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ネットの音楽オタクが選んだ2022年のベストアルバム 50→1

…usic ゴリゴリにブラックメタル、激情ハードコアな土台を用いて、初見さんいらっしゃい!ってな具合に限りなく耳馴染みの良さを加えている。この融合っぷりが新時代を感じ、近年活発だったハイパーポップや独創的に進化したシューゲイザーを鳴らすバンドたち、ローファイヒップホップビートなどの空気が入り乱れ渦巻く異様さは正しく「キメラ」である。このようなジャンルのバンドのアルバムで、ここまでわかりやすくアイコンになり得る作品がリリースされたことがどのくらいあっただろうか。 メンバーのKei…

ネットの音楽オタクが選んだ2021年のベストアルバム 100→51

… 「らしい」、ポストブラックメタルの瞬間がより際立っている。 スクリーム、ブラストビート、そういったものが無くても、強力な音楽は作ることができると、シーンのトップからの回答と言っていいだろう。 June(@h8_wa) 56. The Armed『Ultrapop』 Spotify Apple Music 人力ハイパーポップ、とまずは乱暴に定義づけてしまいたい。ノイズに塗れて潰れたバスドラのキックにドリームポップめいたメロディ、そこに突如フィードバックノイズが割って入るタイト…

ネットの音楽オタクが選んだ2021年のベストアルバム 150→101

…なる」ということと、ブラックミュージックを好むメンバーということでバンド名を「Kroi」と名付けている。今作もそれが散りばめられた作品になっている。先行曲「Balmy Life」がこのアルバムでも1曲目となっているが、ファンクであり、ヒップホップであり、まさにKroiを物語っている。初めてこの曲を聴いた時は、ラッパーの新譜かと思った。それくらいリズムの取り方やフローがかっこよかった。それでいてトラックはファンクでグルーヴがあり、なんといってもそれをポップスに仕上げているのであ…

土岐麻子 @ cube garden

…ねが近年の土岐麻子のブラックミュージックへの傾倒を支えているように感じられた。この日は、編成の影響で「BOYフロム世田谷」がいつもとは違うアレンジだったが、物足りなさはなく特別感があった。 中盤では再び『PASSION BLUE』の曲に戻り、「Ice Cream Talk」はアルバムではG.RINAが参加しツアーでも初日の公演でも来てくれたけど今日は来ていないという話を事細かに説明した上で披露し、この日はドラムの沢村一平がラップやってフロアは大いに湧いた。一風変わってファンク…

ネットの音楽オタクが選んだ2019年のベストアルバム 50→1

…ドと呼ぶに相応しい、ブラックホールのような吸収力と破壊的なエネルギー。ロックって概念は、死ねば死ぬほど強くなるゾンビらしいです。しかしなんて血色の良い……いや、それどころか血の気たっぷりの肉感。生者によるアップデート。こりゃ死なないですね。今日はバンドサウンドで優勝してみよう……と思うときには、迷わず再生してみるといいですよ。 ウラニワにて、わど。(@wadledy) 12. スピッツ『見っけ』 Apple Music Spotify 11. FKA Twigs『MAGDAL…

ネットの音楽オタクが選んだベスト平成アルバム 50→1

…ウル・ファンクなどのブラックミュージック)を実にオシャレかつポップに、お茶の間や若者の流行のストリームに見事届けてみせた。「大衆音楽とは一体なんぞ?と言う問題があるならまさに100点の回答である。バックサウンドの作り、奏でられている楽器のセレクト、参加ミュージシャン、、ジャケットデザイン、リリース時期…、何から何まで完璧だった。リリースが前だろうが後ろだろうがもし一年違っていたらこれほどまでの名盤にはならず、時代に埋もれて行ってた気さえする、完璧なタイミング。様々がクロスオー…

ネットの音楽オタクが選んだ2018年のベストアルバム 100→51

…ライターが本作で共にブラックミュージックに接近したことは興味深い。ただ、歌詞を見てみるとそのアプローチにも納得がいく。前作『 Almost A Rainbow』までが「動き出してみようぜ」 と鼓舞する作品だとするなら本作はその真逆、「動きたくても動けない」抑圧された人達のための作品だ。そう考えるとら完成までに過去最長のスパンを要したことを含めた全てが必然だったとわかる。つまり《僕は今日も誰にもなれなかったよ》《この街は平和に見える》と歌われる日本にとって「Hands Up, …

ネットの音楽オタクが選んだ2018年のベストアルバム 150→101

…えで、こんなに現行のブラックミュージックの進化の渦中にどっしりと構えているのに、亡くなってしまったのは惜しすぎます……。ThundercatやらKing KruleやらChance The Rapperとも共鳴するような。ゴリゴリのhiphopやバキバキのトラップではない、ゴスペル、ネオソウル、フュージョンなどの空気を纏うラップソング。フィーリングだけでお腹いっぱいになる最高のムードのフルコース。でもやっぱり、なんだか無性に、湿っぽくなっちゃう。 わど。つまり、ウラニワ(@w…

欅坂46論 第3章 欅坂46とサイボーグ009

…の商人「黒い幽霊団(ブラック・ゴースト)」。黒い幽霊団は原水爆やミサイルをはじめとした核兵器開発でうかつに戦争が起せなくなった時代に兵器を製造し販売が出来なくなった者たちに対して宇宙でも戦争が出来る戦闘用兵士、すなわちサイボーグという形で世界中に戦争で戦争を起こそうとしている集団であり、この野望を知った島村ジョーを含めた9人のサイボーグ戦士と彼らの生みの親でもあるアイザック・ギルモア博士と一緒に脱走し、黒い幽霊団の野望に立ち向かう。 このあらすじからもわかるように、『サイボー…

ネットの音楽オタクが選んだ2016年のベストアルバム 50→1

…辛さを肯定し、歌う。ブラックホールを形成するエネルギーの、その粒子の一粒一粒に目を向けて歌うのだ。その集積がアルバム1枚分貯まったのがこの作品だ。曲の中には"人"が生きている。その"人"に合わせ、お似合いのアレンジを配した楽曲たちの音楽的レンジは凄まじい。しかし、放つ全てがポップミュージックを選んでしまう素質を持つ大森靖子の手にかかれば、その楽曲を集合体は巨大なモザイク画のように一塊のエネルギーを持つことになる。 「愛してる.com」という曲が大好きだ。《君のオススメに面白い…

ネットの音楽オタクが選んだ2016年のベストアルバム 100→51

…ヒップホップ。昨今のブラックミュージックの流れを汲みつつ、たまたま仕上がったというのが実際だと思うけど、出来上がったものはおもしろい。《心のトカレフに想いを込めてぶっ放す》や《決死の思いで起こしたクーデター もういいよそういうの》など物騒な言葉が並ぶが、それに対する回答が《上海蟹食べたい あなたと食べたいよ》なのね。もちろん前段階として《君はひとりじゃない》《俺は君の味方だ》とあるが、果たしてこの回答は正しいものなのだろうか?例えば毎日顔を合わせる恋人が怒っている時に《上海蟹…

ネットの音楽オタクが選んだ2016年のベストアルバム 150→101

…参加など、ここ数年のブラックミュージック方面で話題を集めたことも頷ける仕上がり。ただ、やはりおもしろいのは、そこからドリームポップに手を伸ばしていること。音楽において肌の色は関係ないと頭でわかっていても、現実問題としてやはり多くの断絶が存在する。でもただの好奇心でそれらが一気に取り払われるような……いやそんな考えさえもう古いんだろうな。 ぴっち(@pitti2210) 121. Norah Jones『Day Breaks』 →「Carry On」 Apple Music/S…

僕が見た90年代

…ジェーン』 42. ブラックビスケッツ『LIFE』 41. 広瀬香美『THE BEST "Love Winters"』 40. X JAPAN『DAHLIA』 39. the brilliant green『the brilliant green』 38. UA『11』 37. 奥田民生『30』 36. 川本真琴『川本真琴』 35. SOPHIA『マテリアル』 34. T.M.Revolution『triple joker』 33. thee michelle gun ele…

CICADA「formula」

…クラブミュージックとブラックミュージックを、School food punishmentはポストロックを、それぞれに汲み取っていたバンドだ。後者はより開かれたポップソングを生み出す道を選んだが、CICADAがメジャーシーンに進出して届けてくれたセカンド・アルバムは、彼らの手によるオルタナティヴ・ポップ、その雛形といえよう彼らなりのformula(式)を届けてくれた。 紅一点のフィメールボーカル城戸によるスウィートかつ艶のある歌声と歌詞世界は、彼らの音楽をR&Bらしいメロウな世…

焚吐「ふたりの秒針」

…ー作もアニメ「ヤングブラックジャック」のエンディングテーマに起用された。また、7月にはタワーレコード池袋店限定のシングル「人生は名状し難い」をリリースし、池袋パルコで計60公演の路上ライブを観覧フリーで開催。多くの人が足を止め、限定シングルも完売となった。 デビューした当初から彼の歌を聴いているが、その魅力はなんといってもその歌声。一瞬女性の声かと思うほど透き通り、低音も高音もよく響くその声は評価が高く音楽情報サイトや雑誌などでは「ガラスの歌声」と称されている。 そんな焚吐の…

アニソン好きと元アイドルオタがアニソンについて話したようですpart5 <水樹奈々というキメラ/あるいはその後の流れ>

…ンディミュージックのブラックミュージックへのリファレンスを見せている中で、彼らもしっかりブラックミュージックへの返答をしてるんだよ!めっちゃディスコで踊れるだろうが!! 水樹奈々以降のアニソン 草野 水樹さんの「音楽としていろんな要素を詰め込みました!」的な万能性には盲点が2つあって、ああいう曲を「楽曲」として成り立たせるボーカルって本当に稀有な存在で、今のところ奈々さん以外いないということが一つ。それにベクトルが何がしかに振り切れてないと聴く人が「ただ聴く」だけに終始してし…

2015年僕たちは何を聴いていたか 曲単位篇 part2

…DA ゴリ じゃあ、ブラックミュージックというのならば思い出したのがこの作品。日本を飛び出してオーストラリアになりますが。 草野 はい被りました(笑) ゴリ 被りそうだから先に出そうと思って(笑) 草野 今年Blue Note JAZZ FESTIVALで来日したんだよね、すっかり親日派になったみたいな話も。 ゴリ Blue Note、本当に行きたかったんだよ。お金さえあれば。 草野 Jeff Beck、Pat Metheny、Robert Glasper、Incognito…

LUCKY TAPES「MOON」

そろそろ「ブラックミュージックって言い過ぎだよ」って言われそうだけど、でもやっぱりDaft Punkの『Random Access Memories』以降のディスコブーム(リバイバル?)があって、で、今のようなcero、入江陽のようにD'Angelo、Flying Lotus、Kendrick Lamerのようなネオソウル、JTNCのような流れを汲む人がいて、で、星野源やこのLUCKY TAPESのような旧来のR&B、ファンクがある状況ってすごく豊かなことだと思うのね。 そり…

入江陽「おひっこし」

…ceroが切り開いたブラックミュージックの潮流が日本でも進められるかはまだわからないけど、でも確実に2015年が終わり2016年がはじまったことを実感させられるような。そんな音がする。 編曲のTeppei Kakudaという方のホームページを見ると、バークリー音楽大学ジャズ作曲科に入学し、その後中退したことが書かれている。僕にはその情報がどういう意味合いを持つのかはわからないけど、この人の名前は覚えておかないと。 入江陽の3rdアルバム『SF』は1月20日リリース。 →App…

ネットの音楽オタクが選んだ2015年の日本のベストアルバム 50→1

…ムの素敵なところは、ブラックミュージックやソウル、ディスコや古いJ-POPに対しての造詣があろうがなかろうが、聴けば問答無用で踊り出せてしまうところだろう。彼の人懐っこいにも程がある笑顔と同様、誰に対してもオープンな音楽。ヘラヘラしながらいつの間にか傍らで共にステップを踏んでくれている。 彼が歌い始めた頃に比べると、歌っている情景も広大だし、音もとことん豪勢な仕上がり。しかし漂ってくるのは強烈な星野源の生活感。そのバランスは歪だが、そもそもデコボコな僕らの日々の真ん中に鎮座す…

Tempalay「made in Japan」

…だけど(テレフォンズの1stは『JAPAN』だったのね)。あとiTunes Store経由で知ったことも。 ブラックミュージック、チルを経由したうえでのサイケデリックといったところなのかな。アルバムのジャケットを見た時に思ったのは、Panda Bearや昨年の髭のアルバム。剥き出しで荒々しいところもあるけどおもしろいし、気持ちいい。結成1年目でフジロック出演を果たした埼玉の3ピースバンド。ふてぶてしい。どうなるのかな。 →Apple Music ぴっち(@pitti2210)

CICADA「Naughty Boy」

…れなジャズ〜R&B的なバンドだと思ったが、聴いているとむしろAvec Avecのようなネット出自の音楽の印象も。最近のブラックミュージックの流れというより、90年代の渋谷系とか、宇多田ヒカルをはじめとしたR&Bを、2010年代のアニメ音楽以降の感覚で再構築しているような。どこかゆったりしてるけど、どこか慌ただしい。心がざわざわする。 amazonで注文してしまったけど、iTunesだとリミックスがついている。結構悩んだけどジャケで選んじゃった。 ぴっち(@pitti2210)

ぼくのりりっくのぼうよみ「CITI」

…ジックの中心は完全にブラックミュージックになってしまったことを痛感した。 cero、星野源、KOHH、Awesome City Club、そしてぼくりりをブラックミュージックで一括りにしてしまうことが乱暴すぎるのはわかってる。ただ00年代後半以降、メジャーシーンで急激に求心力を失ったヒップホップが(とか書くと批判されそうだけど個人の感想なので許せ)、ブラックミュージックという広い枠組みで急激に刷新されようとしている。それを無視するという選択肢はありえないと思うのだが。 hol…

Hiatus Kaiyote「Breathing Underwater」

…成されるバンドによるブラックミュージックがやたら取り上げられていて、いまさらながら驚いた。 個人的には2010年代のブラックミュージックは、Daft Punkの『Random Access Memories』に代表されるような白人によるディスコ再解釈と、D'AngeloやFlying Lotus、Kemdrick Lamerに代表されるネオソウルやヒップホップ、ジャズといった要素が色濃く現れている黒人による黒人のためのブラックミュージックの2つに分かれているのね。だから非・黒…

2015年ベストアルバム by ぴっち

…と思ったり。みんな、ブラックミュージックって言ってるけど、ディアンジェロもケンドリックもceroも結局はヒップホップだと思うのね。自分はブラックミュージックの中でもソウルとかファンクとかディスコのほうが好みなので。水曜日のカンパネラはラップだけど、どっちかというとハウス側だった気がするけど、専門家ではないのでジャンルのことは黙っておきます。高橋徹也、BUGY CRAXONEといった現在のマイフェイバリットアーティストが最高傑作を更新するような傑作を生み出してくれたのも良かった…

星野源『YELLOW DANCER』

…n」など、彼が好きなブラックミュージックの要素がふんだんに感じられる作品となっている。 www.youtube.com そして、重要なのは、このブラックミュージックの要素に、歌詞は日本語、Aメロ→Bメロ→サビまたはサビからのAメロ→Bメロといった流れ、時には転調。と、ちゃんとJ-POPに作法に則っているということである。これは「黒人にはできない日本人が出来る音楽とはなにか?」と星野源が考えた結論であり、個人的にはその目論はきちんと成功していると感じる。 そもそもの話、J-PO…

スピリットオブジャパニーズロック そしてディストピアを謳う 後編

…で新たに奏でたのは、ブラックミュージックめいたスウィングが起きない、非常にストレートなグルーヴ感と少なめにコード進行で弾けるロックンロール。長きにわたって彼らを慕っていたファンが『これだ!』と膝を打つほどに会心のロックサウンドをカマしながら、彼らが歌うのはアルバムタイトル通り、『これからの未来を想い、あらたに社会をアップデートしていくための力強さ』だ。 人気のないビルの前で止まらぬ回転灯真夜中のアフターパーティ 踊り狂うゴースト亡者になって貪り食って彼らは笑う灰になって透明に…

White Rain「Mine No More (feat. Nieve)」

…ップホップは苦手で、さらにヒップホップとジャズの組み合わせの意義がよくわからなかった。でもこれは意識改革を迫られそうなくらい。Nujabesに近いと思うけど、別の方向にベクトルが伸びてるとも思う。テクニカルにスタイリッシュ。でも力強い。 確かな技術とアジア的なリズム。本物のブラックミュージックほど高度化されていないけど、耳馴染みがやたらいい。本物よりもローカライズされたものを好む自分としてはすごくありがたい。楽しい。何度でも聴ける。耳が楽しい。 ぴっち(@pitti2210)

WHITE ASH『THE DARK BLACK GROOVE』

…本人としてのダークでブラックなグルーヴを追求したのではないか。 日本人としてのグルーヴとは何なのか。それは良くも悪くも邦楽であり、J-POPであり、J-ROCKなのだと思う。とはいえ一聴した限りではJ-POPにはとても聴こえない。歌詞は英語だし、メロディの構造も歌謡的ではない。90年代のJ-POPを盛り上げた日本語ロック、00年代の洋楽の影響を顕著に受けたロキノン系とも違う。10年代のロックのフォルムを身に纏っている。英詞という点ではELLEGARDENをはじめとした細美武士…

僕たちのゼロ年代邦楽ベスト 後編

…ーく ああ、確かに。ブラックフィーリングの濃さの違いはあれど、似てる。 草野 どういう経緯でNujabesを知ったかと言うと、サムライチャンプルーっていうのがアニメがあって、それのサントラやってたからなんだ。 ゴリ アニメやってたんだ。 www.youtube.com 草野 今観直しても思う。ホントこんなん作るとか、くっそかっけぇよこんなん。 くらーく めちゃくちゃかっこいいじゃないですか。なんだこれ。 ゴリ これ、普通に見入るな。 くらーく これMADとかじゃなくて放送され…