レビュー

サニーデイ・サービス「江ノ島」

こんにちはクラークです。 今回取り上げる曲は曽我部恵一率いるサニーデイサービスの隠れた名曲、「江ノ島」です。 サニーデイ・サービス「江ノ島」 この曲は彼らのディスコグラフィーの中でも特にカルト的な人気の高い『MUGEN』の7曲目にひっそりと収録され…

Ginger Wildheart『Albion』

はじめまして。GAOHEWGIIと申します。音楽ブログ、 CDレビュー GAOHEWGIIは深い井戸に向かって叫びました をやっています。お誘いをいただき、音楽だいすきクラブに参加させていただくことになりました。当面は洋楽新譜を毎週投稿予定です。参加者の皆様、読…

小沢健二「いちょう並木のセレナーデ」

こちらのブログでは一曲一曲を丁寧にレビュー、深読み、解釈していこうと思っています。取り上げる曲は洋楽/邦楽は問いませんが、基本的に歌詞のある曲に限定するつもりです。前回は自己紹介も兼ね、中村一義の主題歌について書かせていただきました。今回…

音楽感想画 - フジファブリック『TEENAGER』

どうも。ストロボライツです。同名のウェブマガジンをゆるく運営しています。 STROBOLIGHTS 今回はフジファブリックの『TEENAGER』というアルバムの全ての曲を、絵で描いてみました。 可愛い女の子がポージングしているわけでもなければ、美麗な風景が広がっ…

主題歌

みなさんはじめまして、くらーくです。この度、音楽だいすきクラブに入部させていただくことになりました。 軽い自己紹介をさせてもらいます。1988年生まれの25歳男です。音楽体験としては、14歳の時に通学途中に聴いた中村一義の「主題歌」という曲に「音楽…

散休レコード 第2回 ナチュラル ハイ『色彩カルテ』

みなさま、こんにちは。「音楽好きな類人猿」ことゴリさんでございます。 この企画は現在解散・活動休止中のバンドの作品の良さや魅力を語り、再評価していく連載です。散休(サンキュー)レコード第2回で取り上げるCDはこちら。 ナチュラル ハイ『色彩カル…

ACIDMAN『EVERLIGHT』

先日16日にリリースされたACIDMANのニューシングル『EVERLIGHT』。前作『新世界』からはなんと1年2ヶ月振り。これが素晴らしいので紹介を。 壮大かつ爽快なロックアンセムと評される本作は「ACIDMANっぽくない」とファンの間では賛否両論のようですが、揺る…

マキシマム ザ ホルモン『ぶっ生き返す』

ロックンロールとは、元々「快楽」を若者に提供する役割を果たしていた。1950年代後半に突如として現れ、若者達は一瞬でそのビートの虜となった。誰もがロックを聴いて踊り出し、夜も腰を振り合って踊る。エルヴィス・プレスリーもミック・ジャガーも、マリ…

SOUL'd OUT解散、ラストアルバム『To From』を聴いて

ヒップホップや日本語ラップの枠にとらわれず、自由な個性を爆発させているモンスターラップグループ、SOUL'd OUTが解散します。 9年ほど前、自分が中学生だった頃にレンタルしたシングル『To All Dreamers』からはじまったSOの新曲リリースと自分の思い出に…

Homecomings『I Want You Back EP』

最近自分が良く聴いている京都の若手(でいいかな?)Homecomingsです。 暖かい日差しを浴びながら、休みの日に川沿いの土手をこの1枚聴きながら歩きたい。疲れたら川を眺めて座って休んだらいい。東京で生活をする自分はどこか時間に追われているような感覚…

ART-SCHOOL『YOU』

こんなART-SCHOOLを待っていたのでとてもうれしい。素晴らしいアルバムなのでレビュー、というか感想を書きます。 まず木下理樹の声が以前より復活してるおかげで、歌がすごく届く。それが本当によかった。その影響か、元々のARTの魅力だったメロディーがき…

中村一義『金字塔』

1997年、中村一義が打ち立てた『金字塔』は、しばしば音楽界における「発明」と言われる。それほどまでに前例のない、オリジナリティの塊の作品である。 彼の発明は、メロディーに「歌詞」ではなく「会話」をそのまま乗せる、という前代未聞な試みである。句…

フィッシュマンズ『空中キャンプ』

一回目はどの作品にしようかという迷いはなかった。真っ先に語りたい、そして真っ先に紹介したい作品。フィッシュマンズの『空中キャンプ』である。いきなり断言してしまうが、私の中で、日本のポップミュージックでこの作品を超える作品は未だかつて現れて…

散休レコード 第1回 椿屋四重奏『深紅なる肖像』

みなさま、こんにちは。「音楽好きな類人猿」ことゴリさんでございます。 さて、はじまりました散休(サンキュー)レコード第1回目。この企画は第0回でも話したとおり、現在解散した、または活動休止したバンドのCDレビューを通して、その作品の良さや魅力を…

a flood of circle『KIDS / アカネ』

a flood of circleの両A面シングル『KIDS / アカネ』がリリースされた。 イントロの印象的な銅羅の音、そこから日本囃子とアフリカンドラムを融合させたような、そんな多国籍感と泥臭さに溢れたダンスビートの「KIDS」、ボーカル・佐々木の声と言葉を表に押…

散休レコード 第0回

どうも皆さん、はじめまして。「音楽好きな類人猿」ことゴリさんでございます。 さて今回「ネットの音楽オタクが選んだ日本のアルバムランキング」でおなじみ、ぴっち氏が「音楽大好きクラブ」という大変面白い企画をやり始めるということで「これは見過ごす…

BUMP OF CHICKEN『RAY』

アリーナ、さらにはスタジアムも似合うようなバンドになった、というのが最初の感想。 シングル曲「虹を待つ人」や表題曲「ray」でのシンセサウンドや四つ打ちといった新機軸がフィーチャーされている反面、このアルバムに収録されてる新曲は王道感のあるバ…

まるえつ・ノーリターン - 相対性理論『TOWN AGE』

前回の記事では「音楽だいすきクラブ」というブログにも関わらず、TSUTAYAでレンタルして観て衝撃を受けた『地獄でなぜ悪い』について書いてしまったので、今回は以前某講座で課題として提出した相対性理論『TOWN AGE』レビューをコピペしてました。ちょうど…

TAKUI『NUCLEAR SONIC PUNK』

現在、本名の中島卓偉名義でアイドルに曲提供したり、24時間耐久弾き語りをやったりと、勢力的に活動しているシンガーソングライターTAKUIの2000年のデビューアルバムがこの『NUCLEAR SONIC PUNK』だ。 このジャケット見て「おいおいビジュアル系かよ」と思…

小沢健二『我ら、時』

ようやく聴けた。小沢健二が2010年に行ったツアー「ひふみよ」のライブアルバム。 通常盤がリリースされたおかげで聴くことができた。15000円で販売された時はさすがに手が出なかったけど、通常盤なら大丈夫。気軽に小沢健二の音楽が聴けることがたまらなく…