8月に2ndリリースしたばかりじゃん。なにゆえ1stの曲を……」そう思ったあなた、洋楽ファンですね。最近キンブラの名前をよく聞くので、KING BROTHERSとの違いを確認しようとタワレコで視聴したのですが、正直よくわからず、家に帰ってもう一回視聴しようと思ってiTunes Storeを開いたら1stが出てきて、それでそっちを聴いたらすごく良かったのです。例えるなら「あくまで個人的に「ディスコの神様」はピンとこなかったけど、仮谷せいらちゃんの「SO WHAT!?」は超いいじゃん!」と後からハマる感じ。この子、tofubeatsと同じ年齢らしいのです。24歳。ニュージーランドっ娘。2012年の1st最高。当時22歳。すごい!

くるり「Libert & Gravity」

はい。今月リリースされるくるりの新譜の変な新曲です。前にも書いたけど、自分の中でちょっと違う解釈が出てきたのね。今までは中盤の切ない感じにやられていたけど、博士を主人公にした前半の《どうしたんだよ なんだ コレは 金のなる木だ/エイサ ホイサ 諦めかけてた この道の途中で》という部分も、今思うと岸田繁そのままなのだと思ったのね。いや、実際にくるりが金の成る木を見つけたのかは知らないし、セルアウトと度々言われる『NIKKI』やベスト盤でさえ儲かったと思えない。でも、少なくても今でもくるりはバンドを続けている。《くだらん野望は捨てちまえ 天国か地獄かそれは誰にもわからない》という部分も、《ヨイショ!ヨイショ!アソーレ》の部分も、すべて現実と繋がっている。変なだけの曲じゃない。アルバム楽しみになってきたよ。

JINTANA & EMERALDS「Runaway」

昨日、記事を上げたばかりだけど。溶けます。

シーナ&ロケッツ「ROKKET RIDE」

ライジングで一番びっくりしたのがこの曲でした。ロックンロールを突き抜けて「もはやシューゲイズ?」というくらいの爆音で聴いたのね。

フィッシュマンズウェザー・リポート

こちらもライジングの思い出。フィッシュマンズ、音源作ってツアーして下さい!

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うめもと(@takkaaaan

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今年の夏は基本的に家で過ごすという、引きこもりっぷりを発揮してフェスにも行きませんでした。「RUSH BALLに行けばよかった……」なんて全然思ってません。

Saint Pepsi「Fiona Coyne」

最近の僕の好みのド真ん中がこれです。要するに踊れて底抜けにポップな曲が大好きなのです。この曲はPVも大変バカバカしくて素敵です。主人公のハートがミラーボールってのはいささか安直な気もしますが、主人公がリア充カップルを目撃した時ミラーボールがバコバコ凹むのを観て「最高!」となりました。

YUKI「誰でもロンリー 」

最初はYUKIがこういう曲をやる意味が果たしてあるのだろうか、と少し複雑な思いで聴いていたんですが、カップリングのRemixの面子を観て「違う。この人は本気で楽しんでるだけだ!」と考え直しました。やっぱりYUKIが本気出すとバキバキにフロアライクで最高に可愛いというとてもワンダーな曲が出来上がっちゃうんですよね。そして「誰でもロンリー -Seiho remix-」がとにかく好きです。正直、オリジナル超えてます。

ゲスの極み乙女。「猟奇的なキスを私にして」

あまりこのバンドの良さがわからないままどんどん人気出てきて吃驚しているわけなのですが、この曲はとても好きです。「猟奇的なキスを私にして」というフレーズが違和感なくメロディーにハマっています。簡単に言うと「バッハの旋律を夜に聴いたせいです」くらい違和感なくハマっています。こういうハッとする言葉をきっちりポップなメロディーに乗せるというのはかなり難しい事なんだろうなと思います。凄く計算されている曲だと思います。

一十三十一「夏光線、キラッ。」

先月もプッシュしましたが、でもね本当に夏(特に夜) に聴く一十三十一って格別なんですよ。僕はまったくお酒が飲めないのですが、この曲を聴きながらスパークリングワインやカクテルなんて飲めたらどんなに素敵なことかと思うわけです。そんな一十三十一ですが、この夏に3曲も「夏の曲」を出してます。この人、攻め時をわかりすぎです。そんな3曲の中から飛びっきり素敵なこの曲をプッシュしたいと思います。

きのこ帝国「東京」

細かいことは言いません。はっきりと名曲だと断言します。これを聴かずして今年は終われません。アルバムが楽しみで待ち切れません。

 

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showhey

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北園みなみ「カザミドリ」

ついに北園みなみのアルバムが10月に出るみたいです!Amazonで予約できました!めっちゃ楽しみ!

Flight Facilities「Crave You feat Giselle」

そしてこちらもずっとアルバムリリースを待ってたんですが、なんとFlight Facilitiesのアルバムも10月にリリースされるみたいです!曲目も発表されていて「Crave You feat Giselle」「Clair de Lune feat Christine Hoberg」「Stand Still」など既存曲も収録されるみたいです!

YUKI「誰でもロンリー」

そしてこちらも9月にアルバムリリースを控えているYUKIの新曲、ギリギリのダンスチューン「誰ロン」シングルに収録のSeihoとやけのはらのRemixがまたよかった!あとWEB RADIOも毎回楽しそうで大好きです!

Falqo「Feel Your Love」

詳細は不明ですが、この曲には度肝ぬかれました。Daft Punkが好きな方はぜひ聴いてみてください。

FKA Twigs「Two Weeks」

新時代のR&Bのディーバ、FKA Twigsの1stフルアルバムから。しかし凄いPVだな。

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かんぞう(@canzou

canzouのblog

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夏の終わりって意外にあっけないもので、こないだまでうだるような暑さだったのに、気付いたら半袖だと少し肌寒いくらいになっちゃっいました。はやく10年代ベストあげなきゃね。でもその前に8月の5曲。今月も良曲揃いでした。

Half-Life「SCORE」

こないだ、新譜のレビューも書きました。8月に一番聴いた曲だし、一番聴いたアルバム。素敵な一枚なのでぜひ。

tofubeats「Come on Honey! feat.新井ひとみ東京女子流)」

ROCK IN JAPANで生トーフさんを拝めたのですが、まあかっこいいな!新曲のこれもさることながら、リリスクとの「FRESH」も聴けたし、満足満足。彼は本物のディスコの神様やで。

ゲスの極み乙女。「猟奇的なキスを私にして」

今や飛ぶ鳥も落とす勢いを見せるゲスの極み乙女。もとい川谷絵音さんですが、一体あなたはいつ休んでるんですか……?新曲、ブラックユーモアたっぷりな良曲でっせ。

秦基博「鱗」

こないだレキシ@武道館を見に行ったんですけど、「年貢 for you」歌ってるときに秦くんがゲストででてきたのよ。池ちゃんのお遊びタイムに歌えや歌えとはやし立てられる中披露された「Girl」に僕はもう悶絶...。レキシ見に行ったのに、秦くんにぶちぬかれました。一番大好きなこれをチョイス。

STARBOARD「Drive-in(2010Rework)」

ふとフォロワーさんとこのバンドの話になって、「当時よく聴いてたなあ」って思ってひっぱりだしたら案の定良い曲でした。いつの時代のものであっても、名曲は色あせませんなぁ。

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菱型和音

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こんばんは! わたくし菱型和音が8月にハマった5曲を紹介します。とくに今月は大豊作で5曲に絞るのが心苦しかったです。

Silent Siren「BANG! BANG! BANG!」

Silent Siren / BANG! BANG! BANG! - YouTube

ドラム(ひなんちゅさん)の安定感と音色が素晴らしいですね。イントロの元ネタはLed Zeppelinの「Rock and Roll」。ベタな曲展開と確かな演奏技術、さらにヴォーカルのすぅさんの他にはない声質との絡みが聴きどころです。清涼感があり、「また聴きたい!」と思える強い引力のある楽曲です。

DREAMS COME TRUE「あなたにサラダ以外も」

人気レシピサイト「クックパッド」にて歌詞に登場するサラダが再現されていますYouTubeに動画がないので、ここではクックパッドのレシピを御覧ください。1991年発表のアルバム曲"あなたにサラダ"の続編で、ユーモアも栄養もたっぷりの楽曲です。

ゲスの極み乙女。「猟奇的なキスを私にして」

エフェクターをかけたギターの音色とそのフレーズがゲスくていいですねえ。このバンドもドラムの音色が好きです。ラジオ番組でリスナーから曲作りのコツを聞かれ「センスだ!」と言い切ってしまう自信が今のバンドの勢いを物語っています。

HAPPY「Run Run Run」

8月6日発売のアルバム『HELLO』の2曲目。カントリー調の暖かみのある質感で、バンド名に名前負けしない幸せな気持ちになれる楽曲です。

NINJAMAN JAPAN「FIRE BALL

8月27日発売「忍の戦士ニンジャマン」のカップリング曲。ひたすら楽しいので、とにかく聴いてみてください。

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tacchi(@tacchi0916

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もう8月も終わってしまうのか、早いものですね。先月今月と原稿書く余裕がなかったことが悔やまれるのですが、9月はアクティブにいきたいと思います。いや、絶対にアクティブに!ちなみにこの企画では新しく公開されたり、リリースが最近のものを選ぶようにしてます

きのこ帝国「東京」

以前よりも優しく、そして力強くなった佐藤さんの声と抑揚の効いたサウンド。一聴してここまで心を動かされるのはめったにない。ゴリさんが投稿されていたように「東京」と名の付く曲はなぜこんなにもすばらしいのか。これは2014年聴き逃すことはできない曲だと思う。今からアルバムが楽しみでしょうがない。

ボールズ「通り雨」

8月だというのに雨が降ることも多かった今月、よく聴いたアルバムはボールズの新作『スポットライト』だった。水のようにすっと聴き手に染み込んでいくメロディ。さわやかさの中にチラッとうかがえる泥臭さ。アルバムの一曲目を飾るのにふさわしいナンバーである。

syrup16g「生きているよりマシさ」

まさかシロップの新曲を聴ける日が来るとは思ってもいなかった。タイトル通り絶望を歌っている。絶望を歌う曲なんて無数に存在するのだけど、シロップはなぜか聴くことで少しだけ前向きになれる気がする。先日やっとアルバムが届いた。早く聴き込もう。

People In The Box「さまよう」

ボールズと同じくらいたくさん聴いたのはピープルの新作だった。イントロのコーラスは「ららら」ではなく「ふらふら」と歌っているように聞こえるのは、歌詞に登場する少女の様子を表しているからなのか。サウンドと歌詞が絶妙にマッチしているアルバム内で気に入った曲。

UNISON SQUARE GARDENシューゲイザースピーカー」

ニゾンの新譜がこれまた秀逸。中でも2曲目のこの曲は彼らがやり続けた音楽がギュッと濃縮されていると感じた。特筆すべきは終盤のこのフレーズ。《どんなヒットソングでも 救えない命があること いい加減気づいてよ ねえ だから音楽は今日も息をするのだろう》

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わど(@wadledy

ちょうどいいサイズの世界

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ゲスの極み乙女。「猟奇的なキスをして」

U-zhaan × rei harakami「川越ランデヴー」

http://u-zhaan.com/kawagoe.html

MC松島 & DJ MICKEY「CONTROL feat. 冬威」
アカシック「スーパーサマーライン〜消えたはずのセレブのあいつ〜」

カーネーション「夜の煙突」