2015-01-01から1年間の記事一覧

4/29 でんぱ組.inc WWD大冒険TOUR2015 @ 福岡国際会議場

でんぱ組.incのライブは昨年12月、Fear and Loathing in Las Vegasとの対バン以来。ワンマンともなれば昨年8月のツアー福岡公演以来。今回はアルバム『WWDD』を引っさげての、初のホールツアーです。 まずアルバムの世界観を一曲で提示した「でんぱーりーナ…

フジロックについて話してみた

フジロックについて話してみました。最初に断っておきますが、フジロックに参加したことがない人間もいます(まあ自分ですが)。そして参加したことがある人も毎年参加するほどの猛者ではありません。にも関わらず音楽ファンにとって、フジロックは今の日本…

Official髭男dism『ラブとピースは君の中』

ちょっとヘンな名前のバンドが好きだ。ライブハウスのライブスケジュールとか、YouTubeの関連動画やツイッターのタイムラインなどで、ちょっとヘンなバンド名を見つけると、どんなバンドなのか思わず検索してしまう。なぜそんなバンドが好きなのか、単純に「…

3/19 Base Ball Bear @ 鹿児島SR HALL

前回のツアーで周りきれなかった地域を中心に敢行された今回の「Tour二十九歳+一」。2014年マイ年間ベストアルバム「二十九歳」を引っ提げ、再度ツアーを行うということで、鹿児島へと遠征してライブに参加した。 前ツアー同様、JUDY AND MARYやTRICERATOPS…

4/29 岡村靖幸 @ Zepp Sapporo

先週のことだけど、岡村ちゃんのライブを観てきた。TOUR 2015「This is my life」の初日。2012年の『エチケット+』以来だから3年ぶり。昨年にシングル『彼氏になって優しくなって』をリリースした後に既にツアーを回っているので、今回はリリースとの関連は…

NOT WONK「Laughing Nerds And A Wallflower」

つい先日、出掛けの用事があり、そのついでといってはなんだけど楽しみにしていたCDを買いに行った。 「WHILE WE'RE DEAD.」- THE FIRST YEAR - アーティスト: VARIOUS ARTSITS 出版社/メーカー: KILIKILIVILLA 発売日: 2015/04/22 メディア: CD この商品を…

4TE「一歩ずつ」

www.youtube.com 今日紹介したいのは、アメリカ人の女の子4人組で結成された、4TE(フォルテ)というJ-Popグループです。それぞれ違う州に住んでいるメンバーはJ-Popが大好きでJ-Popシンガーを目指して、メンバーの4人がネットを通じて出会いました。スタッ…

ブックオフでジャケ買いしてみた

先日、4月18・19日はレコードストアデイでしたね。みなさん、素敵なレコードとの出会いはありましたか?こういう特別な日があるというのはいいですよね。僕はというと、とてもそういった祝祭を肌で感じられるほど都会には住んでいないため、まったくいつもの…

80年代アイドル 河合奈保子の魅力を語る

どうも(_ _)この音楽大好きクラブには何度か投稿させて頂いてる朱いウサギ(@secretlip)です。このブログも気付けば一年経つのですね。とにかく素敵な文章書く人が多くて、ここに投稿するの辞めようかと実は何度も思いました。と自分話はここまでとして、早…

俺たちの2015年の音楽 後編

前回に引き続き、ただ音楽好きの情報交換になっているクロストークです。正直、音楽を日常的に掘っている人からしたら特別な情報はありません。でも「こういうふうに見ているのか」「こんなふうに考えると楽しいかも」という視点は提示できていると思います…

意識

昨日、明日も何か書くと書いたけど、このタイミングで音楽のことを書いたら「さっそくネタに逃げたのか」と言われそうなので音楽以外のことを書きます。実際には誰も言わないと思うけど。自意識過剰。めんどくさい。 そういえば昔 何がそんなにキツいんです…

近況

ネタ切れでした。最近このブログの更新頻度が落ちていることは傍から見ていてもわかると思うけど、僕以外の人はともかく、僕は何を書けばいいのかよくわからなくなっていたのね。音楽はいつもどおり聴いているし、凄い新譜だってどんどん出てきている。でも…

2ヶ月連続で大森靖子のライブを見た 後編 四月の弾き語りワンマン

4/11、福岡ROOMSというキャパ200ほどの小さな会場で大森靖子のワンマンライブを観た。個人的に、弾き語りのワンマンライブという形式自体、初めてだった。 前方に60席ほどの椅子席、そして後方にスタンディングエリアという変わった構造のフロアで、僕は椅子…

4/11 Noel Gallagher's High Flying Birds @ Zepp Fukuoka

*1 チケット発売日に即日完売だったこの公演。今回のジャパンツアーの中で、唯一の土日開催。平日は休めない時期だったので、なんとしてでも福岡公演のチケットを取らねばと思っていたところ、チケット発売日に仕事がトラブった。バタバタと対処しようやく落…

ONE OK ROCK『35xxxv』

最近いろいろ問題を起こしている彼らだけど、デビュー当初に比べたらかわいいものだよ。 2月に発売されたニューアルバムだけど、意外に僕の周りでは賛否両論だった。amazonや各メディアのレビューでは軒並み好意的だったが、知り合いの中では評判が悪かった…

2ヶ月連続で大森靖子のライブを見た 前編 三月のピンクトカレフ

福岡で開催3年目の「FX」というイベントで初めて大森靖子のライブを観た。ロックフェスということで、形態は2011年から活動していたバンドスタイル・大森靖子&THEピンクトカレフ。 日中から何組もバンドが出るイベントの構成上、ライブ前のサウンドチェック…

アニソン・イン・ア・デイリーライフ

Side A:フォー・ウォーキン 桜も緑に移ろうような、ちょっとした散歩に出かけやすい季節になりました。普段アニメをそれほど観てるわけではないのですが、ぱらぱらとアニメ音楽を耳にしていたところ、散歩用のBGMにしようかなと思った曲がなかなかあるなと…

俺たちの2015年の音楽 前編

また、こんなことをやってしまいました。テーマは「俺たちの2015年の音楽」。ずいぶんと大それたテーマですが、これは簡単に言えば音楽好きによる情報交換(のようなもの)です。「最近、なに聴いてる?」という音楽好きの情報交換が、はたして記事としてお…

結婚

結婚したら何かが変わると思ってたけど、あまり変わらないものですね。それを実感するのもまだまだ先かな。ただ、いつも横には奥さんがいて、2人で新しい家に住んで、そこで2人で暮らして、これから2人でずっと生きていくのだと思うと、すこ〜し怖くなったり…

大森靖子 & THEピンクトカレフ『トカレフ』

こっちであって欲しかった。つまり2枚目の『絶対少女』の後が『トカレフ』だったらとどうしても考えてしまう。このコメントの通りだと思う。 ああ、バンドの成長待てないなって思いました。若いなら共に生き急ごうとも言えましたが、なにせ最年少の私ですら…

Perfumeという価値観への脱構築/Perfume「Pick Me Up」

今ではPerfumeの楽曲を楽しめるようになった私ではあるが、デビュー当時の彼女たちはあまり好きではなかった。いや、正確に言えば「楽曲、そして、それに合わせて完璧に踊る彼女たちがあまり好きではなった」と言った方がいいかもしれない。 私が初めて彼女…

マンスリー・レコメンド 2015年3月号

マンスリー・レコメンド2015年3月号です。忙しかったですね。みんなそうだと思うけど、3月は本当にいろいろある。毎月、役に立ってるんだかさっぱりわからないんだけど、でもまあ部活みたいなものなので。少しずつ良くなっていくと思うので。

People In The Box『Calm Society』

こんにちは。お久しぶりです。kasecoです。去年の11月に初めてCDを借りて、以来ちょっと自分でもどうかしてるんじゃないかというくらいはまっているこのバンドの新しいシングルが気に入りすぎて、どうにも何か書かずにはいられません。というわけで、People …

ラルトーク#1 なぜラルクは尊いのか

*1 2015年春、今のところ特に稼働が発表されていないタイミングでこのブログのラルク馬鹿3人が集まって話をしました。なぜこれほどまでに我々はラルクに翻弄されているのか。どこで人生を間違ってしまったのか。否、なぜそれが幸せなのか。どうして音楽を山…

サザンオールスターズ『葡萄』

一言で「良い」「悪い」とはいえない奥深いアルバムだと思う。きれいごとに聞こえるかもしれないが本当にそうなのだ。最初に聴いた時に退屈だと思っていた曲が、次に聴いた時に印象をがらりと変える。サザンの中・後期以降のアルバムは一長一短で、個人的に…

風俗街の中心で愛を叫ぶ

「あの、これ」 そう言って、雑貨屋で見つけたドラゴンボールを、僕はアヤに手渡した。 「ありがとう」 とある風俗店の一室に、穏やかな空気が流れる。 彼女と初めて会ったのは、去年の春だった。地方出張のついでに訪れた風俗街。フロントに張り出された数…

椎名林檎『(生)林檎博’14 ―年女の逆襲―』

*1 徹底的に美意識が貫かれたステージだった。楽曲のアレンジもさることながら衣装、スクリーン、映像、ダンサー等のステージ全体の演出が異常に作りこまれていた。2008年の林檎博も今回同様さいたまスーパーアリーナ規模(今回は大阪城ホールでの収録)なの…

太平洋不知火楽団という青春

2015年3月28日、下北沢屋根裏で大好きな太平洋不知火楽団が解散する。 これまでにフジロックやサマーソニックに出演もしたけれど、自分にとっての彼らは小さなライブハウスで歌うのが一番好きだ。東京に出てきてすぐ知った彼らの最後を、とうとう観に行くこ…

3/23 ASIAN KUNG-FU GENERATION @ Zepp Fukuoka

特に名前のない この喜びを集めていまひとつ抑揚の無い日々に魔法を仕掛けて ライブ中盤で披露された「マジックディスク」の歌詞にあるこの2行は、音楽の本質、そして僕が足繁く通うライブというものの意義を見事に言い当てた数少ない言葉だと思っている。ア…

tofubeats「STAKEHOLDER」

tofubeatsが4/1にリリースする3rd EP『STAKEHOLDER』の表題曲。tofubeats、なんてめんどくさいんだ!「STAKEHOLDER」は日本語で「出資者」を意味し、tofubeatsは《君と利害関係したい》と歌う。これは彼なりのラブソングなのである。つまり彼は「君が好き」…