「普段みんなが何をレンタルしてるか知りたくない?」
そんなシンプルな興味からはじまったレンタルだいすきクラブ、第2回です。初回がわりと好評だったことから、すぐに「書きたい!」「書いてみいいよ!」と言ってくれる人が多かったこの連載ですが、今のところ来週の原稿は届いてないので、今送ってもらえたら来週載ります。
今回登場するのは、前回の記事を掲載してすぐに原稿を送ってくれたかんぞう(@canzou)さんです。残響ショップのレポートで颯爽と登場し、「一生聞き続けるであろう、僕の心の深いところに刺さっている曲11選」という有名シリーズを持ってきて、みんなに「これ真似したい!」と思わせつつも、意外とハードルが高くて音楽だいすきクラブでは今だ誰も真似していない、そんな新潟出身東京在住ブロガーです。
そんなかんぞう(@canzou)さんが第2回を務めるレンタルだいすきクラブ、はじまります!
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かめさんに引き続き第2回がんばります。かんぞうです。
僕が某ツ◯ヤさんなどでレンタルするときは、大体新譜なんです。普段「ROCKIN'ON JAPAN」とか「音楽と人」を読んでいてよく名前を聞く方達や、流行ってるものって何かなとか、そんなとこから選ぶことが多いですね。最前線はとりあえず把握しときたい、みたいな。ということで今回は新譜3枚レンタルしてきました。
1枚目 BIGMAMA『Roclassick2』
BIGMAMAのクラシックコンセプトアルバムの第2弾ですね。今作では「白鳥の湖」や「ジムノペディ」「威風堂々」といった名曲を取り入れ、とても繊細で綺麗な音が鳴らされてます。ちょっと曲名を見ただけでは「どんな音楽になってるの...?」って思っちゃいますよね。でもクラシックとロックが上手い具合に混ざり合っていて、聞いてると面白いですよ。とても良くにあっています。バンドの中にヴァイオリンがいることもあって、こういうコンセプトアルバムを出しているんでしょうね。
2枚目 米津玄師『YANKEE』
2枚目は米津玄師の新譜。今東京メトロのCMでも曲が起用されているので、どこかで耳にした方もいらっしゃるかと。そのCMを見る度にあぁCD買ってしまおうかとも思ったんですけど、なんとかレンタルまで待ってました。
個人的には今年のベスト10入り確実といってもいいぐらいの、名盤アルバムでした。何がいいって、音がとにかく多彩でメロが抜群に綺麗なところ。前作と比べても、もっと外のベクトルを意識した音が鳴らされているように思います。よりポップで、それぞれの曲が持つ心象風景を聞いた瞬間にパッとイメージできるような、名曲揃いの素敵なアルバムでした。いっぱい聞こう。
3枚目 黒木渚『標本箱』
こんなこといったら怒られちゃうかもしれないんですけど、正直全然期待してなかったんですよ(ごめんなさい)。ですけど、最初の音を聴いた瞬間、今までこの黒木渚というアーティストを素通りしてきた自分を恥じました。
『幸福論』を鳴らしていた初期の椎名林檎を彷彿とさせる、ガツンとパンチのある曲書くなぁて感じました。それこそ林檎姐さんさながらの少し粘度のある歌声に、エモーショナルな展開が相まって、凄まじいパワーです。こういうちょっとアングラな悪女感漂う女性シンガーって、今まであんまりでてきませんでしたよね。オススメです。
かんぞう(@canzou)
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レンタルだいすきクラブ、執筆者交代制の連載として記事を募集しています。週に1度、毎週水曜日の更新を目指しています。興味がある方は「レンタルしたCD(3〜5枚)の写真」「序文」「感想」「まとめ」を送っていただければ、到着順に掲載します。なお友達からレンタルしたのもOKです。宛先はガイドラインにて。興味がある人はぜひ。ロゴは鋭意作成中です。