コラム

欅坂46論 最終章 欅坂46と東京オリンピック

これまでの欅坂46論では、第1章で"再開発"を歌っていることに着目し、それは同時に"世代交代"についても歌われているのではないかと指摘した。また第2章ではこの"世代交代"を"今までのアイドルとそれを乗り越えようとする欅坂46"と見立て、その中でアイドル…

欅坂46論 第3章 欅坂46とサイボーグ009

これまでこの欅坂46論において、第1章で"再開発"を歌っていることに着目し、それは同時に"世代交代"についても歌われているのではないかと指摘した。 また第2章ではこの"世代交代"を"今までのアイドルとそれを乗り越えようとする欅坂46"と見立て、その中でア…

欅坂46論 第2章 欅坂46はアイドルを超えられるのか?

第1章では欅坂46が"再開発"をテーマとしたアイドルであること、そして"再開発"のテーマは堤清二が森稔に、六本木waveがメトロハットに変わるといった"世代交代"のテーマも孕んでいると書いた。 そして私はこの"世代交代"は、今までのアイドルと欅坂46である…

欅坂46論 第1章 なぜ欅坂46は渋谷を歌うのか?

はじめに 本稿では欅坂46というアイドルグループを扱おうとしている。AKB48の総合プロデューサー秋元康が「乃木坂46 新プロジェクト」として手がけ、2015年の結成以降、1stシングル『サイレントマジョリティー』では女性アーティストのデビューシングル初週…

『ソルファ』と『ソルファ(2016)』

今から13年も前のことだ。地元大阪の高校を卒業し、地方の大学へ入った私は人生初の一人暮らしというものを体験していた。最初の数週間は大阪に帰りたいと思っていたが、すぐに友達ができ、寂しくはなくなった。それからは友達と深夜まで遊んでも、時には自…

僕が見た90年代

いきなりですが1990年代の日本の音楽アルバムについて個人的に大好きな50枚を選んでみました。きっかけはレジーさんの記事です。 1990年代というと僕が音楽を聴き始めた年代で、今でも2000年より愛着がある気がします。もちろん00年代の音楽も大好きだけど、…

スピッツ『ハヤブサ』15年目のレビュー~パンクなバンドが最もパンクになった瞬間の記録~

今年でメジャーデビュー25周年、来年には結成30周年を控えているバンド、スピッツ。私も小学生の頃に「ロビンソン」で彼らと出会い、以降、彼らの音楽とともに歳を重ねてきた一人ではあるが、そんな僕がスピッツの中で好きなアルバムを選べと言われれば『ハ…

『君の名は。』を聴く RADWIMPSと新海誠の結びあい

『君の名は。』、大好評である。 新海誠の監督作品が好きで、2007年の『秒速5センチメートル』から観ている身としては期待していたし、主題歌がRADWIMPSという点も良きマッチングだと思っていた。何を隠そう、当時の僕の周りの友人ら(サッカーサークル)は…

いちごが染まる

一念発起して長年の夢だったイチゴ狩りへ。自宅から車ではるばる約40分。ストロベリー・フィールドとかいうソープランドみたいな名前の農園。バイトの女の子に説明を受ける。時間無制限。1800円。はぁ。いっそのことソープランドだったら良かったのに。イチ…

音に愛されている異色ロックピアノトリオ、センチメンタル岡田とがんばれ根本くんバンド

*1 都内だけに限っても、いったい何百のバンドが夜な夜なスタジオで練習に励み、ライブを行い、打ち上げで「売れてぇ……」とぼやきながら酒を飲んでいるのだろうか?僕は安い居酒屋で一人読書しながら酒を飲むのが趣味なのだが、往々にして打ち上げに使われて…

紅白で見てみたい

前回の紅白歌合戦は日本のロック勢の枠が広がり意外なゲストもいて、普段紅白をろくに見たことがなかった自分でもそこそこ楽しめました。まあなんといっても星野源(with伊藤大地、石橋英子ら)とBUMPと林檎(with向井秀徳、浮雲ら)の3組が大きかったのです…

ASKAのブログ

CHAGE and ASKAのASKAが1月9日夜にブログを公開した。ブログの名前は「BurnishStoneASKA’s diary」で現在はキャッシュしか残されていないのだが、それがTogetterに転載され話題になっている。ただ、現時点においてもASKAが実際に書いたものだという証拠はな…

永久に碧く

暗い部屋で一人 YouTubeで桑田真澄の投球フォーム講座を再生したまま 僕は震えている 何か始めようと ということでピッチングフォームを固めようと決意。さっそく元軟式野球部の女友達に「あのさ、俺、昔からお前のことが、す、す、す、スリークォーターのほ…

THE YELLOW MONKEYが復活!

2016年1月8日0時00分ちょうどにTHE YELLOW MONKEYが復活した。公式サイトが一新され、16年ぶりの全国ツアーが発表された。7月のフジロックの開催週、そして8月が空いていることから夏フェスに出ることが噂されている。 新作のリリースについて現時点での発表…

THE YELLOW MONKEYが再結成?

http://repusmyt.com 昨年のROCKIN'ON JAPANに掲載された広告がTHE YELLOW MONKEYの再結成を意味しているのではないかと話題になっている。 アドレスに使われているrepusmytを逆さから読むとtymsuperになり、the yellow monkey superと解釈できる、と噂され…

2015年ベストアルバム by ぴっち

30. Tobias Jesso Jr.『Goon』

スピリットオブジャパニーズロック そしてディストピアを謳う 後編

いつも書いてます、草野といいます。今回は、現代思想家の東浩紀さんと批評家の佐々木敦さんの2人で開催しているゲンロン 佐々木敦 批評再生塾 新・批評家育成サイトの 『文化について書くことで状況を語り得るのか』(講師:さわやか) school.genron.co.jp…

スピリットオブジャパニーズロック そしてディストピアを謳う 中編

いつも書いてます、草野といいます。今回は、現代思想家の東浩紀さんと批評家の佐々木敦さんの2人で開催しているゲンロン 佐々木敦 批評再生塾 新・批評家育成サイトの 『文化について書くことで状況を語り得るのか』(講師:さわやか) school.genron.co.jp…

アニソン連載 #8 『May'n 10th Anniversary Special Concert at Budokan "POWERS OF VOICE"』に行ってきた

1989年生まれ。今年で26歳を迎えたMay'nは彼女が高校1年生だった2005年、「中林芽依」という名前でデビューた。May'nと名乗るようになったのは2008年。同年4月に放映されたテレビアニメ『マクロスF』は彼女を一躍有名にした。作中の歌姫であるシェリル・ノー…

You Could Be Mine

若い女の子との会話が弾まなくて困っちんぐ。ついこないだまで学生だった女の子と何を話していいか分からんズラ。でも無言も気まずいズラ。とりあえず趣味でも聞いておけば無難ズラ。 「映画が好きです^^」と答えられたので死んだ。無理っす。マジ無理っす。…

ゲーム音楽について語りたい

唐突に、「ゲーム音楽って最高!」と思った。 経緯としては、来月札幌で行われるすぎやまこういち氏率いる「東京都交響楽団」のコンサートに行くことになり、久々にドラクエなどゲーム音楽を耳にする機会が増えたことによる。ゲームにおいて印象深い作品はほ…

フジロックについての徒然書き

話は6年前、2009年の夏のことだ。 イベント会場での警備アルバイトで大学生ながらサブチーフとして働いていた彼は、手っ取り早くまとまったお金を楽しく稼ぎたいからと、人生初めてのフジロックに足を運んだ。もちろん、セキュリティの人間として。 当地に着…

2015年上半期ベスト by カザナギ

2015年ももう半年がたったのですね。一応学生をしている身としてはまだ半分が終わった気がしないのですが時は早い……。 というわけで上半期ベストを決めてみました。当たり前ですが聴きこみの差もあるので年間ベストの時はここに記載したものが出てくるかは不…

2015年上半期ベスト by やや

上半期はほぼあゆで記憶が埋まってるな〜なんてiTunesを振り返ると、あ、最初の方にそこそこいろいろ聴いていたわと気付きました。たかが半年前のことでさえすぐに忘れてしまいますね。物忘れってこういうことでしょうか。ドキッ。下半期はなにと出会えるか…

Apple Musicでこれを聴け!その1

遂に7/1よりApple Musicがはじまった。 筆者はMusic Unlimitedを2012年から利用し、周りに「絶対良いからこれ使え」と布教していたのだが、使用し始めた友人は一人だけという、今年の春までは寂しい状況だった。 しかし、AWAやLINE MUSICの開始とともに定額…

2015年上半期ベスト by ntd

気づけば今年も半分終わり。恒例のベストトラック・ベストアルバムです。トラックの方は悩みに悩んで選びました。アルバムはそんなに悩みませんでした。忙しくて悩むほど聴けなかったです。下半期にBase Ball BearとRHYMESTERの新譜が控えてるんで楽しみです…

2015年上半期ベスト by かめ

ASIAN KUNG-FU GENERATION『Wonder Future』 →「Opera Glasses / オペラグラス」

2015年上半期ベスト by うめもと

10. BOOM BOOM SATELLITES『SHINE LIKE A BILLION SUNS』 →「ONLY BLOOD」

2015年上半期ベスト by ぴっち

Alabama Shakes『Sound & Color』 →「Don't Wanna Fight」

職人的なkawaiiビートと対峙する

世の中は“kawaii”に溢れている。女子が無節操に紡ぎ出す魔法の呪文、“kawaii”。猫も杓子もとりあえずkawaiiといっておけばなんとかなるようで、最早定義すらわからない。猫ちゃんがkawaiiのは間違いないけど。 ただ、この作品も確実にkawaii。猫を愛でるなら…

わたしたちが浜崎あゆみに共感できなくなった理由

今もなお浜崎あゆみは孤独である。端から見ていると「なんでも持っている」はずなのに、「なにも持っていない」それでいて「君がうらやましい」と歌う。余りある自己愛におぼれた人間だとレッテルを貼られる一方で、常に冷徹に自分自身を見つめる浜崎あゆみ…

マイオリジナルアルバム#15「恋愛は愛おしい魔法」

#15「恋愛は愛おしい魔法」by やや 収録時間 52分40秒 生きていると望まなくても恋愛のひとつやふたつは降り掛かってくるもので。そのうちひとつぐらいは周りをも巻き込む超巨大スペクタクル絵巻に発展したりして、あははうふふ歌って踊っていたのも束の間い…

ブックオフでジャケ買いしてみた

先日、4月18・19日はレコードストアデイでしたね。みなさん、素敵なレコードとの出会いはありましたか?こういう特別な日があるというのはいいですよね。僕はというと、とてもそういった祝祭を肌で感じられるほど都会には住んでいないため、まったくいつもの…

80年代アイドル 河合奈保子の魅力を語る

どうも(_ _)この音楽大好きクラブには何度か投稿させて頂いてる朱いウサギ(@secretlip)です。このブログも気付けば一年経つのですね。とにかく素敵な文章書く人が多くて、ここに投稿するの辞めようかと実は何度も思いました。と自分話はここまでとして、早…

意識

昨日、明日も何か書くと書いたけど、このタイミングで音楽のことを書いたら「さっそくネタに逃げたのか」と言われそうなので音楽以外のことを書きます。実際には誰も言わないと思うけど。自意識過剰。めんどくさい。 そういえば昔 何がそんなにキツいんです…

近況

ネタ切れでした。最近このブログの更新頻度が落ちていることは傍から見ていてもわかると思うけど、僕以外の人はともかく、僕は何を書けばいいのかよくわからなくなっていたのね。音楽はいつもどおり聴いているし、凄い新譜だってどんどん出てきている。でも…

アニソン・イン・ア・デイリーライフ

Side A:フォー・ウォーキン 桜も緑に移ろうような、ちょっとした散歩に出かけやすい季節になりました。普段アニメをそれほど観てるわけではないのですが、ぱらぱらとアニメ音楽を耳にしていたところ、散歩用のBGMにしようかなと思った曲がなかなかあるなと…

結婚

結婚したら何かが変わると思ってたけど、あまり変わらないものですね。それを実感するのもまだまだ先かな。ただ、いつも横には奥さんがいて、2人で新しい家に住んで、そこで2人で暮らして、これから2人でずっと生きていくのだと思うと、すこ〜し怖くなったり…

風俗街の中心で愛を叫ぶ

「あの、これ」 そう言って、雑貨屋で見つけたドラゴンボールを、僕はアヤに手渡した。 「ありがとう」 とある風俗店の一室に、穏やかな空気が流れる。 彼女と初めて会ったのは、去年の春だった。地方出張のついでに訪れた風俗街。フロントに張り出された数…

太平洋不知火楽団という青春

2015年3月28日、下北沢屋根裏で大好きな太平洋不知火楽団が解散する。 これまでにフジロックやサマーソニックに出演もしたけれど、自分にとっての彼らは小さなライブハウスで歌うのが一番好きだ。東京に出てきてすぐ知った彼らの最後を、とうとう観に行くこ…

関東インディーガイド#6 mothercoat presents ' N G ' vol.5 ONE-MAN SHOW!! @ 新宿JAM 

mothercoat ONE-MAN LIVE 約3年ぶりの都内ワンマン ライブ後にメンバー主導で飲み会やるとか新しすぎだろ 草野 虹さん(@grassrainbow)が投稿した写真 - 2015 3月 6 3:37午前 PST ライブハウスのメッカと言われる場所は数多くある。下北沢、渋谷、池袋、意外…

自己紹介(TKSY)

はじめまして。TKSY(顔の人)と申します。北の大地で暮らしている大学生です。9歳の時に親の影響で聴いたブルーハーツ、13歳の時に再結成したユニコーンが大きなルーツです。今では邦楽のパンクやテクノポップ、オルタナ、弾き語り等々を年代問わずに聴くま…

SEBASTIAN Xが選んだカバーソングを聴く

SEBASTIAN Xは女性2人男性2人で構成され、東京を中心に活動してきた。インディシーン全体でも一際アイコニックなボーカル・永原真夏のよく映える歌声と、ギターレスながら大胆でパワフルな演奏が魅力的だ。主な全国流通盤としてミニアルバム5枚、フルアルバ…

おはようからおやすみまで

個人的なはなしになるが、音楽をきくのは、朝がダントツで多い。だから、どんな音楽がすき?と聞かれたら「朝聞いても夜聞いても心地よいもの」と答えることにしている。 526MBのiriver(今でも愛用している)をシャッフルにして、通勤時に1日のペースをつ…

音楽との出会いについて

今、自分の生活の中心には「音楽」があります。 そんな自分も高校一年の時、音楽「なんて」と言えるくらい全然興味なかった。中学の時はGOING STEADYとかMONGOL800とかが流行っていて、借りて一度聴いてみただけ。音楽番組も高校に入るまで見たことなかった…

関東インディーガイド#5 イツエ『今夜絶対』

初めて聴いたのは数年前、1stミニアルバム『いくつもの絵』を試聴機で聴いた時だ。 いくつもの絵 アーティスト: イツエ 出版社/メーカー: SPACE SHOWER MUSIC 発売日: 2012/03/07 メディア: CD クリック: 1回 この商品を含むブログを見る ボーカルを務める瑞…

3月9日

2011年の3月9日、横浜アリーナにいた。座席は覚えてない。舞台から遠く離れてはいたけど、真正面だった。「3月9日」が聴きたくて、3月9日にきた。 思えばその日は、その「3月9日」からちょうど十年の節目の日だったんだろう。友人の結婚披露宴に、三人で演奏…

アニソン連載 #7 ここではないどこかへの誘い 堀江由衣と悠木碧に手を引かれ

音楽には"ここではないどこか"へ聴く人を連れて行く力がある。同様に、アニメにも"ここではないどこか"へと観る人を連れて行く力がある。なればこそ、この2つの媒体を行き来する声優には、大きな可能性が有ると見られても不思議ではない。良き声優ならばなお…

末光篤『色彩協奏曲 Colors Of Concerto』

鉄は熱いうちに打てと言うことで意欲がある内に。 末光篤をご存知だろうか。あるいはSUEMITSU&THE SUEMITHの方が有名かも知れない。木村カエラの『Butterfly』の作曲者と言えば知らない人は居ないだろう。 どうにも論理的に考えるのは苦手なのでわかる方が居…

アニソン連載#6 女性アニソンシンガー戦国時代、そしてシンガーソングライターへと戻っていく

草野です。お久しぶりになったアニソン連載です。 え、遅くなった理由?聞くな。去年個人的にやったベストアルバム2015で選盤した作品のディスクレビューを書いていて、加えて読書とWorld of tanksやっていたせいだとしても、それはそれで構わないでしょう?…